明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

引っ越しする前に考える事(3)まず奈良と京都、住むならどちらがいい?・・・徹底比較 ③ 介護

2023-06-28 16:47:00 | 今日の話題
3、病院・介護
私は現在脳梗塞のリハビリ中なので(9年目に突入!)、しっかりとした脳神経内科のある、出来れば大きな病院の近くに住むのが何かと安心で便利である。今は慈恵医大付属病院の隣にある柏リハビリ病院に通っているが、不意の目眩があったりしてもすぐ見てくれるので非常に気が楽だ。こないだも隣町みたいな藤代で友人とゴルフを楽しんでいたら急に「クラクラっ」と目が回って座り込んでしまう事があり、心配なので帰りにちょっと病院に寄ってCTを取ってもらったりして、何ともないとお墨付きを貰って事なきを得た。とにかく病院が近いというのは「第一条件」である(2番が家賃)。
 
この先10年か15年もしたら年取って歩けなくなり、独りでは生活出来なくなればアパートを出て「介護付き有料高齢者施設」に入らなくてはならなくなる。そうなったらサッサとお迎えが来る方が、余っ程気が楽だろうと考えたりする。要するに「ピンピンコロリ」であるが、そうは問屋が卸さないのが人生だ。私はどうなるのかと考えると、夜も眠れなくなる・・・というのはウソで、年取ると日中うつらうつらするのが当たり前なのだ。まあ正直言えば、将来は「不安」でしかない(まだ終活を始めたばかりである)。一言付け加えると私は施設に入った経験が有り、大体様子は分かっているが「とにかくお金の準備」が無いと悲惨な事になるってことだけは確かだ。何は無くともお金使わないで貯めて置くに限る。施設管理者に言わせると入居者で一番問題なのが「認知症の患者」で、夜中にあちこち徘徊されるのが特に困るらしい。私の場合もある時、夜中の3時頃に患者がいきなり部屋に入ってきて、真っ暗な入り口に無言でボーっと立っていた事があった。もう、「怖過ぎる」からヤメて〜!
 
とにかく、病院が近いということであれば京都でも奈良でも、都市部の大学病院などが「設備も最新」で良いんじゃないだろうか。何しろ夜中に突然意識が無くなったりした場合は「自分で救急車を呼ぶ」事が出来ないので、そのままお陀仏ということになりかねない。万一の場合に「セコムなどの見守りサービス」にでも加入してなければ、何があっても「全部お陀仏」なんである。以前テレビでやっていたが、一般市民が開発したアプリでお年寄り何十人かを一括して管理し、「生きてるかどうかを確認する」サービスの運用を紹介していた。私は身寄りのない独居老人の「孤独死を防ぐ方法」として、公的機関や役所でやったらいいのにと真剣に思ったものである。私のような独り者に取っての一番の課題は、孤独死で周りに迷惑をかける事、それだけなのだ。
 
とにかく介護施設に入ったらもう、どこに住もうと場所は関係ない。昼間はうつらうつらしつつテレビを見て、夜になったらベッドに横になって「只ひたすらお迎えを待つ」ばかりである。だからそれまで間にどれだけ人生を楽しめるかが勝負だ。そう考えれば「介護施設」に関しては、京都でも奈良でも「どっちでも良い」ってことかも。


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