absolute Ego dance for HDR

美しくて禍々しい世界、を
HDR写真で表現したいと目論んでいるのです。

今日のリヴァイヴァル⇒La Pianiste。

2005年05月29日 23時59分34秒 | film
さて。
今日はちょっと方向を変えて、以前mixiの日記に書いた感想を転載してみよう。
以下、ネタバレに溢れているのでご注意を。。。

・La Pianiste (2001) / ピアニスト オフィシャル・サイト

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いやまぁ別にこんなところでカミング・アウトして明日から mixiでなり職場なりで
奇異なものを観る眼差しを浴びるリスクを 背負うこともないんだけど、まぁそれでも、
明らかに僕の意識は ワルターよりエリカに近い。
便宜上この言葉を使うけど「ノーマル」な彼よりは 「アブノーマル」な彼女に近い。

「望みのシチュエーション」を手紙に託し彼に読ませるも、 何のことはない。
「病気だ」と蔑まされる・・・そうか。 やっぱりあの内容は病気なのか・・・と
変に冷静に納得してみた(笑)

いや、具体的に「そう言う願望がある」ってことを 言いたいんではなくて
(別にあっても良いんだけど) この世で一番下らないことだと信じているのは
「何を持って普通と非普通(ヘンな言葉だ)の線引きを 設けるか?であり
何を持って美と醜を冠するのか?であり」 だと。
まぁ僕の中では。

でもエリカの「普通」はワルターにはそうではなかった。 単にそれだけのことなのだ。
が、逆に「それだけである」からこそ二人の意識の相違は 何の解決も生まなかった。
だってそれが二人の『普通』だったから。

自分を愛していると言うワルターに 「抑圧と制御」を浴びせるエリカ。
何て分かりやすい構図。
自分が母親にされて来たことを相手を変えて実践しているだけなのだ。

で、イキナリその構図を自分に当てはめてみよう。
まぁあまりにプライベートなネタでもあるし晒す勇気もないチキンなのは認めるけど、確かに
「それ」は存在していた。 程度は大したことないかも知れないけど、
手を換え品を換え、「それ」はあったのだ。

幸い「それ」から解放してくれる
音楽と言う名の手段に出会えたおかげで大事(?)に至らずに 今日まで生きて来たと言う訳・・・だ。

閑話休題。

相違する意識が歩み寄りを見せ始めるも、結局拒まれた彼女は (歪みきった形ではあるにしろ)
自分を溺愛してくれる母親に 殆ど襲いかかるように「ママ、愛してるわ」とキスを迫るのだ。
何なんだこれは。どんな愛情の形だ?。どんな屈折振りだ?。
でも、それでもエリカにとってはそれが、ママとその愛情が
「一番確かなもの」だったのか・・・。

あんなにも自分を愛していると言いながら、 受け入れなかった男には
消えてもらうしかなかった。 悔しいからナイフを用意した。

でも無理だった。そんな自分をまた傷つけた。
情けなくて涙が出た。

P.S イザベル・ユペールって「バルスーズ」に出てたのか・・・って
さっき思い出したけど、その監督って ベルトラン・ブリエじゃないか。
んで、ブリエと言えば「Merci la vie」じゃないか?!
ヤバい。忘れてた。これこそ僕の中でも屈指の傑作たる逸品。。。なのだ。

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監督のミヒャエル・ハネケは1942年生まれのドイツ人。哲学、心理学、演劇を学んだ経歴を持ち、
他には1997年に『ファニーゲーム』を監督。

ちなみに本作は 2001年のカンヌ映画祭にて、主演女優賞、主演男優賞、さらには
グランプリを獲得。三冠を達成している。

「これ」がグランプリを獲得する「カンヌ」ってやっぱカッコイイと思う☆
それに比べて「アカデミー」と来たら・・・(笑)

Now Listening : Vision Recreation Newsound / Boredoms

今日の女神の囁き⇒All about Eve。

2005年05月27日 02時58分22秒 | musique

この唐突なセレクト・・・まぁさっきまで聴いてて「あっ、これで行くか」と
思いつきのままに。

今となっては「ここまで取り上げる内容が変化した雑誌って珍しい」・・・
まぁそんなMARQUEEなんですが、僕が初めて知った頃はそれこそ泣く子も笑う・・・いや、
良い意味で(笑)超絶マニアック雑誌⇒まぁ所謂Progressive Rockですわ。メインアクトは。

呆れる程に紙面を埋め尽くしたブートレグが今でも脳裏に焼き付くKing Crimsonも
自分たちが勝手に考えた惑星「コバイア」を自分たちが勝手に考えた「コバイア語」で讃え歌う、
きっと○○とかXXの世話になってる・・・(以下自粛)あぁ、えっと
何の根拠もないですよ・・・のMAGMAも、そりゃもう同じ地球で起きてる出来事とは思えないような
アグレッシヴそして尋常ならざる世界観を構築していたBANDの宝庫だった訳ですよ・・・の
80s後半のMARQUEE。

「俺のフェイヴァリットはMAGMAだぞ」の当時バイトの先輩に初めて見せてもらったMARQUEEは
それこそ難解過ぎて・・・でも貪るように、「少しでも知識を得たいなぁ」と、
何ともまぁ学習熱心なヤツだったと自画自賛なんですが、何より実は一番気に入ったのは表紙の
All about Eve・・・と言うより寧ろJulianne Reganだったんですが。
ってか表紙見たいがために買ったくらいだし。当時。

男3人をバックに従えて、フロントで何とも儚げな表情(どんなんだ?)でこちらを見る彼女は
僕の琴線に触れまくり、さらに驚いたのはその後初めて聴いたAll about Eveの音は
間違いなく僕が勝手に抱いたイメージに完璧に符合していたと。

ホントにね、素晴らしい声。あーっと多分過去2億回くらい使われ尽くした
「天使の歌声」とのフレーズ。僕のイメージでは彼女は「女神の歌声」・・・かと。
何つーか、神々しいのですよ。きっと分かる人には分かるかと思うんですが。

1、2枚目はPOPでありながらゴシックな雰囲気も漂わせ、3枚目はPOPと壮大なイメージが
巧く融合したと思いきや4枚目ではギタリストの交代を経てかなりダークな印象
(当時のグランジ辺りの影響も感じさせつつ)へと変貌したりと、まぁ
サウンドの変化はありつつも、Reganの声さえあれば・・・の唯一無比振りは
今でもその音に魅了される最大の理由になっているわけで。うん。

BAND自体は少し前に再結成。マイペースながらも順調に活動中・・・んが
今もって悔やまれるのは、その全盛期に、そしてReganが一番綺麗だった頃(笑)に
Liveを観たかったなぁーとのまぁ当然の痛恨の念ではあるんですが。

Now Listening : Pieces In A Modern Style / William Orbit

今日のReTry⇒Booklog/CD棚。

2005年05月18日 23時59分44秒 | et cetera

◇今日の残念

ああーっふ!。楽しみにしてたんですがね。
来年公開予定の「Mission: Impossible 3」から、出演予定だった
スカーレット・ヨハンソン、キャリー・アン・モスがそろって降板・・・
(させられた)みたいなんですが。

途中ジョー・カーナハンからJ・J・エイブラムスに引き継がれた今作監督なんですが、
脚本も担当するエイブラムス曰く
「僕は、すでにキャスティングされていた2人の女優の大ファンだけれど、ストーリーを
いちから練り直すというときに、キャストだけ先に決まっているというのはおかしいよね」
だと。。。

ふーん。映画監督たるもの、好きな女優(俳優)を好きに演出して自分の思いを表現する・・・ってか
ぶっちゃけ好きな女優と仕事したい!(笑)のでは?・・・それって
監督冥利に尽きるかと思ったんですが、やっぱ素人発想なんですかね。ははっ。

でもキャリー・アン・モスをまたアクション物で観たいなーってのは
僕だけではないハズ・・・だと。うん。
スカーレット・ヨハンソンの新作も早く観たいぞ☆


◇今日の「巨匠、動く」。

で、ただ今開催中のカンヌ映画祭。コチラでの個人的に注目ネタはDavid Lynch
'02の「Mulholland Drive」で、復活!を印象づけたLynchですが、映画祭で語るには、
来年のカンヌで新作の公開がされると。

タイトルは「Inland Empire」。ちなみに主演(で良いのかな?)はローラ・ダーン。
「Blue Velvet」「Wild at Heart」とLynch作品ではお馴染みですな。
他に、このネタを読んで何か急に「M. Butterfly」が観たくなった⇒ジェレミー・アイアンズ、
ちょっと分からないんですが⇒ハリー・ディーン・スタントンと。
で、肝心の内容は曰く「トラブルに遭った女性についての映画で、ミステリーだ」とだけ。
何か今回かなり口堅いみたいです(笑)


◇今日のReTry⇒Booklog/CD棚

「retry」って辞書で調べたら「再審する」って出たんですが・・・まっ良いか(笑)

えっと、まぁMIXIの方の日記にも書いたんだけど、以前一度作ろうとしたところ、
レスポンスの悪さに愕然、さらに僕の使用 ブラウザ、Safariでは何と1枚表示させて、
次に表示させた2枚目が上に重なってしまい、3、4枚と 永遠に重なり続けると言う
絶望的な状態だったもんで諦めたんですが、昨日久々に行ってサンプル試してみたら
素晴らしく改善してましたわ。(まぁもしかしたらSafariが改善されたのかも知れないけど 笑)

なもんで再度作ってみましたよ。Booklog/CD棚⇒今日の写真(棚の一部)
まぁ要は自分の趣味を晒す(笑)ワケなんですが、何気に始めると面白い。
止まらなくなります。ってことで現在80枚程載っけてみました。

とりあえずCD-Rじゃなくてちゃんと持ってるものから行こうかなと。
なかなかね、こうして並べてみると面白いもんです。
ってことで my CD棚はコチラ
まぁ良かったら観て嘲笑してやってください。「このマニアが!」って(笑)

Now Listening : Fallen / Evanescence

今日のアート小ネタ⇒ミュシャ+横尾忠則:優雅と異形。

2005年05月16日 22時02分36秒 | art

◇ミュシャ with 伊藤園。

あああぁ・・・と今さら「観ておけば良かったぁあ」(涙)のミュシャ展
一時期エラく話題になってたもんで元来の悪いクセ⇒「世間が騒ぐ程に引いてしまう」が
まさに悪い方に現出した結果となったんですが・・・でも痛い。痛恨ですわ。ふぅ。

ってかその「観たくなった切っ掛け」が伊藤園の「サロンドカフェシリーズ」ってのが
まぁ自分でも思わずニヤリなんですがね。エスプレッソが美味いなぁ・・・なんつって
このところほぼ毎日飲んでるんですが、その缶に登場の「Gismonda」⇒今日の写真。
携帯カメラでの接写はキビシイ事実を思い知らされたんですが、まぁ見てやって下さいな。

・・・にしてもね、この100年前に描かれたくせになんと!モダンなこのムード。
何処から降って来たんだ?!ってな発想とセンスと色使い。
しかもこれが世に出る切っ掛けとなった逸話がまた興味深く。
もうミュシャ展は日本の西側へ移ってしまったみたいなんで・・・画集購入を模索中・・・。

いや、まぁ自分の中では100年前なんつーとエラく太古のイメージで、その中での
このミュシャの画風の「モダン振り」に驚嘆なんだけど、ちゃんと美術史を「学んだ」人に
とっては、当時の世相や流行や風俗なんかを考慮すれば
「割と必然的に登場すべくして出現した結果」なのかもなぁ。
なんせド素人なんで。自分(笑)

ココ、良いです☆


◇横尾忠則@季刊プリンツ21。

いやもぉーね、何が恥ずかしいって
「存在を知っていながら何でこれまで素通りして来たんだ?」って言う、後悔の念をも含んだ
「えっ?今さら?」って言う自問の行為があああっ。そう。恥ずかしい。

何気に本屋で見つけた「季刊プリンツ21」/特集:横尾忠則 ですよ。
思い出す限り、氏の作品を初めて観たのって「LOUDNESS」のCDアートワーク(笑)
だったはずなんですが、その時こそスバラシイと単純に感動しつつも、
功績の数々まで追求の欲求は起きなかったんですが、うーん。
今やこれはきっと「出会い」に違いない。いや、勝手にそう呼んでしまおう。

内容としてはまぁ所謂、
Retrospective:回顧的に作品掲載+対談+本人日記+知らなかったんだけど、98年に観劇して以来
虜になってしまった(!)と言う宝塚歌劇団(しかも毎年公演のポスターを手がけ、去年は
舞台美術を演出する程の熱の入れよう!)団員からの「横尾先生へのメッセージ(笑)」と
なかなか興味深いんですが、やはり圧巻は言うまでもなくこのまさに奇天烈尋常ならざる
作品の数々。

何と言うか、一瞬見て圧倒され吸い込まれて、さらに細部を観るにつけ
再度その発想に唸らされると言う二段階の楽しみが可能かと。

さらに言えば、思うのは良くも悪くも「戦争体験が結実した結果」を感じる点。
実際、氏は9歳で終戦を迎えているんですが、戦争と言う
「非日常が日常と化した究極の異常事態」を通過した経験が
表現されているような気が・・・するのです。
まぁ実際ダイレクトに「それ」を表現したものも勿論あるんですが。

・・・体内を何か異形が動き回っているような言葉にならない感情を抱きながら、
この目くるめく存在感にやられているここ何日かですわ。

P.S あああっ。4日も更新が空いてしまいました。忙しい日々だったもので…と言い訳して逃亡。

Now Listening : Genesis Revisited / Steve Hackett

今日の夢の競演⇒G3 Tour in Japan@国際フォーラム / Part2。

2005年05月11日 07時07分57秒 | concert

◇Joe Satriani

前回観たのって「Joe Satriani」リリース時だから1995年・・・
あわわ。こちらも10年近く振り?
でもそれだけ長く聴いてるくらいだからやっぱ僕の中では
お気に入りのアーティストって言えるんだろうな。

静か目に始めたギターのみでイントロ⇒1曲目スタート。最初こそ大人しかった印象だけど、
2曲目、ハイハットの刻みだけで沸く歓声⇒それってスゴいよなぁ・・・のまま
「Summer Song」へ。イイっ!やっぱ名曲は強い。メチャメチャ盛り上がる。

と、3曲目。えーっとタイトル分かんないけど知ってる曲(笑)
結構ヘヴィなこのリフ。好きだわ。うん。
「This Melody is for you」のMCで始まった「Always With Me, Always With You」
これまた名曲ですわ。もう18年前のリリースなのにね・・・恐るべし。

5曲目はこれまた好きなアルバムである「The Extremist」から「War」・・・とここでハプニング。
演奏途中でギター抱えたまま引っ込んじゃったけど・・・演出?と思いきや
ギター変えて戻って来たら「DVD撮影してるからさ、もう一回ね。」ああっ!何と弦が切れたもんで
演奏やり直しですわ(笑)これは貴重なもん観れたかも♪
最初はホワイト⇒クロームカラーのJSに持ち替えたけど、
もしDVDリリースされて、演奏途中でギター変わってたら面白いんだけど(笑)編集で。

ラスト8曲目は彼の曲中でもかなり上位に好きな「Flying In a Blue Dream」。
これまた大盛り上がりで終了。良かったわー。

◇Jam Session
もうね、ここまで来たら深く考えないでお祭りなんで(笑)
Mike Portnoyが参加でまずはHendrixの「Foxy Lady」を軽く一発。
続いてBilly SeehanがVo.でZZ Topの「La Grange」・・・って日本じゃ考えられないけど
アメリカじゃそれこそ定番中の定番なんだろうなぁ。ZZ Topって。

MCでDeep Purple~云々って聞こえたから何だろ?と思ったらあわわ!まさかの
「Smoke on the Water」ですよ!。
どう考えてもね、「hey, 日本で初のG3だし、何を演ったらウケるかな?」
「ん~そうですね、Smoke~なんて良いのでは?」ってな具合でプロモータ?との
密談があったに違いない!とまぁしょーもない妄想も浮かぶんですが(笑)にしても・・・
SatrianiはD.PurpleのTourに参加してたしD.Theaterも「Perfect Strangers」を
演ってたりはしたけどSmoke~を弾くVai・・・どんな気持ちだったんだろ。
想像すると笑える。

けど実は本当の大笑いは最後に用意されていた・・・
「Special Guest、Marty Friedman!」ってえええっ!!アンタ、何やってんだ?!(笑)
しかも登場するなり
「こんな上手い人達と一緒でビビってるじゃーん!」って何言ってんだ?!(笑)
ったくね、ネタかと思いましたよ。
きっとどこかに「ヘビメタさん」スタッフが。そして熊田曜子が・・・ってまぁイイや。

定番中の定番、「Going Down」を3人のギター・マスター達と共に、あのいつ見ても
「有り得ないピッキング・フォーム」で奏でてくれましたわ。で、Jamでの3人はまさに三者三様。
実に面白かった。ってなカンジで大盛り上がりで終了のG3だったけど、
切にVaiの単独来日を願うのと、また来年もあったら良いなぁと。
まぁひとまず次はDVDで。うん。

P.S Martyってあんまり声を大にして言わないけど、実はUli Jon Rothの影響を
スゲー受けてるんだろうなって臭いをフレーズのあちこちから感じるんですが。

Now Listening : Afraid of Sunlight / Marillion

今日の夢の競演⇒G3 Tour in Japan@国際フォーラム / Part1。

2005年05月10日 21時13分58秒 | concert

タイトル、「夢の競演」って・・・えぇっ?!ダサっ! まぁワザとですが(笑)

最初のG3 Tourが1996年⇒海外のファンが羨ましくて、悶々としてた日々から早くも10年近く・・・
って早っ!を経て遂に日本でも開催ですよG3。

◇John Petrucci
BGMがそれまでの "Rock Classics"から「Yessongs」のオープニングを飾っていた
「火の鳥」彷彿の曲に変わってやや荘厳な雰囲気に⇒メンバ登場⇒17:00スタートって言う、
普段はまず有り得ない時間に開始のJohn Petrucci Band。

ん~多分7弦ギター使用かな?(席、少し遠かったんで)のかなり低音が利いた
ヘヴィ・ナンバーから。最小形態のトリオながら音の隙間は感じさせず、流石に
(超)巧者揃いの演奏。早くも鬼のフル・ピッキング・フレーズが炸裂。
去年のDream Theater@ブドーカンでも感じたけど、実に音が粒ぞろいでキレイ。
そしてあんま動かない(笑)

何つーかね、自分のフレーズを確かめるように、非常に丁寧に弾き切ってる印象。
カメラが入ってたんで「何かあるかな?」と思ってたら1曲終わって
「今日のLiveはDVDになるよ!」とMC。うおおっ!ラッキーな俺(笑)
最近出た彼のソロ・アルバム未聴だったもんで、曲はさっぱり?なんだけど、
オープニングとしては十分にアツい演奏を6曲。4、50分繰り広げてくれた。

◇Steve Vai
キタキタキターーーーっ!!!!!うおおおっ!!!
客電が点いてる内にね、早くもあの「Eat 'em and Smile」アタマのお喋りギターで
"Hello?" なんつって姿も見せないでやっちゃってくれる・・・なんて思ってたら次々メンバ登場⇒
走ってVaiも登場!!ってかもはや脳内アドレナリン大噴出であああっ何が起きてるのか
分からん!!(笑)これだよ!これを待ってたんだよぁああおおふっ!!。

クリーン・トーンのイントロで一瞬何だろ?・・・うぎゃあ!まさかの
「The Audience Is Listening」!!意表突き過ぎ突きまくり突かれ過ぎ。
まさかLiveでこれを聴けるなんて(超感涙)。早くもBilly Sheehanとのカラミも魅せつつ
何が何だか分からないまま怒濤の疾風の如き勢いで終了(笑)

「コルァ!おまいら!今日のLiveはDVDになるぞ。このシアワセ者!」・・・なんてワケはなく
訳訂正⇒「ステキな人達に綺麗なホール。感謝してるよ。今日の演奏はDVDになるよ!
みんなはラッキーさ」ってなカンジ?でMC。
続けて「Are you ready for "Building The Church"?」と新作から1発。
Alcatrazz時代の「Stripper」以来のピアノ式?タッピングでイントロ&ソロのキメ。
盛り上がるわー。

3曲目はJeremy Colson(Dr)とVai、Billyのトリオで「K'm-Pee-Du-Wee」をしっとりと。
Jeremyって詳しくなかったんだけど、調べたらどうもその名前だけはインパクトあって覚えてた
BAND、DALI'S DILEMMAのメンバだったのねー。
所謂テクニカル/プログレッシヴ・メタルってヤツですか?そりゃ上手いわ。

Fire Gardeから「The Crying Machine」。後半Tony MacAlpineとのソロ掛け合い・・・が、
これがよろしくない。MacAlpineの音が聴こえなさ過ぎ。バランス悪過ぎ。
スウィープ+タッピングとか頑張って(笑)弾いてるのに殆ど聴こえてこない。
DVDでは改善されてれば良いけど。

どうせなら7曲めにやって欲しかったけど(笑)続いて「Lotus Feet」。
果てしなく美しい。それだけ。うん。フィード・バックも完璧にキマって最早全身鳥肌ですわ。

ラストは・・・えっとこれ、後で調べてタイトル分かったんだけど
「Get The Hell Out Of Here」。何と「The Elusive Light And Sound Vol. 1」には
ちゃんと入ってたんですが、嗚呼予習不足。で、演奏はこれまた驚愕。
フロントの4人が腕を絡めて四人羽織って言うの?もう有り得ないわ。ホントに(笑)

客席のあちこちから聞こえて来たけど「Vaiってエンターテイナーだよねー」。うんうん。全くね。
常に観客を楽しませることを考えてLiveしてるんだろうな。頭下がります。
と、まだまだ観たい欲求を断腸の思いで断ち切られて終了。単独で来ないかなぁ・・・。
そうそう、Billyの深紅のレザー?エナメル?パンツが眩しかったー。
この辺のセンスが "The Rocker" だよなぁ(笑)

to be Continued...

Now Listening : Symphony No.7 / Ludwig van Beethoven

今日の映画コラボ⇒ジェイク・ギレンホール x D.フィンチャー。

2005年05月09日 02時26分38秒 | film

たまに「リバース・ムービー」とかってあるじゃないすか?
「Memento」は一回観ただけなんだけど、うーん途中でどっちが記憶なのか現実なのか
分からなく・・・それが狙いかもしれないんだけど、後味良いか?って言われたらNOで。
まぁ好きか嫌いか?にはYesなんですが。

これが「Donnie Darko」だとメチャメチャ面白くて。
まぁそちらの感想なりはまた機会を観てUpしたいんですが、その主人公、
ジェイク・ギレンホール。
何かね、(少なくとも映画の中では)憂鬱をダルさをやる気無さを絵に描いた様な、
嗚呼青春!から取り残された、ってか興味すらない、でも葛藤だけは伝わってきた、
スゴい雰囲気のある役者だなぁなんて思ってたんですが、「Day After Tomorrow」では
最初こそ先のドニーをそのまま引きずって「まだ病んでまーす」ってな勢いだったんですが、
後半に向けて何か一気に「脱ドニー」すべく「おっ!男だね!」ってな頼もしいヤツに変貌⇒まぁ
完全に僕の中の妄想でストーリー進んでますがね⇒と、一皮向けた印象なんですが。

ってことで彼の新作はデヴュー作⇒「ALIEN 3」こそ「あああっ、やっちゃったよ」ってな
ALIENファンに「シリーズ中一番つまらないのは?」にまぁ9割方賛同の大絶賛で迎えられる
悲しき結末だったにしろ、その後「SEVEN」「Fight Club」「The Game」と、今や
スタイリッシュ・サスペンス(勝手に命名)ムービーの代表監督に収まった感のある
デヴィッド・フィンチャーの作品へ出演ですよ。

タイトルは「ZODIAC/ゾディアック」⇒66年から78年にかけてサンフランシスコを恐怖に陥れた
実在の連続殺人犯。少なくとも37人を殺害し、「ダーティ・ハリー」(71)のサイコキラー
“スコルピオ”のモデルとしても知られている⇒とのこと。
んで、ギレンホールは「ZODIAC」の原作者であり、その本にも登場する
元サンフランシスコ・クロニクル紙の漫画家でもあるロバート・グレイスミス自身を
演じるんだとか。

本の原作者が映画に登場する・・・何か一筋縄では行かない予感も。これは期待です・・・
つってもまだ撮影すら8月からなんですがね(笑)


◇今日の予告編:STAR WARS ep.3

とにもかくにも、http://www.starwars.com/ へGO!です。
まぁ既にイヤと言う程観てる人もいるんでしょうが、ひとまず全米では19日に公開が迫った
「STAR WARS episode3/Revenge of The Sith」⇒その予告編が観れます。
アナキンと剣を交えるオビ・ワン。さらにダースベーダー誕生?の瞬間、
チューバッカも登場・・・と既にね、堪りません。

戦闘シーンだけ観てもやっぱりこれまで最高のカッコ良さと派手さの印象、さらにルーカス曰く
「善人達が次々死んで行く。非常に暗い内容だ」なんて言ってたのも読んだんですが。ふぅ。。。

7月公開が長いような短いような・・・嬉しいような悲しいような。
だってこれで遂に最後なワケなんで。うん。

Now Listening : milano / 竹村延和