穂の国 春夏秋冬

古来よりこの地方(東三河)を表すことば・穂の国より,日々見たまま感じたままを綴っています。

雨の日はビデオ

2024年07月11日 09時36分55秒 | その他

 今日は朝から雨、梅雨空が戻ってきました。これでは外に出れないので以前録画しておいたビデオを見ました。ニュースと興味あるスポーツ中継くらいしか、この頃TVは見ません。その他はNHKスペシャル・歴史探偵・カンブリア宮殿などで、録画しておきます。今日見たのはNHKスペシャル「ヒューマンエイジ 人間の時代第3集”食の欲望”」です。80億人の食、安く手軽に手に入れるため油と糖に依存した人工的な食品に依存しています。この地球上には多くの飢えや栄養失調に苦しむ人いる反面、「フーディー」と呼ばれる金に糸目を付けず世界中を飛び回る富裕層の人もいます。トウモロコシといえば飼料に多く使用されていますが、加工して異性化液糖に加工されていることを初めて知りました。砂糖より液体に溶けやすく、また低い温度でも甘みを感じやすい特徴を持っているためアイスによく使われています。また、トウモロコシからは作られるデンプンに化学処理を施した「加工デンプン」が作られていて、劣化しにくく保水力もあることから出来立てでなくても美味しいコンビニの麺類、あるいは長期間保存しても、しっとりしたケーキができるそうです。このように1つの作物から人間に欠かせない成分を抽出し、保存や輸送に耐えられる食品を生み出すこの姿を「食の単一化」と言います。例えばハンバーガーは50%・チキンナゲットは40%・ミルクシェークは80%はトウモロコシ由来だということです。メキシコでは子どもの3人に1人は肥満で、このまま何の対策もしなければ大人になったとき2人に1人は糖尿病になるとのことです。これを防ぐために大切なことは教育です。膨大な食の需要を支えるために、世界では農地の拡大が続いています。しかし急激な拡大は自然破壊を招き、生物多様性を奪い保水力の低下から、砂漠化が進んでいます。食の単一化は糖分や脂質の取りすぎを招き、肥満・糖尿病・心筋梗塞などの原因になっています。便利な食品・おいしい食品・手軽に食べれる食品、どれもある意味危険が潜んでいます。しかし、今でも食に苦しむ人がいること・新興国の人口増加を考えれば、更に農地の拡大は避けて通れない問題かもしれません。人間の欲は限りがありません。しかし今や意識の変化を求め、知恵を出し、人間と植物が共生できる世界を作っていかなければならないと思いました。

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