和翠塾ブログ

目黒都立大にある書道教室「和翠塾」のブログです。

ウルゴメリハーサル

2009-09-09 08:45:33 | 日記
昨夜西荻で9月13日に、目黒ブルースアレイで行われる、『ウルゴメ』liveのリハーサルが行われました。
9月18日の発売前のliveですが、先行発売することにしていて、演奏の仕上げやサイン会の段取りなど、細かな打ち合わせをしてきたわけです。

自画自賛ではありますが、今回のRecordingは二人のEngineerに競わせるスタイルで臨んだ効果が出て、音にしっかりした塊ありながらも分離もしていて、アンサンブルとしても聞き応えありながらも、歌はもちろんですが、ひとつひとつの楽器の鳴りもしっかり楽しめる出来栄えになりました。

今回はセルフカバーも二曲あり、チャー作詞作曲の曲もひとつ入れました。

指針のない今のロックミュージックの世界に、しっかりとした羅針盤の役割果たせるRecordingになったと思います。

またジャケットも思い切りポップにふり、ロックミュージックが持つハッピーさとアバンギャルドさを、わかりやすく表現してみました。

音もジャケもなかなか好評です。

liveが終わればひとつ仕事に区切りつきます。
あとは学祭シーズン乗り切りながら、来年の種蒔きをしっかりとやろうかと。


よい音楽を聴くと美術館でよい作品にであったときと同じように漢字が浮かび、漢字やよい絵画作品などををみると、メロディーとリズムが流れます。
ですからサティのような空気ともいえる環境音楽が美術館でBGMとして流れていたら、イメージは限定されて邪魔になるばかりなのです。
もっとも私にとってサティは大好きな作家であり、作品そのものを楽しめるので、BGMなんて勿体ないもったいない。


今回のアルバムも、聴くたびに、色々な漢字が浮かんできます。
しかも日々、漢字そのものや字体が変化していくのです。

字体の変化の必然は、書き手の心にあるメロディーとリズム、そしてエネルギーからくるものではないでしょうか。

元気な時も病める時も、無邪気な心も邪悪な心も、全て書に表れるものなのです。
書は正に心の鏡ですね。
上手い下手にとらわれず、時には心を解放するような線をひいてみましょう。
それは漢字である必要もないし、書のルールを守る必要もありません。
ひたすら心の赴くままにでよいのです。
その時、メロディーとリズムが流れているはずです。
そしてそれが、他者から見られたい自分とどんなに違うものであっても、正面から受け止めることが必要です。

書を通して自分と向き合える瞬間を大切にしましょう。


今浮かんだ漢字は『真摯』です。