1、人間心理
新規感染者数が過去最多とかいうと、既に2番手3番手の数字に戻った場合「凄い減ったような気分」になる。これ、人間の悪い癖なのだ。つい3日前にはびっくりした筈なのに、もう最多数字が更新されると「ちっとも驚かない」のだ。これは、新規感染者数という単なる一つの結果に過ぎない数字が、コロナ感染状況を示す「本質的な指標」ではないからこんな変な反応になる。100人が1万人にでもなれば話は違うのだろうが、495人と505人とでは、本質的には何ら変わらないのに「500人の大台を突破しました!」とワイドショーの司会者が叫ぶから、さも重要な指標のように誤解しているだけなのである。テレビ局の、何かセンセーショナルな形容詞をつけようという視聴率稼ぎの魂胆が「ミエミエ」だ。もっと現実に目を向けよ、と言いたい。
つまり、何人陽性者が出たかという数字はそれほど意味があるわけじゃなく、むしろ「どういう体調の人が、どういう行動をしていて発症し、そのうちどんな人が重症化して、そして死亡したか」という的確な情報が欲しいのである。その情報を知って、自分のリスクを管理するのに役立てるのだ。新規感染者数だけでは、役立てようが無いのである。或いは今、私が発症した場合に「入院出来る病院は何処なのか」という情報も大事だ。東京都で「何人分のベッドが空いてます」ではなく、○○町の人は何々病院かどこそこ病院か、または隣町の何とか病院に合計〇〇人分の空きがあります、という感じの情報があれば、大助かりだし安心であろう。スマホで「リアルタイム」に空き数を表示してくれれば、なおさら具体的な感染状況がわかて安心なのだ。ところが実際はこれが単なる空きベッド数だけを発表していて、実は「医療関係者が不足していて、使えません」とか言い訳を言っていると言うから「なんたるザマ」か、と言いたい。あえて言うなら、バッカじゃないの?、である。まったく、「役立たず」とはこのことだ。都職員にも、もっと的確な情報を流せるような頭の良い人がいないのかね。随分高額な給料もらってるだろうに・・・おっとこれは「やっかみ」だったな、いかんいかん。
2、またしても高速道路で立ち往生
まずこれは、素人考えの勝手な発言であることを申し上げておく。テレビで見ているところでは、下り車線をまず通して、今、上り車線の処理中だという。自衛隊まで繰り出しているのに、彼等がやっているのは食事の補給とガソリンの給油だというから、「何やってんの?」と思ってしまった。
私の提案は、まず車のエンジンを掛けておいて、立ち往生している人たち全員を近くのPAなどに避難させ、仮眠を取らせておいて自分たちは作業に専念する。これでドライバーの不安や具合の悪くなるリスクを回避するのだ。勿論、トイレも問題ない。
その上で
a. 中央分離帯に何箇所か、車が通行できる切れ目を作る
b. 切れ目に一番近い車から、順次登り車線へ移動させて脱出する
c. 車が雪に埋まっているだろうから、ブルドーザー(キャタピラー付き)が「ワイヤーで引っ張って」雪から脱出させる
d. 分離帯の切れ目から2台くらい脱出したら、今度は切れ目からブルドーザーを上り車線に入れて、ワイヤー引張作戦で次々脱出させていく
f. それを立ち往生した車の分、繰り返す
g. 作業員が脱出した車をPAまで運転していって、仮眠しているドライバーに引き渡す
以上だ。
最後尾から人海戦術で一台ずつ脱出させるよりは、相当に効率が良いと思う。壊れた中央分離帯は、何れ暇な時にゆっくり修理する。これでどうだろう。まあ、渋滞先頭の車が何故止まってしまったかの検証は必要だと思うが、きっと「しょうもないこと」なんだろな、いつもの事だけど。
ところで NEXCO 東日本の「立ち往生の現状認識」が甘すぎる問題に一言。せっかく自衛隊に応援してもらってるんだから、被害状況など「ヘリ」を飛ばせば一発で分かるではないか。雪で飛べないというんなら、今流行りのドローンでもいい。或いは歩いて車の数を数えたって構わないし、何なら警察の「通行車両認識システム」かなんかで、止まっている車のおよその台数など「30分」もあれば分かるんじゃねえの?、と思った。それを事もあろうに1000台を64台と間違えたと言うのである。いかに会社のお偉いさんが「お粗末な頭脳」しか持っていないか、モロに露呈されちゃったのである。ここはテレビが厳しくツッコむところなのに、TBSはただ貰った情報をタレ流すのみだった。どいつもこいつも、役立たずだねぇ。
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