明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

福田真未、初優勝!

2017-11-12 23:15:00 | スポーツ・ゴルフ
感動のフィナーレ、福田真未の優勝の瞬間に、思わず涙が止まりません。

これだから女子ツアーは最高なんですね。何だかんだと言いながら、次から次へと可愛い女子ゴルファーが「必死で頑張る」のを見せられたら、「女子ツアーは永遠です」と長島ならずとも叫んでしまいそうなのですぅ。6ストロークのリードで終盤を迎えた時は楽勝かと見えたのだが、左へ引っ掛けるミスを連発して3連続ボギー。あっという間にアン・ソンジュに1打差に詰め寄られたのはやはり「初優勝の呪い」なのか。実は私もスイングを見直してインパクト時のすくい打ちを改善したら、何故か「ドロー」が掛かるようになって、その時から「左への引っ掛け」が出るようになったのです。私などでも引っ掛けは時々出ます、まあこの程度のことで悩む私ではないですが。

言わば左への引っ掛けは「正しいスイング」を目指すゴルファーが必ず通らなければならない「通過儀礼」の一つなのだそう。イ・ボミなんかは左への引っ掛けが殆ど出ないから、対処法が出来ているのだと思う。左の腰をしっかり回して「右を向いて、起き上がらずに」打てば、左脇がきちんと「開いて」左腕が体の中心に寄ってきて、軸が正しい位置をキープ出来て、クラブの通り道が真っ直ぐになり、球は「ストレートに飛ぶ、あるいは右に出て正面に戻って来る」という理屈。ドローの典型である。要は下半身と上半身とが「別々に動く」ことが大事。福田真未も分かっていて、何回もスイングチェックしていた。

ところが初優勝が見えてくる「終盤5ホール位」から、多分福田の頭の中は「強烈なプレッシャー」で一杯一杯だったのではないか。16番も危なかったが「真未タン!ファイト!!」と言ったかどうか知らないけれど、ファンの後押しで「何とかパー」に収めた時は「大歓声が上がった」らしい。ファンというのは有難いものである。日本人が特に好む「判官びいき」の再現で、プレッシャーに押し潰されそうな福田真未を「何とか勝たしてやりたい」という思いが天に届いたのか、アン・ソンジュもフェービー・ヤオも惜しいパットを外してバーディーが取れない。17番を何とかパーに収めて、とうとう1打リードのまま最終18番に福田がやって来る。だがここでも試練が待っていて、福田のセカンドショットは大きく左に外れて20m近いパットを残してしまった、又しても大ピンチ!

さすが女子ツアー、これでもかと言うくらいに演出してくれるので、視聴者にとっては「最高のドラマ」である。何と福田のファースト・パットは、中途半端な「微妙な距離」で止まってしまう、「オー、ノォー!」。テレビもやっぱ、盛り上げるよねー。恐ろしい緊張の中「1mのウィニングパット」を真っ直ぐ強く打って決めた瞬間は、安堵と感動のカタルシスが一気に押し寄せて、涙涙涙なのだ。私もティッシュペーパーを何枚使ったことか、よかったよかった。

最後にお決まりの涙の優勝スピーチは、美人系ゴルファーの福田真にだけに「いい絵」が取れたとテレビもホクホクだったようだ。やはり終盤のツアーは面白くって目が離せない。ちなみに16日からの大王製紙エリエールレディスオープンは4日間大会だから見応えがあるよね。鈴木愛の賞金女王はまだまだ決まらないしシード権の争いもさらに白熱化して、「何があっても観なければ!」というのが女子ツアーである!


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