明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

金子勝がツィートで核心を突く?

2019-11-18 15:43:34 | ニュース
内容は「困った時の麻薬逮捕」と題して、16年1月の甘利明現金授受問題と2月の清原逮捕、19年2月の沖縄辺野古基地県民投票とピエール瀧、そして今回の安倍内閣桜を見る会問題を吹き飛ばした沢尻エリカと、その不思議な関係を暴いて警鐘を鳴らしたものである。ところが立川志らくの「グッとラック」で政権陰謀説だと一蹴、そんなタイミングよく逮捕するなんて出来るはずがないと言い放つ。どっちが正しいのかは分からないが、私はどうも志らくに軍配が上がりそうだ。

その理由は2017年2月、政界を揺るがした大事件「森友学園土地売買疑惑」が国会追求されて大問題になっており、続く加計学園問題の野党の激しい攻撃に安倍政権が吹っ飛びそうな勢いだったのにも関わらず、その時は麻薬絡みの大物有名人は出ていなく、もみ消しに使えそうな「逮捕時期を自由に出来そうな事件」も起きていなかったのである。麻薬問題は「被害者がいない」という意味では、緊急性のない犯罪だが、今回の沢尻に関しては唐突というよりは何か出来すぎの感がアリアリなので噂が出たのだろう。何よりも、「MDMAの隠し場所」が余りにも日常的なので、私としては「よくこんなところに隠していたな」という印象だ。

風邪薬のカプセル2つに入って化粧ポーチに入っていた、とニュースに出ていたようだが、確かに風邪薬のカプセルであれば「そんなに簡単に見つかる」というのは驚きである。警察は麻薬犬でも連れてきていたのかとも思ったが、もし他の本物の風邪薬と一緒にパッケージに入っていたら、ちょっと見分けるのは難しいんじゃないだろうか。ネットでは密告者の線も噂になっていて、麻薬関係は相当に複雑である。それにしても、自宅に踏み込んで何も見つからなかったら大失態の危険があった。だから、余程の確証がなければ出来ないと思うので「警察も麻薬を発見できる自信」があったに違いない。前々から内偵を進めていたということだろうが、国母和宏といい田代まさしといい、「今月が麻薬撲滅強化月間」だというのもタイミングが良すぎる。それで金子先生もついつい気軽にツィートしてしまったのだろう。

噂やデマの飛び交う世界だから私は余り深入りしないことにしているが、さすがの金子教授も安倍政権憎しの勢い余って「勇み足」だった、というお話。まあ安倍政権なら「やりかねない」けど、どうやら今回は「ラッキー!」な事件で終わりそうである。私も岩波新書「平成経済 衰退の本質」で金子教授を絶賛した手前、ちょっと一言申し上げておきたかったので緊急発表した次第。この発言、「教授の本」の信用度とは何の関係もないのでご安心を。

それにしても、麻薬もタバコも「求める気持ちは同じなのに・・・」と思っちゃいますね。つまり、犯罪要件は満たしてないけど、やってる人は「忌み嫌われる」、ていうのが順当な扱いなんじゃないの?、という程度でいいと思います。アメリカあたりでは大麻が合法の州があるそうだし、今回沢尻が行っていたスペインも大麻は合法だっていうし。それで違法に儲けている連中を取り締まるべきで、一つの方法は「国で管理して安く提供する」ってことで問題の殆どは解決する。昔の「禁酒法」と同じだね。人間、いけないと言われると無性にやりたくなるらしい。そう言えばアルコールはどうなのかな。アルコールで死ぬ人だっているから、同じ薬物依存だといっても間違いデアはない。今話題のギャンブルだって、それで身を持ち崩すっていう点では麻薬と同じだから、麻薬禁止の法的根拠は非常に難しい。要は、一度吸ったら「止められない」ってところが「依存症の怖いところ」だから、むしろ依存症カウンセラーの対象にするのが妥当だと思うけど。つまり犯罪と言うよりは、「依存症」として患者にするのが正しい対応である。

なお、私は決して「タバコも麻薬も同じ犯罪だ!」という過激な意見に同調するものではありませんので、ご安心を。

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