absolute Ego dance for HDR

美しくて禍々しい世界、を
HDR写真で表現したいと目論んでいるのです。

treasure Hunting@Apr.28。

2005年04月28日 04時14分22秒 | Weblog

☆要は最近のお買い物メモ☆

BARFOUT!
まぁエラそうな事言うと、そのコンセプト…と言うか幅広過ぎるネタの網羅で
イマイチ購入意欲が沸かなかったBarfout!ですが、まぁぶっちゃけ今号を2冊買ったのは
女神…嗚呼女神たる長谷川京子。さらに加えてパウラ…嗚呼パウラ香椎由宇と。

まぁこの二人が登場となる涙ものの編集となればこれは有無を言わさず
「保存用」の必要性もありますわな。まぁ良いんです。
たまにはそんなおめでたいヤツを演じるこの自虐的行為も時に平々凡々たる日常を
一瞬でも破壊する要素になり得れば…ね。はははっ。

SNOOZER
取りあえず“EDITOR'S NOTE”の欄に
「今号は『スヌーザー』創刊以来最大の発売遅延となってしまいました」たる告白が
載せられているのがやや度肝を抜かれたり…のSNOOZER。

まぁ読みたかったのは言うまでもなく孤高の至宝Autechreインタヴュー。
加えてSUPERCARのラスト・インタヴュー…まぁやっぱり気になるワケで。
その内幕とかね。いやらしいけど。フフッ。

ALIEN VS PREDATOR
まぁ一時は「ラジー賞も狙えるか?!」ってな勢いだったAVP。
勿論2枚組特別編で購入ですよ。

テクノロジーのおかげで、まさかの疾走するクイーン・エイリアンや過去作品を
(技術では)葬り去る生々しい演出…まっ二つに切り裂かれるフェイス・ハガーやら
斬られた尾から酸血を吹き飛ばしてプレデターを襲うエイリアンやら…ったくね、
このへんの演出だけ観れば悶絶ですよ!ホントにね。マニアはね(笑)

Now Listening : Music for 18 Musicians / Steve Reich

今日の趣味丸出し⇒Ibanez RG(7弦モデル)

2005年04月27日 05時42分35秒 | et cetera

唐突に現在のメイン・ギター。IbanezのRG8127F
見ての通り7弦モデル。さらにKORN好きを公言していればイヤでも
「ふ~ん、まぁ影響されたのね」ってな想像は、まぁもっともではあるんですが、
実際は「ん~取りあえず人と同じもの弾いてても面白くないわね」⇒
「あぁ、そしたらSteve Vai Modelで7弦があったなぁ」⇒で、購入(こちらは近々画像UP予定で)
⇒「ん~何か面白い使い方ないかな?」⇒「あぁそー言えば最近デヴューしたKORNとか言うBANDが
7弦使ってたし…聴いてみよっかな」ってな完全に「Guitar先にありき」ではあったんですが。

取りあえず初代7弦はだいぶ酷使したもんで、2代目が欲しいなと思いかけた頃、
LimpbizkitのWes Borland。彼がナチュラル・カラーのIbanez 7弦を弾いてるのを観て、
それがやけにカッコ良くて。

まぁコイツは正式には "Vintage Violin"がカラーではあるんですが、
それに準じた、さらに光りの当たり方で色が変化したりとまぁとにもかくにも
お気に入りの2代目です。

ちなみに僕は本来B音である7弦はA音にTune Down。
他はNormalで、結果7弦と6弦は5度音程のワケで。シビアなのは7弦のTuning。
弦自体のゲージが太いため、普通に押さえても微妙に音程がUPしてしまう⇒のため、
最初からビミョーに音程はA音より下げておく⇒と、押さえた時に丁度良くなる…ってなカンジ。
もっともB音で使ってればきっと、さほど問題ではない…かな。

と、今日はGuitar弾く人でなければ割とサッパリ?のネタで
まぁこんなのもたまには良いかなと自分に言い聞かせつつ。

Now Listening : Budakhan Mindphone / Squarepusher

今日の進化する男⇒Pat Metheny Group Live@国際フォーラム 05 4/21。

2005年04月23日 03時22分55秒 | concert

まぁ告白しちゃうと95年の「We Live Here」。
ECMからGEFFENを経て究極以上の究極を提示した「Letter From Home」からの変貌振りに当時
“激的”に落胆。以降の何作かもリリースの事実すら知っていても
さほど興味が沸かないままスルーして。

結果「Letter~」までの作品を繰り返し聴き浸る日々だったところへ
「Pat Metheny Group、NONESUCHへ移籍」のニュース…と嗚呼この時点で臭いましたよ。
何かが変わるかもと。曰く
Steve ReichとYoussou N'Dourが一緒に所属するレーベルへ移籍出来るなんてスゲー嬉しいよ♪」
と。で、結果果たして新作「THE WAY UP」はここ10年近くの僕のMethenyへの無関心振りを
彼方へ吹っ飛ばすまたしても一つの究極を与えてくれたと。

で、タイミング良く来日⇒昨日(ってか21日)東京国際フォーラムにて実は初!の
PMG LiveへGO!ですよ。

開演の19時過ぎても続々人が入って来てるんでまぁ定刻には始まらないだろうとの予想通り
15分くらい?押して、客電が落ちてないままの所へああぁ!Patが一人登場し
「☆This Is Not America」を演奏し始める…とそこへステージ脇からLyle, Antnio, Rodby登場は
良いとしてCuong,Gregoire,Nandoの3人は客席通路を通ってそのままステージへ!。粋だわ♪
と、暗転。ここからが絶句。「THE WAY UP」⇒まぁ72分で1曲なワケですよ。
結果から言うと嗚呼やっちまいました(笑)ぐぎゃぁああ!MC皆無、休憩皆無、
弾く弾く弾き続ける!叩く叩く叩き続ける!。何たる集中力。何たる恍惚。
緊張と至福の繰り返しで最早ヘロヘロ(笑)途中ギターも数回取り替え…えっと2階席だったんで
良く見えなかったけど、RolandのGR300を繋いだシンセ・ギターも使ってた…ハズ⇒後半の
「Are You Going With Me?」で確信⇒を弾くPatはまさに"ROCK Guitarist"だわな(笑)と
微笑ましくも、改めて「JAZZもROCKも関係ないPMGの懐の深さ…あえて今更言うまでもないけど」を
感じたり。

一体どれだけリハーサルしたのか?ってなしょうもない事も考えつつ圧倒的な音像、
そしてまた照明がまたスバラシイ!幻想的な空間に浸りつつああぁ!長いようで短い72分が
疾風のように、そして春の風のように(笑)通り過ぎたのだった。

当然鳴り止まない拍手。
メンバ紹介をテンション高め(笑)で満足げに。うんうん。分かる分かる。

さて、後半スタート。
初めて聴いたもんで、Ornette Colemanと演った「Song X」みたいなメロディだな…との印象で
「☆(Go) Get It」⇒Antnio(Dr.)とPatのデュオ。いやはや、この楽器の組み合わせ
(だってGt.とDr.ですよ!)でこの圧倒的な演奏。目から鱗だわ…。
「Trio 99→00」は絶対チェックだ。

続いてかの矢野顕子が「PMGを好きになった切っ掛け」と何かで読んだ、個人的にも好きな
「James」をRodbyが加わってトリオで。
メイン・テーマをウッド・ベースで弾き倒す…圧巻だわね。全く。

PMGのLive初体験なんで、「良く演奏される曲」なのか分からないけど、Lyleが加わって
クァルテットでの「Lone Jack」おおおっ!!個人的には初期ECM時代の中でも
ベスト5に入る好きな曲。ピアノ・ソロが心に染みる(笑)しかしスゴい疾走感。
これもこの日の一つの個人的ハイライト。うん。

ピカソ・ギター登場で「☆Into The Dream」。「Imaginary Day」聴いてないしなぁ(苦笑)。

印象的なシンセ・ギターの音色で「Are You Going With Me?」。
何かね、このメロディの音色?周波数?クジラの鳴き声を彷彿とさせるんですよ。
まぁクジラの方はTVとかで聞いただけなんですが。悲しげな音だなぁーなんて
昔から思ってるんですが。曲は淡々としてるんだけど、やっぱ良いわね。

E・シタールが用意されたんでああ!やっぱりの「Last Train Home」。
いやね、これだけ変化のない曲調にしてこれだけドラマチックなムードの曲って
ある意味驚嘆だと。しかもこれ、Trainそのものじゃないすか(笑)んー何つーか
50年代とかのアメリカの田舎を走る長距離列車のイメージ。何度聴いても気持ち良い。単純に。

知らなかったんだけど、1999年のグラミーで“Best Rock (!) Instrumental Performance”を
取っていた「The Roots of Coincidence」。へーこんな曲もあったのねーと
激しくGt.を弾くLyleを見て思ったり驚いたり(笑)

「☆Always and Forever」、「☆Farmer's Trust」と来て「Minuano (Six Eight)」。
前半の静かなパートが無くてイキナリ始まった気がしたけど…合ってるのかな?
で、完璧。嗚呼完璧。Minuanoって何処かの季節風だって読んだけど、激しく納得の曲調。
PMGってもしかしたらタイトルがあってから曲の発想が浮かんだの?ってなくらい
ぴったりイメージが合うことが多い。「Last Train Home」然り。

さて、満場の拍手を受け一旦退場、始まったのは「☆Song For Bilbao」。初めて聴いたけど
ハッピーな曲調で非常にイイ!。ソロ回しもあって楽しめた。が、あれ?これで終了?
そっかー、もう「Have You Heard」はやってないのね?個人的にはPMGでも
ベストに近い曲なんですが。聴きたかったなぁー。と、唯一の心残り。
でもそれを補って余りあるこの至福で贅沢な時間。うーんスバラシかった。

時間にして2時間45分程。50歳にしてこの漲る創造力と体力。感服です。観て良かった☆。
何かもうすぐにでもまた彼らのLiveを体験したい気分だけど…「Travels」でガマンするか(笑)

P.S ☆が付いた曲名は他のBlogさんでの記事を参考にさせて頂きました。

Now Listening : LP5 / Autechre

今日の目下のワクワク⇒NIN & MESHUGGAH ニゥ・アルバム。

2005年04月19日 23時48分11秒 | musique

現在、目下の楽しみな音盤が2枚ある。発売間近。で、ワクワクw

◇其の一 With Teeth:Nine Inch Nails

同じスタジオライヴのスタイルであっても、歌ってる最中にマイクは放り投げるは
キーボードの鍵盤を叩き付けるはギタリストに伸しかかるはのやりたい放題で、
当時「あーっ、Liveでは常にメンバの誰かが血を見るってのはホントなんだな」ってな思いで
観てたヤバさ500%(当社比)の「March of the Pigs」からの、この変貌振りを観るにつけ
「う~んTrent Reznorも丸くなったのかなぁ」なんて何やら感慨深いんですがって事で
「With Teeth」からの1stシングル「The Hands That Feeds」のvideo、ストリーミングで
フルで観れます

ちなみにオフィシャル・サイトでも観れるけどサイズが35Mで結構デカいので
ナローバンド向きじゃないかなぁと。
にしても「Mr. Self Destruct」が「We're In This Together」と来て今作で遂に
「All The Love In The World」ですよ(1曲目タイトル)。

タイトルだけ見ても何か心境の変化が如実に…もっとも歌詞はまだ分からないので
勝手に思ってるだけですがね。でも曲はカッコいい(シングル曲)。非常にクオリティ高いかと。

まぁ言うまでもなくアルバムは聴きますよ。
んで未だ未見のLive。
FUJI ROCKに蹴られた怒り(笑)をSummer Sonicで魅せ付けて欲しい。うん。


◇其の弐 Catch 33:Meshuggah

そこかしこで評判の「I」を未聴って言うMeshuggahファンとしては殆ど
犯罪かと言う勢いなんですがあぁぁ。
まぁニゥ・アルバムと同時購入で倒れるまで堪能しますよ。うん。

ってかどうなんだろ。「Catch 33」。「Chaosphere」から、(それまでよりも)
さらに如実になったリズムの探求が遂に極まった「Nothing」ではウネリと粘着質を伴って
最早リズムの螺旋地獄にして拷問にして同時に恍惚にして桃源郷って言う
信じ難い音像を展開していたんですが、正直少し聴きやすくなってくれてもイイかなと。
いや、既にリズムの探求は一度極めてくれたと思うので。

「I」を聴いていれば少しはその傾向&雰囲気も掴めてるかもしれないけど、
取りあえず必聴にして超期待の一枚。
で、あとは来日祈願。頼むよ。ホント。

Now Listening : Meddle / Pink Floyd

今日のコラボ⇒Vivienne Westwood+Marilyn Manson。

2005年04月17日 06時57分31秒 | et cetera

えーとぶっちゃけそのデザインは大好きってわけでもないんだけど(あわわ)
フツーに考えてもいくら考えてもこれほど音楽と密接なる蜜月振りを露にしてるブランドは
多分他にないでしょう…ってな印象で何かと気になるVivienne Westwood。

まぁ蜜月も何も彼女のスタートはそもそも伝説の
“騒ぎにならないと気が済まないプロデューサー”⇒
当時15歳のアナベラお嬢ちゃんをオールヌードにしやがり、
「Jungle! See Jungle! Go Join Your Gang, Yeah! City All Over! Go Ape Crazy! 」との
Fiona Appleの2ndの次に長いんじゃないか?ってなタイトルを冠して
モネの代表作「草上の昼食」のパロディを模したアートワークで
僕も大好きな曲「Chihahua」収録のBOW WOW WOWの1stを、そして言うまでもなく
SEX PISTOLSを世に送り出したマルコム・マクラーレンと始めたLet It Rockなる
レコード&洋服の店舗で。

もっとも、僕の中でWestwoodの存在があからさまに爆発したのは林檎姫の指に鈍く光る
アーマーリング⇒がVivienne Westwoodのものだったと言う事実なんですが。

今日ふと目にした雑誌で見かけたVivienne Westwoodの広告。
人間らしからぬ(笑)メイクで写っていたのは…Marilyn Mansonか?と思い
調べてみたら嗚呼やっぱり
今年の春夏コレクションのイメージ・キャラクターだったらしく。

何かねぇ、このコラボレーション?。
70年代からのパンクの生き証人x現代の(音楽性の意味じゃなくて)パンクの象徴。
絶妙なるキャスティングで勝手に納得でニヤリとしてしまった。

オフィシャル・サイトもこの人間らしからぬ(2回目)Mansonがよりによって(笑)
トップページに登場で知らない人はもしかしたら嫌悪感で満たされるのでは?と
余計な妄想もありつつ。

Kate Mossと言えばCalvin Klein。
Marilyn Mansonと言えばVivienne Westwood…になったらスゴいな。やっぱり。

ちなみに女性の方はMansonのフィアンセのDITA。
二人一緒にイメージ・キャラクターってのもスゴいけど、
40~50年代からタイムスリップしてきたかのようなDITAのヘア・スタイル(とか色々)は
圧倒的で思わず椅子から滑り落ちそうになるぞ(笑)

P.S BOW WOW WOWの1st、流石に現在の盤はアートワーク差し替えられているみたく。
んが、今出てるBEST盤がどうやらそのオリジナルのアートワークをパクリ?流用?みたい。
何故か。

Now Listening : Andantino con moto, "Deux arabesuques" / Claude Debussy

今日の物欲神降臨⇒Dream Teater / W.D.A.D.(re)U DVD

2005年04月16日 11時20分41秒 | musique

いやはや。こんなのが出ていたとは。僕に連絡もないままに(当たり前 笑)
結構前にオフィシャル・サイトで観たニュース⇒羨ましさのあまり
その場にいた観客を呪ってやった、彼らの1stWhen Dream and Day Uniteリリース
15周年記念Liveですよああーっ!。
それがOfficial BootlegとしてDVD&CDでリリースされていたと。オオウッフ!

「Stream Of Consciousness」って言うDream Theater史上個人的には三指に入る超名曲が収録の
「Train Of Thought」(2003年)から早くもニゥ・アルバムが6/7に登場なんで
ちょいサイトでもチェックしておくか…と見始めたもののすっかりこのヤヴァ過ぎる代物に
心奪われたんですが…ってか欲しい。嗚呼超欲すぃ。

曲目を観れば分かる通り1stの頭からケツまでフルで演奏。
まぁ去年の@武道館でフルで聴けた、やっぱり目頭がアツくなった「Only A Matter Of Time」は
良しとして、「A Fortune In Lies」、「Ytse Jam」、「Light Fuse And Get Away」なんかが
フル収録なのは、これぞまさに「デヴュー時から好きな俺」でこそ味わえる至福の時…のハズで
(勿論初来日公演も観てますよ。うん)

さらにサプライズとしてアンコールでは「まだ歌えたのか! 笑」のCharlie Dominiciと
「あれ?何か喧嘩別れで脱退したとか聞いた気が…」のDerek Sherinianが登場で
「To Live Forever」と「Metropolis」を演奏…ってもはや悶絶です。
どちらも50秒程サンプルが聴けるけど、まぁTo Live~はフツーにしてもMetropolis!!
ぐぎゃーぁぁああ!こっちはヤヴァいって!Petrucci、Rudess、Sherinianの
キ○ガイ・テクニシャンの三つ巴バトル。
これだけでも観る価値があるんじゃないか?まぁ個人的には。

えっとまぁ何でKevin Mooreはいないの?とかbootlegならでは?の呆れるアートワーク(笑)
とか気にはなるけど、ひとまずこれはマニアにはマスト・アイテムなのでは?と
強く思う今日この頃。

さて、来月はG3でPetrucci Band(BassがSteve Morse BandのDave LaRueってのもまぁ
ニヤリだわね☆)も観れるし今年もDream Theater周辺は盛り上がりそう…da!

Now Listening : Train of Thought / Dream Teater

今日の“もう一つの宝探し”⇒「ナショナル・トレジャー」。

2005年04月15日 23時55分13秒 | film

まぁテンプル騎士団の財宝…なんて言えば否が応でも連鎖反応で
「ダ・ヴィンチ・コード」だけど、コチラは高尚なる崇高なる人類の叡智たる聖杯ならぬ
もっと分かりやすい“俗なる宝物”(笑)探しのストーリー。とは言え、
そこはディズニーもジェリー・ブラッカイマーも絡んだらまぁ少なくとも
「退屈極まりない結果」にはならないだろうとの
アクション・トレジャー・ハンティング・エンタテインメント。

インディアナ・ジョーンズよろしく鞭と帽子がハイテクとコンピュータにその様相を変えても
やっぱり単純に宝探しは面白くて。未知への好奇心たるもの、やっぱ僕的にも
生きて行く糧と動機の一つであって。まぁその宝探しの種類は違うけど。

テンプル騎士団が崩落の際に残した莫大な秘宝が1700年にアメリカに渡り、
今作ではシオン修道会から数百年を経て、やはりこちも“公然の秘密結社”たる
フリーメイソンが絡んでのお膳立て。秘宝の在処を示すヒントが
「アメリカ合衆国独立宣言書」の裏側に「見えない方法」で記されていたとの
大胆不敵でステキな発想からスタート。

ニコラス・ケイジ演じる歴史学者にして冒険家:ベンは北極圏で第一の手がかりたる
「シャーロット(号)」を発見するも、そのカギは独立宣言書に託されている事実を解読。
手を組んでいたイアン(ショーン・ビーン)達は「あん?だったら盗めば?」と
神をも恐れぬ発言でベンと対立…ってか邪魔者扱い…ってかやっぱり「殺っちまえ!」の勢い。
船内に閉じ込められたベン達は、積み荷の火薬が大爆発するも船底の宝隠し部屋へ逃げ込み
嗚呼助かった…と。

国に戻ったベンは
「まぁフツーに考えたらあの悪党達に独立宣言書が渡ったらロクなことないわな。あー!だったら
その前に俺が盗んじまえ!」と天をも恐れぬ犯罪者宣言。
まさかの「国立公文書館70周年パーティ」の同じ日に盗み合いが勃発。
学者にアタマでは勝てないから力ずくで奪取の企て
イアン率いる窃盗団vsベン&超ハッカーakaライリー。

数日前にベンが「宣言書が狙われているんだ!」と訴えるも
「(宝探しのカギの一つである)パイプは雪男に取られたの?」と鼻でせせら笑った
公文書館管理責任者の美貌の博士アビゲイル(ダイアン・クルーガー)が持っていたグラスから
指紋Get、認証して保管室へ向かうも時間切れで宣言書をケースごとパクってGo!。
が、途中イアン達とバッタリ鉢合わせで狙撃されるもケースの防弾ガラスでこれを防ぐと言う
なんたる運の良さ?。

この辺の奪取劇…まぁ俗に言うハイテク・ツールを使っての下準備やらアイデアやら
攻防やら実践やらはホントにニヤリの連続で陳腐な例えだけどやっぱ007チック
(ってかチャーリーズ・エンジェルズ?M: I?)で。
テンポよいスピード感と緊張感と披露される“高度な悪戯”が非常に心地よく
前半のハイライトに勝手に決定。

せっかく宣言書奪取に成功するもアビゲイルに警備員を呼ばれちゃったもんで
そのまま彼女に宣言書を手渡すものの、バツ悪く登場のイアン達にああぁ無謀にも彼女は
宣言書共々車に誘拐拉致。んが実は彼女の持っていたのはお土産のレプリカ品(35ドル♪)。
当然逆鱗に触れたイアンに殺られかけるもやっぱり「正義は強い」のハリウッド・スタイルに
忠実な展開でベンに救われる。その後三人は・・・。

と、まぁ僕にしては珍しく激しくネタバレな方向で書いてきたけど、こんなコトが可能なのも
良い意味で分かりやすいストーリーであるからこそで。多分ここまでで全編の1/3くらいかなぁ。
その後もなるほど納得の、いやまぁ“ドンデン返し”こそないものの老若男女が楽しめる
健全ストーリー。

現在撮影中の「ダ・ヴィンチ・コード」よりは何が何でも先に公開しなきゃ!との裏もありそう
(考え過ぎ?)…とまぁ憎まれ口の一つも残しつつ、万人が楽しめるエンタテインメントとしては
GOODですよ。うん。

Now Listening : First Circle / Pat Metheny Group