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明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

雑談倶楽部(83)紙パック日本酒を極める

2024-09-16 16:16:00 | 芸術・読書・外国語
1、酒
二十歳になってから毎日欠かさず飲んで来たアルコール飲料ですが、最近私はサントリーの「ほろよい」シリーズから始める事にしています。このシリーズはカシス&オレンジとかはちみつレモンとか色々味があって、こないだもセブンイレブンで「ハワイ味」などを見つけて楽しんでいます。アルコール度数が3%なのも良いですね。私は余り酔うのは好きじゃないようです。これを飲みながら夕食を済ませ、テレビを見たりして最後に仕上げに日本酒を飲んでから寝る、と言うのが私の一日のルーティンです。その仕上げの日本酒が、中々これと言ったお気に入りが見つからず、あれこれ飲んでいたのですがとうとう見つかりました。それが菊正宗「ピン」辛口です(御存知の方もいると思いますが)。

まあ私はとにかく酸っぱいのが大の苦手でして、いくら濃厚芳醇と言われても酸味があると絶対駄目な口なんですがこの菊正宗ピン淡麗ながら甘味も微かにあり、僅かに醸造酒特有の「ザラつき」も感じられてバッチリです。マジ旨いですねぇ。これで暫くは「酒は菊正宗ピン」で決まりです!(あくまで私の好みですが・・・)。

2、音楽
今、日本のシティポップが海外で大人気だそうな。まあ私に言わせれば「何を今更」と思うわけですが、振り返ってみれば音楽の流行には限りは無いけれど、時々流行は繰り返す場合もありなんだなぁ、とも言えます。ちなみに私の音楽遍歴を辿ってみると、小学生の時に「手廻しの蓄音器」でシューベルトの魔王を聴いたのが始まりで、それからありとあらゆるジャンル(民謡とかの民族音楽は除いて)を聞いて育って来たように思います。そのクラシックからジャズからシャンソンやカンツォーネや演歌に至る「節操のない」幅広い守備範囲の中でも、ちょっと軽い方のお気に入りが「サザンと竹内まりや」なんですねぇ。まあこの手の曲を聴くようになったのも「私が年をとった」からだとも言えなくもないのですが、考えてみれば彼らも同世代(ちょっと若い)。私が年を取って音楽の趣味も「丸くなった」のと同じように、彼らも年を取り、年相応の素敵な曲を書き続けてくれている所が素晴らしいと思っています。彼らの曲はふとした時に流れてきて全然気にならないけどとても心地よい空気のような親しさが感じられます。言わば、そんな「いつでも側にいて支えてくれるパートナー」って感じでしょうか。サザンがデビューしたての頃、弟が「勝手にシンドバッド」をえらく気に入って、ずっと聴いていたのを思い出しました。私は何を言っているか聞き取れずに「変な曲だな」と思っていたのですが、これエルビス・プレスリーがデビューしたての頃に彼の曲を聴いて大人が思った反応と同じだったんですね。新しく時代を切り開くものは、いつでも世間からの反応は「冷たい無視」なんでしょう。まあ、無視されたものが全て素晴らしいものとは限りませんけど。しかし年を重ねて彼らの音楽も「円熟味を増してくる」と、何故か昔からずっと側にあった音楽のように思えてくるから不思議です。そう、いつ聴いても笑顔が溢れてくる「世代の音楽」だなと改めて評価できるし何より「心が落ち着き」ます。

例えば喫茶店でコーヒーを飲みながら本を読んでいる時、彼らの曲がかかったりするとふと本をテーブルに置いて、しばらく心地良いリズムに耳を傾けたりするような、そんな優しい雰囲気が大好きです。

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