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だったけど、もはや自分の備忘録としての映画やドラマの感想しかないです。

落ち込んだりもしたけれど、やりたいことやり続けたら夢も金も旦那も手に入った『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』

2020年06月13日 00時44分35秒 | 映画


【基本情報】
⠀ 原題:Little Women
製作年:2019年
製作国:アメリカ
⠀ 配給:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

【個人的順位】
鑑賞した2020年日本公開映画ランキング:19/63
切ない🥺:★★★★☆
⠀ 感動😭:★★★☆☆
⠀ 笑い😂:★★★☆☆

【ストーリー】
これは、マーチ家四姉妹の「自分の求める人生に向かってどう歩んでいくか」
を描いたヒューマンドラマである。

結婚を夢見る長女メグ(エマ・ワトソン)。
小説家を目指して日々執筆に取り組む次女ジョー(シアーシャ・ローナン)。
病弱で病と闘う三女ベス(エリザ・スカンレン)。
絵の才能があり、お金持ちに憧れる四女エイミー(フローレンス・ピュー)。

個性豊かな四姉妹は、時にぶつかり合い、
理想と現実の間で葛藤しながらも、それぞれの人生を生き抜いていく。

【感想】
(有名すぎる話なので、ちょいとネタバレ入ってます)

ルイーザ・メイ・オルコットの自叙伝的小説を原作とした映画だけど、
なんと映画化されたのはこれで10回目。

僕は現在視聴可能な5作品を事前に観ていたのだけど、
今作はそれらすべての要素を盛り込んだ上で、
シーンはすべて再構築され、
さらに現代の女性らしい視点を加えた、
まさに「すべてを詰め込んだ総力戦」の『若草物語』であった。

理想と現実のギャップ。
結婚に必要なのは愛なのかお金なのかという葛藤。
そもそも結婚が女性の幸せなのかという疑問。

特に、初の女性監督ということで、
女性の立場からするとより響く内容になっているかもしれない。
女性にはぜひ観ていただきたい映画。

メインは次女のジョーになるのだけど、
この映画には2つのテーマがあると思う。

ひとつは、自分の夢を追いかける話。
もうひとつは、恋愛の話。

とにかく彼女の小説家になりたいという想いの強さは凄まじく、
それはあんなに仲睦まじくしていたローリー(ティモシー・シャラメ)からのプロポーズを断るほど。

ジョーは嗜好の不一致を挙げていたけど、
単に彼女は結婚することで人生が詰むってずっと思ってたんだよね
(後にそんなことはなかったとわかるのだけど)。

ちなみに、このときのローリーの必死の告白の演技がすごくよくて。
「ああ、ずっと気持ちを伝えたかったんだな」
って観ているこっちが微笑ましくなる。

その後もジョーは書いて書いて書きまくって、
ダメ出しされて落ち込んで、それでも書いて。

でも、何年かして「自分には愛されることが必要だ」と感じ、
ローリーの気持ちに応えようとしたんだけど、時すでに遅し。。。

彼はまさかのエイミーと。
「お姉ちゃんダメで、妹いくか?普通」とは思うけど(笑)
とはいえ、切ない。。。
あんなにいっしょにいたのに。。。
あのとき受け入れていれば。。。

でも、ジョーは言ってるんだよね。
「女性だって、野心はあるし才能もあるし美しさもある。
なのに、女性の幸せが結婚だけだなんて間違ってる!」
って。
こんなにはっきり言ったのは過去の作品にはなく、
今回が初めてなんだけど、女性が活躍できる今の時代だからこそ、
あえてセリフとして入れたんだなと感じた。

とはいえ、ジョー自身寂しさを抱えていたのも事実。
だから、そんなタイミングで現れたベア教授(ルイ・ガレル)と
くっついちゃうのかもしれないね。
完全にタイミング物語(笑)

ただ、気になる点もちょっとあって。
今回は過去作との差別化を図るため、ジョーが過去を振り返る形で進んで行くから、
時系列が行ったり来たりしてて、初めて観る人はわかるのかなと。

あと、ジョーとベア教授の馴れ初めがほとんどなくて、
2人がくっつくのがかなり唐突に感じるかも。
過去作品では、2人の仲が深まるシーンがいくつかあるから
自然だなと感じるんだけど。

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ | 6月12日(金)全国順次ロードショー

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』6月12日(金)全国順次ロードショー

映画『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』 | オフィシャルサイト | ソニー・ピクチャーズ | 6月12日(金)全国順次ロードショー

 


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