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自分の自分による自分のためのブログ。
だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

初キスのためにポルノ観てダッチワイフ使ってドローンで盗撮した『グッド・ボーイズ』

2020年06月13日 23時42分17秒 | 映画


【基本情報】
⠀ 原題:Good Boys
製作年:2019年
製作国:アメリカ
⠀ 配給:パルコ

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:13/65
思春期✨:★★★★★★★★★★
⠀ 笑い😂:★★★★★★★★★★
下ネタ🥳:★★★★★★★★★★

【ストーリー】
小学6年生のマックス(ジェイコブ・トレンブレイ)、ルーカス(キース・L・ウィリアムズ)、ソー(ブレイディ・ヌーン)の3人は
同級生から“初キス・パーティー”に誘われる。
しかも、このパーティーにはマックスの想いを寄せるあの娘も参加するとのこと。

こりゃ行くっきゃないぜ!ってなるんだけど、
キスの経験が全くない彼らは、あの手この手でキスの仕方をリサーチ。

しかし、あることがきっかけで3人は絶交の危機に、、、!
果たして、彼らは無事に初キスすることができるのだろうか。

【感想】
これは今年一番笑ったwwwww
下ネタ全開の超思春期映画!!
童貞卒業を目指す『アメリカン・パイ』が好きな人なら絶対ハマると思う!!

アメリカならではのお下品コメディで、
好奇心満載のガキンちょたちによる大冒険は、
男子ならきっと共感できるはず!!
「無知であること」がこれほど羨ましいと思ったことないわ!!

もうさ、しょっぱなから掴みOKなのよ。
PCゲームのアバター作りで、
性別を女性にしておっぱいを大きく設定してニヤニヤしちゃうところで、
手段は現代なのにやってることが不変すぎて笑うwww

さらに、キスの仕方を探してネットでポルノ動画を閲覧したり、
心肺蘇生人形(と本人たちは思ってるけど実はただのダッチワイフ)でキスの練習をしたり、
挙げ句の果てには近所のお姉さんがよく彼氏とイチャついてるから
ドローンを飛ばして観察しようとしたり(これが事件の発端になるんだけどw)。

とにかく、思いつくことを何でもやるってのが気持ちいいよね。
大人になるとリスクとか考えて行動に移すまでに時間がかかるけど、
子供だからそんなことお構いなしに、
後先考えずにどんどん突き進んでいくところが
テンポのよさに繋がってていいなって感じる。

しかも、小6だからさ、知識も行動範囲も著しく制限されるわけ。
そこがまた面白いポイントで。
面白い物語は「いかに枷(制限)を設けるか」って昔習ったことがあるんだけど、
小6という存在自体が、下半身世界においては制限そのものなんだよね。

下半身に関することをほとんど何も知らないからこその勘違い行動は館内大爆笑(笑)
なるほど、大人のおもちゃをそう捉えるかってwww

大人だと普通のことが、子供にとっては未知のこと。
だからこそ、彼らなりに知ろうと奮闘する姿は、
何でも知ってしまった大人からすると懐かしくもありまぶしくもある。

それをね、万国共通の下ネタを通して描いているから面白くないわけないよ(笑)

「男の子って本当にしょーもないよね!」ってどこからか聞こえてきそうだけど、
笑いあり、下ネタあり、ゲロありの本作はマジで観て欲しいwwwww

映画『グッド・ボーイズ』オフィシャルサイト

映画『グッド・ボーイズ』オフィシャルサイト

 

大ファンのミュージシャン本人にパートナーを取られてショボーンな『15年後のラブソング』

2020年06月13日 23時15分25秒 | 映画


【基本情報】
⠀ 原題:Juliet, Naked
製作年:2018年
製作国:アメリカ・イギリス合作
⠀ 配給:アルバトロス・フィルム

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:32/64
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ 笑い😂:★★★★☆
ロマンチック😍:★★★☆☆
⠀ ⠀ ⠀ ⠀ アホ🤪:★★★☆☆

【ストーリー】
イギリスの港町サンドクリフに住むアニー(ローズ・バーン)と、
パートナーのダンカン(クリス・オダウド)。

ダンカンはかつての伝説的なロック歌手
タッカー・クロウ(イーサン・ホーク)をこよなく愛し、
自身でファンサイトを管理するほど。

ある日、ダンカンはタッカーのデモテープを手に入れるも、
その出来栄えについてアニーと意見が反り合わず。

アニーはファンサイトに「マジで退屈だ」と書き込み、ダンカンと仲違い。
しかし、その書き込みを見たタッカー本人から「キミは正しい」と連絡が。

そこからメル友のような関係が続いた後、
ひょんなことから会うことになり、2人の関係が急展開に。

【感想】
これはマジで笑うwww
設定とキャラがわかりやすいのがよかった。

ダンカンの目線に立つならば、自分の大ファンのミュージシャンに
パートナーが取られるみたいな感じだから、
その設定が面白い(笑)

そして、キャラがわかりやすいのもウケるポイント。
タッカーは本当にミュージシャンのしょーもなさを体現しているかのようで、
母親の違う子供が3組もいるからね(笑)

タッカーが心臓発作で倒れたときなんか、
お見舞いにその子供たち、母親、さらにはそのパートナーまで来て、
しっちゃかめっちゃかになるのは笑った(笑)

でも、アニーは惹かれちゃうからねー。
やはり、ミュージシャンにはモテる何かがあるのかなと(笑)
とはいえ、タッカーがそこまで魅力的かと言えば、
もはや腹の出た女にだらしないただのおっさんだし、
アニーもダメンズが好きそうな感じはしない。

これについてはタイミングでしかないのだけど、
ちょうどパートナーのダンカンに浮気された後だし、
町のおばあちゃんに「若い頃冒険しとくべきだった」
みたいなことを聞いた後なので、
完全に外的要因が影響を与えた気がする(笑)

そして、もっと笑えるのがダンカン。
タッカーに初めて会ったときに本人と気づかず、
失礼な態度取っちゃうところは爆笑必至(笑)

ただ、彼のタッカーに対する想いはすごく考えさせられる。

ダンカンは自身が世界で一番タッカーファンだと自負しているから、
興奮のあまり自分の哲学を本人にぶつけるんだ。
「あの曲ってこういうことだよね!」、「あれはマジ名曲だよ!」って。

とはいえ、タッカー本人の思惑はまったく違ったりするから、
「何も知らないくせにあーだこーだ言うな」とピシャリ。

そんな中で、ダンカンは
「でも、あなたがなんと言おうとあれが名曲であることに変わらない。
 なぜなら、僕の心に大きな影響を与えたからだ」と。

音楽に限らず、絵や映画もそうだと思うけど、
作った人の思惑と、受け取った人の感じ方は必ずしも一致しないだろうから、
そこのギャップってみんなどう考えているのかってのは気になる。

こうやってただのラブコメに終始せず、
作品に対する作者とファンの受け止め方の違いなんかも
垣間見れたのはよかったなー。

いい歳した大人たちが、
年齢を感じさせずにワイキャイする姿は見ていて清々しいというか、
自分もまだまだ人生楽しめそうだなって思わせてくれるから好き。

あと、子役の男の子が超絶かわいい。

映画『15年後のラブソング』公式サイト

映画『15年後のラブソング』公式サイトです。

映画『15年後のラブソング』公式サイト

 

落ち込んだりもしたけれど、やりたいことやり続けたら夢も金も旦那も手に入った『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

2020年06月13日 00時44分35秒 | 映画


【基本情報】
⠀ 原題:Little Women
製作年:2019年
製作国:アメリカ
⠀ 配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:19/63
切ない🥺:★★★★☆
⠀ 感動😭:★★★☆☆
⠀ 笑い😂:★★★☆☆

【ストーリー】
これは、マーチ家四姉妹の「自分の求める人生に向かってどう歩んでいくか」
を描いたヒューマンドラマである。

結婚を夢見る長女メグ(エマ・ワトソン)。
小説家を目指して日々執筆に取り組む次女ジョー(シアーシャ・ローナン)。
病弱で病と闘う三女ベス(エリザ・スカンレン)。
絵の才能があり、お金持ちに憧れる四女エイミー(フローレンス・ピュー)。

個性豊かな四姉妹は、時にぶつかり合い、
理想と現実の間で葛藤しながらも、それぞれの人生を生き抜いていく。

【感想】
(有名すぎる話なので、ちょいとネタバレ入ってます)

ルイーザ・メイ・オルコットの自叙伝的小説を原作とした映画だけど、
なんと映画化されたのはこれで10回目。

僕は現在視聴可能な5作品を事前に観ていたのだけど、
今作はそれらすべての要素を盛り込んだ上で、
シーンはすべて再構築され、
さらに現代の女性らしい視点を加えた、
まさに「すべてを詰め込んだ総力戦」の『若草物語』であった。

理想と現実のギャップ。
結婚に必要なのは愛なのかお金なのかという葛藤。
そもそも結婚が女性の幸せなのかという疑問。

特に、初の女性監督ということで、
女性の立場からするとより響く内容になっているかもしれない。
女性にはぜひ観ていただきたい映画。

メインは次女のジョーになるのだけど、
この映画には2つのテーマがあると思う。

ひとつは、自分の夢を追いかける話。
もうひとつは、恋愛の話。

とにかく彼女の小説家になりたいという想いの強さは凄まじく、
それはあんなに仲睦まじくしていたローリー(ティモシー・シャラメ)からのプロポーズを断るほど。

ジョーは嗜好の不一致を挙げていたけど、
単に彼女は結婚することで人生が詰むってずっと思ってたんだよね
(後にそんなことはなかったとわかるのだけど)。

ちなみに、このときのローリーの必死の告白の演技がすごくよくて。
「ああ、ずっと気持ちを伝えたかったんだな」
って観ているこっちが微笑ましくなる。

その後もジョーは書いて書いて書きまくって、
ダメ出しされて落ち込んで、それでも書いて。

でも、何年かして「自分には愛されることが必要だ」と感じ、
ローリーの気持ちに応えようとしたんだけど、時すでに遅し。。。

彼はまさかのエイミーと。
「お姉ちゃんダメで、妹いくか?普通」とは思うけど(笑)
とはいえ、切ない。。。
あんなにいっしょにいたのに。。。
あのとき受け入れていれば。。。

でも、ジョーは言ってるんだよね。
「女性だって、野心はあるし才能もあるし美しさもある。
なのに、女性の幸せが結婚だけだなんて間違ってる!」
って。
こんなにはっきり言ったのは過去の作品にはなく、
今回が初めてなんだけど、女性が活躍できる今の時代だからこそ、
あえてセリフとして入れたんだなと感じた。

とはいえ、ジョー自身寂しさを抱えていたのも事実。
だから、そんなタイミングで現れたベア教授(ルイ・ガレル)と
くっついちゃうのかもしれないね。
完全にタイミング物語(笑)

ただ、気になる点もちょっとあって。
今回は過去作との差別化を図るため、ジョーが過去を振り返る形で進んで行くから、
時系列が行ったり来たりしてて、初めて観る人はわかるのかなと。

あと、ジョーとベア教授の馴れ初めがほとんどなくて、
2人がくっつくのがかなり唐突に感じるかも。
過去作品では、2人の仲が深まるシーンがいくつかあるから
自然だなと感じるんだけど。

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ | 6月12日(金)全国順次ロードショー

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』6月12日(金)全国順次ロードショー

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ | 6月12日(金)全国順次ロードショー