明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ニュースに一言(6)オミクロンの分析・・・私の独断ですが

2022-02-02 16:50:29 | ニュース

ちょっと考えたのだがコロナが収まった昨年末、しばらく平穏無事な生活が戻って来たように思えた年末から、今度は南アフリカでオミクロン株が蔓延してきた。第一波から第六波まで、このような感染爆発・急激な収束を繰り返すのは何故なんだろうか。この原因は、私はウィルスの DNA 自体にある筈だと思っている。

まず最初にオミクロン株が変異して一人の人に感染したとする。それを「親世代」と考えると、次に感染する人は「子世代」になるわけだ。そしてその次に感染する人は「孫世代」、そして「曾孫世代」・・・「玄孫世代」・・・とずっと数えていく。そしてこれからが私の想像だが、ウィルスも感染・増殖を繰り返して世代が進んでくると、「ある回数」分裂・増殖すると寿命が尽きて、それ以上「感染する力」がなくなるんじゃないだろうか。勿論、これには何のエビデンスも無いが、地球上の生命の全てに言えることは「命には限りがある」ということである。ウィルスが生命かどうかは別として、ある種の生命が「感染力が強く」爆発的に増える場合、餌になる生物が「尽きる」方向に無制限に進むのではなく、増えた生命側が一定の数に達したら「自分から死んでいく」方向に舵を切るというのが、地球上の生命全般に共通の「基本摂理」だと思う。

14世紀にヨーロッパで大流行したペストのように、致死率60%というような激烈な感染症であっても、それで人類が死滅することはなかった。勿論、当時のヨーロッパの人口が半分に減ったくらいの深刻な影響があったのは確かだが、結局どうやって人々は生き抜いたかというと、ある時期にペストの側で「自然消滅した」のである。エボラ出血熱でもSARS でも同じ結果を辿った。我々人間側が有効な治療薬を見つける前に、ウィルス側が「自分から消えてなくなった」というのが本当のところだと私は考えている。

人間の DNA にも「寿命遺伝子」というのがあって、自身を複製する回数が一定のレベルに達するとアポトーシスとか言って、その細胞は「自然に自死する」ように出来ているらしい。コロナウィルスにも必ず「その手の仕組み」が組み込まれていて、地球上の生物が形作る「食物連鎖」を壊さないようなブレーキが働くのだ。

たとえば海亀の子供が海に向かってヨチヨチと必死に砂浜を這って、やっと水の中に入ったとしよう。中には水に入る前に、海鳥に攫われて雛鳥のエサになるものもいるし、水に入ったものも「大型の魚やサメ・シャチなど」に食われてどんどん減っていき、最後まで生き延びるのは「半数に満たない」といわれている。我々から見ると実に可哀想だが、もしこれが全員安全に成長して親亀になるとした場合、どうなるだろうか。5年もしないうちに広大な海辺は「成長した亀で溢れんばかり」になって周辺の餌を食べ尽くしてしまい、100年もしたら地球上の海という海が「亀だらけ」になって、亀自身の食べるものがなくなって「亀も餌も」両方死滅してしまうだろう。海は亀の死骸で一杯になる。

地球が何億年もの間、美しい生命バランスを保って何万種という生物が共存共栄していられるのも、この「生命コントロール機構」と「生物ヒエラルキー」の仕組みがあるからなのだ。人類は生物ヒエラルキーの頂点に立ち、既に何千という種を絶滅させてきた。人類は近代に入り急速に増殖して、今や70億人を数えるまでになっている。しかも一層増え続けているというから恐ろしい。増え続けた人類は、この先どうなっていくんだろう?。地球はその莫大な人口を支えられるのか?

私が思うに「感染症」こそが、人類の人口爆発を阻止できる「唯一の光明」ではないかと考えた(勿論これは、地球の生物がそれぞれに生命を全うしながら共存して安定状態を維持していく、という立場からの意見である)。人類が増え過ぎてくると新たな感染症が流行って「個体数」が一気に減少し、際限のない増殖に「歯止め」がかかるという仕組みである。

しかしその感染症は「人類が死滅しない程度で、自然に消える」ように出来ているのではないだろうか。少なくとも過去の感染症においては、そうだった。これは限られた地球の資源を一つの種で「独占しない」ための「セーフティプログラム」である。コロナに対するワクチンという武器はある程度の抑止効果はあるようだが、決して決定的にウィルスを駆逐するものではない。一番大きな要素は、ウィルスの「増殖世代」だと思う。1回の増殖・感染に必要な日数が「オミクロンの場合3日」かかるとして、感染者の体内で分裂増殖する累計回数が「10回から12回くらい」に達すると、自然と DNA の増殖力が消滅して、4週間から5週間でピークアウトするんじゃないかと考えている。これがコロナの「生成消滅の原理」である。

勿論、何の科学的根拠も無い。だが大事なことは、コロナで重症化する人数は一定数必ず発生するが、あなたがその中に入るかどうかは「全く別の話」だということ。卵から孵化した亀は一斉に海水を目指して砂浜を必死に這っていくが、ある亀が食われるか「その隣にいた亀」が食われるか、の違いである。全体から見ればどちらでも同じことだが、食われる本人にすれば「生きるか死ぬか」の大問題なのだ。赤ちゃん亀だって、それぞれ必死なのである。だから私はマスクをして手洗い換気もしっかりと行い、殆ど他人と口をきかず、家に籠ってコロナの過ぎ去るのを待っているわけ。

そんなの「ずるいー!」って?・・・理屈はない、生き延びた者が勝者なのだ。悪しからず。


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