明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

デジタル弱者の戦い(9)新しくイヤホンを買う

2023-11-11 18:51:00 | 今日の話題

それにしても最近思うのは、どうも私は他人に嫌われているんじゃないだろうか?という疑問です。何か買物をする時の店員の応対が心無しか冷たく感じることが多々あります。コンビニなどではあんまり分からないけど、こないだビックカメラのパソコン売り場で iPad mini の下取り相談窓口で説明を受けていたら、急に店員の口調が怒ったようになってびっくりしたことがありました。

私の考えていた下取りサービスというのは、今持っている  mini を下取りに出せば新規に買う iPad に店側が旧データを移してくれて、わざわざ移行する手間が省けて「楽チン」だね、という風になると思ってました。ところが店員にそんなサービスは「とんでも無い」と一蹴され、移行は「自分でやってくれ!」とケンもホロロに断られたのでした(マジ?)。店員によればアップルの製品はどれでも中身のデータを丸ごとクラウドに保管する仕組みになっていて、機種変更などの時に簡単に乗り換えられる機能がついているとのことです。だから自分で簡単に出来る筈だ、と言われました。しかしそれじゃあ新しい iPad を先に買って「データ移行してから」じゃないと下取りに出せないってことじゃああーりませんか?。それって「唯の不用品買い取り」ってことじゃですよね!

何か全然面白くないです。

とにかく店員が怒っているのでその場は静かに帰りましたが、何もそんなに怒らなくてもいいのに、とは私の感想です。しかしそれからビックカメラで何度か色んな店員さんに商品について質問する機会がありましたが、どうも店員の「すげない接客態度」に買う気を削がれることが多かったように思います。何か、私に「嫌われる原因」とかがあるんでしょうか?

そして今日、ビックカメラのイヤホン売場の店員の応対はどうだったかと言うと、40前後の男の店員でしたが、何となく接客に気持ちが入ってなく、余り買ってもらおうという気が無いように感じました。「やっぱりね」と思いましたね。買い物をしていて買う側が気分良く「これにする!」と言うようなら、それは取りも直さず「売る側の接客が素晴らしかった証明」だと思います。しかしこのビックカメラの店員は「買っても買わなくてもどっちでもいい」って感じの態度で、「買い物を楽しむ」という感じはなかったように思いました。

これって私が嫌われているからなんでしょうか?

まさか直接「私のどこが嫌いですか?」と聞くわけにもいかないので、この答えはしばらくの間「自分の心の中」にしまっておくしか無いですね、残念です・・・。

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さて、話は新しくイヤホンを買ったことに戻ります。私はオーディオ製品はSHUREの密閉型で有線式のオーバーイヤー型ヘッドホン「SRH1540」と、KLIPSHのネックバンド型 Bluetooth イヤホン「X12」の2台を所有しています。この2台は音質がとにかく最高で、確かだいぶ前、アメリカの新聞にイヤホンの音質ランキングで「1位と2位」を取ったメーカーのフラグシップモデルです。買った時は5万円以上したと思います。当時日本で良く売れていた大人気イヤホンと言えばすぐSONYやBOSEの名前が上がると思いますが、このランキングでは全然順位が下で「音楽を聞くには適さない」などと酷評されていた記憶があります。まあ感覚の世界では国ごとにそれぞれの違った好みがあるとは思いますが、こと西洋音楽で特にクラシックを良く聞く私にしてみれば、アメリカ人の評価は簡単には無視出来ません(本当は本場ウィーンのクラシックファンに人気のワイヤレスイヤホン、ベストテン・・・なんていうデータがあれば最高なんですが)。

しかしこれら業界でも「傑作とか名器」と言われるほどの最高峰のイヤホンはそもそも、椅子に座って静かに音楽を聴くために作られた製品です。外に持ち出してスポーツをする時にBGMとして聞くという使い方に適しているか?、というとNOなのではないでしょうか。私が週に2回ほど練習に行くゴルフパートナーで「スイングしながら聴く」イヤホンとなると、耳にピタッと収まる「装着感の良い」モデルで尚且つ長いコードを気にせず使える「完全ワイヤレス」のタイプが最適でしょう。それでビックカメラに買いに行く前に、いつものように「ネットの評判を下調べ」して、ある程度の目星をつけてから行くことにしました。

早速「完全ワイヤレスのイヤホン、人気モデル20」で検索して出て来るサイトを片っ端から開けて色々と眺めていたら、その中のいくつかの評価で「音質の良さが異次元」とか「信じられないくらい豊かな音」だとか書いてあるメーカーが気になりました、とにかく「べた褒め」なのです。

それが FINALというメーカーでした。

他のメーカーの製品を色々と見比べた結果、最終的にこれを買うことにしてそれからビックカメラの売り場に直行したと言う訳です。前述の如く店員の接客はイマイチでしたが製品はとても耳へのフィット感が素晴らしく、それだけで私の評価は合格です。特に KLIPSHでは「全然収まりが悪かった左耳の装着感」が抜群で、いっぺんに気に入って「即買い」してしまいました。とにかく装着感に気を取られてしまい、肝心の音質は「ちょっと試聴しただけ」でろくろく聞かなかったように思います。視聴はしましたが特に目立った欠点も無かったので、そのまま「ネットの評判」を信用して買ってしまったわけです。全ての原因は私の「試聴の甘さ」にありました。

音質が良いとか悪いとか、こういう「人の感覚に左右されるものの評価」というのは自分の耳で聞いて確かめるしか方法が無いのはその通りだが、同じ確かめるにも「やり方」があるのです。それが分かっていなかったので私は失敗してしまったわけです(バカバカバカ!)。

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音の良し悪しを聴き比べる時に一番大事なことは、評価の「基準となる音」そのものを「持参」して、実際に聞き比べることです。比較する音が実際にあるのと記憶に頼ってるだけのとは、「まるで比較の精度」が違うからです。

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私の場合はKLIPSHの音が一番気に入っているので、売り場でKLIPSHの音と「実際に2つを聴き比べて」みれば良かった、と後悔してます、後の祭りですが。思うにイヤホンに限らず買い物は何でもそうですが、何か買おうとする時は必ず「自分のお気に入り」を持って行って、両方を見比べて比較するのが一番だと痛感しました。それで「違いが納得出来たら」買う、というのが正解ですね。

ゴルフなども同じで、自分のスイングだけ見ていると「ちゃんと出来ているかどうか」中々分からないものですが、上手な人と比べて見ると一発で分かってしまう怖さがありますね。何でも一つだけ見るとか聴くとか味わうとかするのでは無く、2つを比較する事で「違いがはっきりする」のが人間の感覚です。今回の買い物で「心に刻んだ反省点」でした。人生70有余年、まだまだ反省することは多いです(反省があるから進歩がある)。ちなみに授業料は14、800円でした。高かったです。

なお、買ったのはFINALの「ZE2000」という、まあまあ製品的にはそんなに悪いものじゃないモデルでしたが、2万円以下の一般的な製品に「最高峰のKLIPSHの音」を期待する方が間違っていると、言うものでしょう。

しばらく使ってみようと思ってます。



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