【高重治香】ソフトバンクは15日、フィンランドのスマホ・タブレット向けゲーム大手「スーパーセル」を、約1515億円で買収すると発表した。スマホ向けゲームを展開する子会社ガンホー・オンライン・エンターテイメントと合わせてグループのコンテンツ力を高め、世界市場での成長を加速させる狙いだ。
11月上旬までに株式の51%を取得する見通し。スーパーセルは2010年にヘルシンキで設立。敵と戦いながら村を作るゲーム「クラッシュ・オブ・クラン」、農業シミュレーションゲーム「ヘイ・デイ」が世界的にヒットした。今年8月までの7カ月間、米アップル社のアプリ販売サイト「アップストア」のゲーム部門の売上高で世界1位を記録した。12年12月期の売上高は約100億円で、13年はさらに伸びる見通しだ。
ソフトバンクは、世界100カ国以上で事業展開するスーパーセルのマーケティング力や知名度を、さらなる成長の足がかりにする。スーパーセルの取締役には、ソフトバンクの孫正義社長やガンホーの孫泰蔵会長らが就任する予定。最高経営責任者(CEO)はスーパーセルの現CEOイルッカ・パーナネン氏が続ける。買収にあたっては、ソフトバンクが8割、ガンホーが2割を出資した特別目的会社を設立する。
ガンホーは、スマホ向けゲーム「パズル&ドラゴンズ」を国内や北米、韓国でヒットさせた実績を持つ。
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