明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

0ゴルフはセカンド勝負(9)とうとうハンドファーストが打てた!

2022-05-20 18:06:32 | スポーツ・ゴルフ

今年初ラウンドで散々の失態の後、どうも天気も悪くて1週間ほど練習せずダラダラしていた。しかし1週間もクラブを握らないと、なんとなく体が「練習したい!」と求めてくるのだ。それでそろそろ暖かくなってきた事だし、今日久し振りに行き付けの練習場に行ってみた。持っていったのは「7番アイアンとスプーン」の2本だけ。色々持っていくよりは、まずこの2本で「スイングを固めよう」と思ったからである(殊勝な心掛けだ)。

1、まずは7番アイアンから
アドレスの位置を確認し、左肩をボールよりも「右側」まで回転させ、スイングプレーンをインサイドアウトになるよう気をつけて、腰をグッと開きながら前傾したまま「思い切って」振り切る練習だ。マン振りに近いスピードで振ったので、大体130〜140ヤード前後の飛距離が出たと思う。まずは「力を入れて」しっかり振ること。しばらくそのスイングで、あれこれ試行錯誤しながら練習していたが、どうも当たりが「トップ」しているようなので、試しに「インパクトでクラブを地面に押し付けるように手首を下に動かして」見た。すると、なんとこのちょっとした変更が「ドンピシャにハマって」すごい球が飛び出していって、打球は150ヤードのネットの2段目に直接当たったのである(おおっ!)。打った後の手の感覚は「まさに芯で捉えた」今までに無い位の気持ちの良い打感で、体のどこにも力が入って無くすんなりフィニッシュすることが出来た。私が思うにはハンドファーストに打つことが出来た結果、「ロフトが立って当たり、実際は6番位のロフトになっていた」から飛距離が伸びたのだと思っている。これこそが「ハンドファーストの効果」なのだ。飛距離が出て、かつ出球が安定する。その後もこの打ち方で20球ほど続けた打ったが、全部心地よい「芯を食った」当たりで完璧なショットが出ていた。球は高く上がり、方向性も良くて、これでとうとう「ハンドファースト」を会得した!、と思わず涙した瞬間である(ちょっと盛ったかも)。まあ、この当たりが次回も出るかというと、そこは何とも分からないがとにかく7番アイアンに関しては、もう言うことない完成度であったと言えると思う。

理屈を言うと、私の使っている「マッスルバックの芯」(フェースの高い位置にある)で球を捉えるためには、ボールの芯とクラブフェースの芯を「同じ高さに揃える」必要がある。そのためには、球の真下に綺麗にリーディングエッジを潜り込ませるという方法もあるが、それだと上下のミスの許容範囲が「数ミリ」しか無い。余程の達人でも無い限り、ラウンド中にこの「許容範囲内にフェースを当てる」のは至難の業であろう。そうではなくて、「フェースを立てて」当てることが出来れば、極端に言えば適当に上から打って「2cmの円」の中で球を捉えればいいことになる。こうすることで、毎回ナイスショットする可能性がグッと広がるわけだ。勿論、ダフリやトップも「さようなら」だ。それにインパクト効率も1番手から2番手は上がる、ということも期待できる。良いことづくめである。それに今時飛び系アイアンの低重心クラブで「ボールの下」を掬い上げて打った球は、高く上がるけど「スピンが効かない」という弱点がある。ハンドファーストで上からフェースを入れ、「ボールの赤道より上」にコンタクトして打ち出すことが出来れば、フェースに乗っている時間も「コンマ何秒」か長くなって、インパクト効率も上がり、結果として「飛んで止まる」球が打てる筈。その「理想形」に何年も長いこと挑戦してきたが、今日ようやく打つことが出来たのである。その理想系のハンドファーストに打つ「コツ」は、意外なところから見つかった・・・。

○ インパクトでクラブを地面に押し付けると、ハンドファーストになって「芯」で打てる!

2、次はスプーンを試す
上手く打てたアイアンと違って、やはりスプーンは当たらなかった。球が上がらずに弱々しいライナーになるか、当たり損ねのトップでゴロになるか、いずれにしてもスプーンに求められる「距離」が全然出ないのだ。しかしそれでも色々工夫しながら打っていくうちに、何とか「コツ」みたいなものが分かってきた。アイアンではシャフトが短いのでスイングプレーンについて悩むことはなかったが、スプーンは43インチもあるので正確に振ることが要求される。結論から言えば、余りシャローにし過ぎずにある程度「上から打ち込んで」いく感じのほうが良い、ということだった。その時、「右肘を畳んで前に出す」感じでダウンスイングすると、良い当たりが出やすくなることが分かったのである(これは朗報だ!)。それとバックスイングでは「やや起き上がる」ぐらいの感じで持ち上げ、ダウンからインパクトにかけては「頭を下げて」ボールに近づくようにして振ると「芯に当たる」のだ。これは10球ほど連続して良い当たりが出たので、多分正しいと思う(相変わらずトップ気味なので、打点を下げるのが目的)。

スプーンは飛距離が大事だから「スイングも全力」で振る必要がある。もう少し練習して全力でスイングして「なおかつナイスショット」しないと、スプーンを使う意味がない。そこでまず「芯で当てる」ことが前提で、その上で「マン振り」する練習をすること。理想はスプーンでラン込み220ヤードである(ちょっと言い過ぎたかも)。とにかく芯に当てることが大事だ。まあ、ウッドはアイアンと違って芯を食ったかどうか分かりにくいが、それでも打った感触が「スカッ」と抵抗なく振れた時が、まずまず芯を食った時だと感じている。そういう当たりが出た時は、ボールも高く上がって距離も出ているようだ。それを「毎回打てる」ようにするのが、目下の課題である。だから飛距離や方向性は、まだまだ先の話だと思って考えないようにしているのだ(グリーンに乗せようなどは言語道断!)。少なくともラウンド中にバッグからスッと抜き出して打てるように、苦手意識を払拭することが先決である。

○ ダウンスイングでは右肘を畳み、インパクトで頭を下げると「芯」で打てる!

3、基本の繰り返し
以上、今日の練習で見つかった「コツ」を書いてみた。全体的に言えることだが、腰をオーバーな位に開いて終始「右側でクラブを捌く」意識で振ると、「芯」で当たる。腰を開いてと書いたが実際は「腰に力を入れて踏み込む」の意である。打つ時に「力を最大限」に入れることが、遠くに飛ばす「唯一のコツ」だと考えている。ところで私は、前回のブログで「マン振り」で練習することの重要性を書いたが、実際の飛距離には「芯を食えば」力は殆ど関係ない気がしたのは意外である。芯を食った当たりが出た時は、例えれば「豆腐を包丁で切る」ような無抵抗の感覚が得られる。それはまるでどこにもぶつかった感じが無い、「フッ!」というような不思議な感覚で、後に「手応え」だけが残る。これが芯で打った感覚であり、マッスルバックの醍醐味なんじゃ無いだろうか。

メーカーの「当社史上最大の飛び」などという甘い言葉に惑わされず、頑固に古いマッスルバックを使ってきた私へのご褒美だと思って、このまま最後まで「タイトリスト714MB」を使い続けることにした(愛してるよ!、私のマッスルバックちゃん!)。後はこのスイングで「他の番手でも打てるかどうか」確認すればオーケーだ。そして打てると分かれば、そのスイングを「いつでも再現出来る」ように練習するだけでいい。このスイングがいつでも正確に再現できれば、飛距離の問題も解決である。そうすれば、ようやくスコアを縮める努力「つまりアプローチとパター」の練習に集中出来る。やっと一人前にゴルフが出来る環境が整ったわけだ。もしかすると、今年の秋には「90切りしちゃう」かも!

とまあ、今日は大満足で練習場を後にした。帰りにマミーマートに寄ったが気分も上々なので、久し振りにマグロの刺し身と貝柱の寿司を買った。今夜はいい酒が飲めそうである。

最後に一応、私の理想とする「番手ごとの飛距離」を書いておこう。
1W ・・・240
3W ・・・220
3U ・・・190
4U ・・・180
5I ・・・170
6I ・・・160
7I ・・・150
8I ・・・140
9I ・・・130
PW ・・・120
50度 ・・105
54度 ・・・85
58度 ・・・60
実際の飛距離は、この「9掛け」という所だろうと思う。9掛けにしても安定して飛んでくれれば、充分スコアは作れると考えている。


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