明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフの愉しみ(53)自宅練習で、ひたすら形を固める

2020-12-06 15:10:59 | スポーツ・ゴルフ

1週間ばかり練習をしなかったら、やっぱり当たりがでない。ゴルフは再現のスポーツと今更ながら思い至った。練習しない人はそれだけ下手になるし、コースに出る回数が少なければ、スコアに直結する小技も距離感もなくなってしまう。これは当然の結果だ。だが練習は面白くないし、コースに行くのも面倒だし。そういう場合は、どうするか。

上手くなるのは諦める、というのは単純過ぎるので、ここでは練習場に行かなくても効率的な練習方法を考えてみた。いずれも誰でも思いつく方法だ。しかし要は、長く続けることである。継続は力なりなんて洒落たことを言わなくても、結果が出るまで続けること、これだけだと思う。まあ、やるかやらないかは「あなた次第」だが・・・。

とにかく忘れないうちに、私の始めた練習方法を書いてみる。

1、スイングはワンピース
インパクトは通過点という考え方があるが、タメを作ってスイングスピードを上げるためには、インパクトは「なければいけない」。ただ、素振りの方が実際にボールを打つよりもスイングスピードは上がるのが普通なので、インパクトを作るにしても「打って終わり」では力が伝わらない。出来るだけ「長いインパクト」を目指すのが結果が出そうだ。インパクトの範囲を30cm位に伸ばすこと。そのインパクトを、スイング全体としてワンピースに振ることができれば理想だ。古江彩佳などはアドレスからフィニッシュまで、全く力感が変わらずに振っている。このワンピース感がショットの安定につながっていると思うのだ。デシャンボーもラームもDJも、試合ではマン振りはしていない。インパクトで最大の力を出すためには、最初から全力で振りに行ってはダメなのである。体全体の力加減のバランスを変えずにインパクトのスピードを上げるには、腕以外の力を上げなければならないということだろうと思う。だから私はワンピース・スイングにこだわってみたい。スイングの中の個々の部分は練習するにしても、最後はワンピースに組み込まれるまでは、まだスイングとしては完成じゃないと思っている。つまり、ワンピース・スイングが目指すべき理想形になる。

2、バックスイングでは頭を右に振る
切り返しのタイミングをどうやって取ろうかと悩んでいる時、タイミングが取りやすい例の方法に戻してみた。つまり鈴木愛の、頭を右に揺らすバックスイングである。頭は右に揺らしているが、下半身(=右足と腰)はそれほど右には動いていない。この方法だと、その後に切り返しから左に体重を乗せやすくなる。ただ、この時に右の股関節を折るのがポイントだと思う。前傾姿勢を変えずに背骨の軸を「右15度」に傾けて、インパクトからフォローまで「その角度を変えない」のが良いと思っている。頭の高さは変えないで下を向いたままクラブを上げていき、右足の股関節に意識をして体重をのせること。バックスイングの最重要部分はインパクトに向けて「沈み込むこと」である。

3、インサイドインの軌道
フェアウェイウッドを練習していて気が付いたが、クラブが長くなるとスイング軌道がどうしてもアウトサイドから入りやすくなる。それで引っ掛け気味の当たりが出て、インパクトの感触も悪かった。勿論飛距離も全然出ていない。それでスイング軌道を見直して「インサイドイン」に当てるようになってから、高い球が出るようになり、当たりも分厚くなって飛距離が出た。これは他のクラブでも言えることで、インサイドインの軌道が一番フェースの当たる方向に力が集中する、と思われる。ちなみにフェアウェイウッドは今まで大の苦手だったが、今は好きなクラブになりつつある。これも正しくフェースに当たる体験があってこそ、であると思った。これはドライバーにも当然通用する理論なので、気をつけて練習したい。

4、左全体重で、手の位置を出来るだけ低く振る
切り返しで左足、特に左股関節に完全に乗る。これはお約束だ。左のお尻を引き、左側筋を伸ばすことでパワーが出る。右足をベタ足にすることが強さの秘訣みたいに言われているが、YouTube の「浦大輔のかっとび塾」でやっていたが、右足は上げる方が飛距離が出るという。左に全体重を乗せながら左股関節で受け止めることで、スイングの力が「下に向かって放出される」からだ。右足ベタ足では、どうしても右に体重が少し残ってしまう。そうすると「ちゃごるTV」で言っているように、腰の高さが左が高くなってしまうのだ。左腰を切り返しで右腰より高く持ちあげると、身体が浮いてしまい、スイングパワーが逃げしまう。インパクトまではずっと軸の前傾を保ち、肩を回してクラブを「下向き」に振っていきたい。そのためには手の位置を出来るだけ低くして、右手を大きく使うこと。そうしないと右肩が縮こまって、インパクトに向かう「助走距離」が足りなくなってしまう。卓球の試合をテレビで見ていると、フォアハンドの強いスマッシュは大概「腕が伸びている時」に出ているように感じられる。野球のピッチングなどでスナップを効かせるときは腕を曲げて投げているが、本当に速い球を投げようという時は「肘は身体から離して」いるのではないか。なので、ゴルフでも肘を離して、出来るだけ身体から遠くをクラブが通るように振りたい。

5、インパクトの直前までリリースしない
スイングの完成は、最後はインパクトの質である。どんなに綺麗にスイングしても、インパクトの質が悪ければ飛距離は出ない。形はいいけどボールが飛ばない「残念なスイング」になってしまうのだ。これでは練習する意味がない。真っ芯で分厚いインパクトにするには、フェースを出来るだけ立てて、ボールを「前に」飛ばさなければならない。そのためには左腕を低く伸ばし、右手首を背屈させたまま、出来るだけリリースを遅らせるほうが良い。インパクトのタイミングを合わせるために「左手を止める」のではなく、左手はスピードを遅くせずそのまま振り抜いて、右手を「地面に押し付ける形」でインパクトを迎えたい。その時の感覚としては、右掌は「下を向いている」のが理想である。その形でボールにコンタクトしたら、リリースはクラブヘッドがインパクトの後「20cm」位走ったあと、ということになろうか。自分としては、インパクトまではリリースしないで振っていく感じになる。

以上である。。そして、フォローを見送った後にやっと起き上がって、最後までフィニッシュを決めること。これを最初はゆっくり10回ほど繰り返したら、同じイメージで3回「出来るだけ速く振る」。これで1セットだ。練習場にいかない日は、これを自宅で3セットほど繰り返してからハイボールを飲む。運動をした後のハイボールは特に旨いのだ(最近は、角ハイボールの350ml缶、156円がお気に入りである)。後は本番で「ナイスショット連発!」と行けばいいのだが・・・。


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