まずはツアー情報から
1、アメリカ男子ツアー
いよいよ始まった全米オープンは松山英樹が2アンダー8位で決勝進出した。他の日本勢は清水大成が6オーバーで75位、石川遼は8オーバーの96位、星野陸也と期待してた河本力は揃って討ち死にの19オーバー153位と散々だった。金谷拓実に至っては10オーバーで120位と言うんだからお話になりません。アメリカのメジャーには毎回スポットで日本から参戦する選手が沢山います。しかしどう言うわけか「軒並み予選で敗退」する、という悪しき習慣がずっと続いていて、今ではガッカリを通り越して「怒りを覚える」レベルまで来ているんじゃないでしょうか。日本男子ツアー消滅の危機!も絵空事ではないかも知れません。まず日本の若い連中は、高校を卒業したらアメリカの大学に行ってあっちの環境に順応するなり何なりして、それから2部ツアーからスタートしてPGAを目指す、と言うのはどうだろう。それくらいやらないと女子ゴルフとの差は埋まらないと思います。せめて河本力あたりは日本を飛び出してアメリカに移住し、本気でPGAに挑戦して貰いたいねぇ。
ゴルフも円安と一緒で、いくら日本で優勝しても「世界じゃ相手にして貰えない」レベルなのかなぁ、寂しいねぇ
2、アメリカ女子ツアー
今週はマイヤーLPGAクラシックが行われている。笹生優花と畑岡奈紗はお休みで、渋野日向子10位T、古江彩佳と西村優奈が16位T、西郷真央が63位Tで何とか予選通過した。トップはグレース・キムで11アンダー。上位で知ってる名前はコープス、Bヘンダーソン、ティティクル、Lサラス、カプチョ、シガンダ、Lトンプソン、ブティエ、ブハイ、等などです。世界ランクナンバーワンのNコルダを始め、林シユ、キムヒョージュ、ミンジーリーといったビッグネームは通過ならずでした。予選落ちに意外と大物が名を連ねているのには驚きます。まあ次週がKGMP全米女子プロというメジャーなので、その調整の意味もあったのかも。残念ながら勝みなみと吉田優利は決勝に進めませんでした。勝はともかく、吉田はどうもアメリカには合わないような感じですかねぇ。今週は出ていない稲見共々、今年はアメリカから撤退して来年の日本ツアーに専念するのが良いかもしれません。慣れないツアーにサッサと見切りを付けるのも長いゴルフ人生には必要でしょう。復帰するなら早いほうが良いと思います。西郷はまだまだ調子を上げるところまでは行っていませんが、もともと持ち前の勝負師根性で泥臭く這い上がって来た選手ですから、シード選手としてツアーを賑わせるのは来年以降と考えているんじゃないでしょうかね。今はひと試合ひと試合、ゆっくり経験を積むことが大事だと思います(なに戸張捷みたいな口きいてんの、偉そうに!)。まあ、そんな中でも何とか必死に予選を通過しているのはやっぱ「意地」でしょうか。案外と「初勝利が初メジャー」というパターンで行けるんちゃう?、と思いたい。
とりあえず決勝ラウンドは日本勢4人です。渋野日向子が相変わらず絶好調ですし、安定の古江彩佳に健気な西村優奈の3人はテレビ映像でも割合多く映ってくるので楽しみです。
3、国内女子ツアー
今週は3日間大会のニチレイレディスです。トップはこのところ破竹の勢いが止まらない竹田麗央。2位グループには桑木志帆、木村彩子が入り、二人共このところ安定した成績で上位に来ていますねぇ。ただ、最後の詰めが今ひとつなので優勝には手が届いていませんが、果たして明日はどうなるかです。3位Tは臼井麗香、岩井明愛、大出瑞月、吉本ひかる、佐久間珠莉、それに小祝さくらでした。小祝は毎週良い成績は出しているんですが中々勝てませんね。本人は結構本気みたいですが・・・。私の注目は小林夢果と尾関彩美悠です(このところのお気に入り)。小林夢果プロは初日66と首位でスタート、今週は何か「やらかさなきゃいいけど」と不安が過ぎる出だしです(笑)。しかし飛ばしに関しては師匠のジャンボ尾崎が大絶賛するほどの飛距離自慢で、初日のドライバー計測では何と「307ヤード」をかっ飛ばしてギャラリーを大いに沸かせたとアナウンサーが言ってました。その圧倒的飛距離を活かして全てのパー5では難なくバーディを奪取、流石です。一方の尾関彩美悠ちゃんはそんなに飛ぶわけではないのですが、とにかく可愛いのと実力があるのとで、今絶好調な訳です(どゆこと?)。テレビ放映の少ないのがちょっと気になりますがこれは小林浩美会長のJLPGAとテレビ局&スポンサーとの問題ですので、いずれ解決するでしょう。何にしても小林会長には「運営が選手の利益になるよう」に頑張って貰いたいです。明日は竹田と小林と尾関の3人でプレーオフ?なんてのが良いんじゃね?
4、ステップアップツアー
今週はユピテル・静岡新聞SBSレディースです。最終日が日曜日というのも珍しいですが、魅力的な若手がレギュラーのニチレイの方に流れてしまって余りイキの良い選手が残っていないのが玉にキズです。ステップの選手はテレビで見る限りで言うと、レギュラーと比較して押し並べて「ドライバーのスイングの迫力が足りない」ように思いますね。レギュラーでシード落ちの選手がもう一度復活するためにステップに出る、というのは当然活性化にもつながるので大賛成なのですが、レジェンドツアーに出ているような選手がステップにも出てるというのは如何な物かとちょっと思いました。ステップアップという名の示す通り、もっと若い選手やアマチュアなどにも出場の機会を与えるのが良いですね。そこでキラッと光るダイヤの原石を見つけるのが面白いですねぇ。一昨年に櫻井心那が5勝して、それからすぐにレギュラーにデビューした時みたいな「ブレイク直前の選手」を人より早く青田買いするのが私の楽しみです。とは言え、今はあんまり有望な選手はいないかも。今後に期待です。
5、スイング理論の研究
一昨年からシミュレーターで自分のスイングを見直すというのをやっていて、こないだ「ちょっと掴んだかも」って思った事がありました。それで1日おいて昨日またゴルフパートナーに行って「試しにやって見たら」大正解だったんですね。ダウンスイングで縦振り&キャストするのをやめて「横振り&ヒンジ」に変え、手首を伸ばす動作を一切やめたら「インパクトでの詰まり」が完全に無くなったんです。インパクトに向けて軌道を調整する必要がなくなったので、ボールに対して真横から「力一杯ヒットする」ことに全神経を集中することが出来たというわけです。その後の2時間は、今までにない位の「最高のインパクト」を楽しんだ、言う訳です。これで手首の返しの問題は「完全に解決」しました。後はやっと「飛距離」を上げることに集中できます。まあ、この手首の使い方は私が発見した新しいテクニックでもなんでもなくて、誰しもやっている「当たり前の打ち方」だとは思います。そう、私が分かってなかっただけでしょう。しかしゴルフパートナーの先生達は誰も教えてはくれなかったのも事実です。もし私が若い人から「ゴルフの打ち方」を教えてくれないかな?と頼まれたとしましょう。その時にきちんと「正しいインパクトの仕方」を説明出来るとしたならば、少しは私の練習も無駄ではなかったんじゃないかな・・・というのが私の自慢です(それって余計だろう!)。
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