明日香の細い道を尋ねて

生きて行くと言うことは考える事である。何をして何を食べて何に笑い何を求めるか、全ては考える事から始まるのだ。

ゴルフスイング・細かすぎる研究(8)ハンドファースト、今考えている事

2022-11-14 13:04:01 | スポーツ・ゴルフ

私がハンドファーストを会得しようと決めてから、もう3年半が過ぎようとしている。思い起こせばコロナが流行りだした2019年の6月からで、近くにある有賀園ゴルフの「ダンロップゴルフスクール」にレッスンに行ったのが初めである。最初は脳梗塞のリハビリも兼ねて、と軽い気持ちで行ったのだが、特に目立った改善点は見つからず指導も殆どされなくて、そのうち店側の都合でビデオが使えなくなってやめてしまった。今、幸いなことに、手元にその頃の「スイングの分解写真」が残っていて、どのくらい変わっているかというと、実は今のスイングと大体において「殆ど」変わってないのだ(あちゃーっ!)。どういうことだろう?

勿論、前傾姿勢をしっかり維持して起き上がらないようにするとかの「ちょっとした改善」は見られるのだが、スイング軌道や頭の位置やその他全体のスイングイメージは、「昨日撮ったのか?」と言うほど、殆ど変わらない。特に、一番治したかった点、つまり「タメ」が全然出来てなくてアーリーリリースしている点と、それに関連しているのだが、相変わらずインパクト位置が「右足股関節の前」のままであり、「左手とシャフトが一直線」に伸び切っている点が、残念な事に「全然変わっていない」のだ(駄目駄目スイングの見本!)。

私自身は一生懸命直そうと YouTube を見たりして「色々工夫して」やり方を変えているつもりなのに、結局、以前の写真と比べると「全く同じフォーム」のままである。これじゃ練習してる意味がない。

この何週間かは、悩んでは「これだ!」と思いついてゴルフパートナーで自分のスイングのビデオを見、駄目だったぁとまた悩んでは「いや、これかも!」と気を取り直し、ゴルフパートナーに行ってはガッカリする、の繰り返しだった。そしてここ2、3日、何とは無しに考えついたのは、私のスイングは「遠心力で当ててるだけ」、という驚愕の事実である。

・・・・・・・・・・

そう、私のスイングには「インパクト」が無かったのだ!

・・・・・・・・・・
「遠心力で加速して当てる」のとインパクトで「思いっ切り叩く」のでは、物理的にどんな違いがあるか知らないが多分、見た目のスイングには相当違いがあると思う。両者で一番違う部分は「インパクト時のシャフトと体の位置関係」ではないだろうか。ボールを「ガツンと叩いて」思いっ切り飛ばそうと身構える時には、必ず当たってから「更に押し込んで」、腕の力を最大限「出力し続けよう」とするに違いない。ボクシングや空手のパンチのように、「インパクト後の破壊力」を強烈に意識したスイングになる筈である。

一方、最大限の加速をクラブに与えて、その慣性モーメントの衝突エネルギーをボールの初速エネルギーに変換して飛ばそうとする場合は「加速させてから衝突させる」ので、当然意識は当たる前の「加速」に集中する。当たる前か、当たった後か。これが両者を分ける「一番の違い」である、と考えた。

具体的な例でいうと、
○ 遠心力重視打法=クラブは遠心力でスピードを上げる、球は真上から見る、ややアーリーリリースの傾向、インパクトで加速が完了するので左腕とシャフトは一直線、最大加速時に左手は急減速、ややレベルブローかアッパーに当てる、イメージは「走り幅跳び」
○ 打撃力重視打法=パワーを重視するので右手で打ちに行く、球を見る方向は力を入れる右横から、タメが強め、手はインパクト位置よりもだいぶ先行して叩ける態勢を取る、加速しながらインパクトするので遠心力は逆に邪魔になるからダウンスイングでは余り力を入れない、ハンドファーストでダウンブローになる、イメージは「砲丸投げ」
以上のようになる。勿論、どちらにしても「ほんの僅かな微妙な差」である。

この考えに辿り着いてから何か吹っ切れたような気分になり、「この考えに従って」スイングを作ることに決心した。つまり、私のスイングを「遠心力から打撃力」に変えようという事だ。理想は「石川遼」のニュースイングである(特に彼の「インパクト」が最高!)。

・・・・・・・・・・

そこで、来週からの新しい練習ブログラムを考えて見た。

1、右手で打つ

私がハンドファーストに打てない原因は色々あると思うが、一番の原因はインパクトで左手が「シャフトと一直線」になってしまうことだと考えている。その影響で、インパクト時の「手の位置」がどうしても左に行かず、更にボールに当てに行っているので「タメ」も出来なくて、結果、以前と同じスイングを繰り返す事となっているのた(ああ、ミジメ〜)。

今回、この真の原因が、私の「遠心力重視打法」にあったことがようやく分かったので、それを「打撃重視打法」の右手中心押し込み型に変えることにした。これはとても大きな変更である。・・・と言っても、実際には口で言うほど「簡単」ではない。試しに右手一本で打ってみると、まず「右手グリップでクラブを支える」事が、私には難しくて出來なかった。これも、正しいグリップでハッキリと「地面を叩く」事が必要である。そして叩いた後に更に「ヘッドを押し込に」ながら、「当たってから」力をMAXに入れるようにするつもりでそのまま押し切り、少なくとも15cm 位は「全力で前に球を飛ばす」位で丁度良いと考えた。

これを練習時の中心課題にして、右手一本打ち3回・両手1回でワンセット、それを3回程繰り返してから「本チャンを3回打つ」事にしました。これを自主練2時間みっちりやれば、少しはスイングも変わるかな?、って感じ。多分、今月の残り全部かけてインパクトイメージを変えられたら「ラッキー」と思ってます。今まで「40年間の積もり積もった癖」を治そうというのですから、並大抵では駄目でしょうね。覚悟はしてます。

・・・・・・・・・・

なお、そのついでというわけではないのですが、「その他のチェックポイント」も合わせて書いておこうと思います。これは、インパクトイメージの変更と同時に変える必要がある動きです。

① 左へしっかり体重移動して、「フィニッシュをキチンと取る」(腰のラインを左踵の上に真っ直ぐ乗せ、しっかり体重を支える)
② 上下の捻転差を意識して、肩のラインと腰のラインを「45度位は開く」こと
③ 右肩は高い位置を保ち、左腕を下げて「しっかり伸ばす」
④ 右足を蹴って左に寄せ、上体は「右足の上にお辞儀」するように前傾する
⑤ ボールを「左目の隅」で見る(頭は右に残ったまま)
⑥ 右手のグリップは親指と人差指で摘むように握り、「人差し指の付け根の骨」でクラブを支える形。
⑦ クラブを人差し指で引っ掛けて、左股関節の位置まで一気に押し込む
⑧ 左手は掌屈して肘は目標方向に軽く曲げ、クラブは握らずに「軽く押し下げる」程度に触ると良い
⑨ インパクトでボールを打つタイミングで初めて左右の小指側3本を握り、クラブをリリースする

後は手首を返しながら、フィニッシュに向けて体を徐々に起こしていくだけである。以上。

・・・・・・・・・・

明日は定例のゴルフパートナーでの自主練の予定。とにかく「ハンドファースト」が打てるようになるまで、この練習は続けるつもりだ。私の体が動けなくなるのが先か、それとも見事ハンドファーストを自在に打ちこなすのが先か。

私の永遠の挑戦は続く・・・

==========

追加:YouTube 動画の宮本大輔「みやもとゴルフ」がハンドファーストを分かりやすく説明しているのでお勧めである。ご参考に。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿