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「1人区」自民と大差…民主、参院選に危機感

2015-04-15 13:23:07 | 日記

民主党「次の内閣」の会合に臨む岡田代表(右)と細野政調会長(14日、国会内で)
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民主党は、統一地方選の前半戦で苦戦を強いられたことから、来年夏の参院選に向けて危機感を募らせている。
統一選を党勢回復の「地盤固め」とするはずだったが、思うように候補擁立は進まず、地方議員が減少。
政権転落後続く党勢低迷の「負の連鎖」に、歯止めがかからない。
背景には、党の最大支持団体である連合の組織力低下など根深い問題もあるだけに、執行部は今後、難しいかじ取りを迫られそうだ。
◆険しい道
岡田代表は14日の党常任幹事会で、統一選前半戦の結果について「私の実感では(党勢低迷の)底は打ったのではないかと思うが、まだまだ道は険しい。
後半戦で、少しでも良い結果が出るようにお願いしたい」と訴えた。
党内には危機感が広がっている。
篠原孝・元農水副大臣は前半戦終了後、自身のメールマガジンで「長期低落傾向には何の変化も見られなかった」と言い切った上で、「安倍政権に疑問を呈する有権者の受け皿になれず、共産党に取って代わられた」として、思い切った党改革が必要との認識を示した。
◆負の連鎖
統一選で露呈したのは、「負の連鎖」が止まる気配が、一向に見えない党の実情だ。
政党支持率は、低迷を続けている。
読売新聞社の世論調査では昨年後半以降、10%前後を行き来し、4月の調査では7%に。
統一選の候補者擁立でも「公募をしても、なかなか人が集まらない」(民主党幹部)状況が強まった。
かつて小沢一郎代表(現・生活の党共同代表)は、節目の選挙に照準を定めて人やカネをつぎ込み、選挙に勝つ好循環を作ることにこだわっただけに民主党内からは「今の執行部には『次の選挙』に勝つことへの必死さが見えない」(党中堅)との不満もくすぶっている。
◆組織力低下
来年夏の参院選で勝敗のカギになる、改選定数が1の「1人区」でも、早くも苦戦を予想する見方が出ている。
「1人区」のうち、今回の統一選で県議選が行われた28県では、県議選の議席獲得率の平均が自民55%、民主8%と、大きく水をあけられたためだ。
連合の組織力低下も悩みの種だ。
労組の組合員数は年々減少を続け、1989年の結成直後に約800万人いた組織人員は2014年には672万人に落ち込んでいる。
賃上げなどで連合が政権依存を強めていることも、民主党には脅威となっている。
「民主党を、900万票くらいの比例票しか取れない政党でなく、2000万票取れる政党にしたい」
岡田代表は、統一選告示前の3月中旬、都内で開かれた連合幹部との会合で、こう意欲を示し、参院選での反転攻勢を誓った。
だが、12年の衆院比例選での獲得票は962万票、14年衆院選が977万票となっており、目標達成のハードルは現状ではきわめて高い。
2015年04月15日
08時52分
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