absolute Ego dance for HDR

美しくて禍々しい世界、を
HDR写真で表現したいと目論んでいるのです。

「拘束と自由はコインの表裏」・・・?

2005年07月30日 00時26分24秒 | art

つーことで、ここ最近で最高に興味深い表紙だったのが
"SWITCH" 8月号で。

(当然だけど)ビョークとマシュー・バーニーのキス・・・なんて話しではなくて、この
「何処から降って来たんだろ?」ってな映像の発想。この世界観。

実は「拘束のドローイング9」についてはつい最近知ったもんで、
その全体像は全然理解してなくて。
けどビョークが絡んでるってだけでそりゃ興味津々ですわ。

あー。金沢市で開催中ですよ。ちょい遠いねー。

とりあえず、自分の中で何かが見えて来たら
また書きたいと思いまつ。

Now Listening : Tales of a Librarian / Tori Amos

女性Vo.で、SARAH MCLACHLANと並んで好きなのがこの
Tori Amos。まぁ日本では2人とも見事に人気ないんですがね。
(゜´Д`゜) アラアラ

今日のアート小ネタ⇒ミュシャ+横尾忠則:優雅と異形。

2005年05月16日 22時02分36秒 | art

◇ミュシャ with 伊藤園。

あああぁ・・・と今さら「観ておけば良かったぁあ」(涙)のミュシャ展
一時期エラく話題になってたもんで元来の悪いクセ⇒「世間が騒ぐ程に引いてしまう」が
まさに悪い方に現出した結果となったんですが・・・でも痛い。痛恨ですわ。ふぅ。

ってかその「観たくなった切っ掛け」が伊藤園の「サロンドカフェシリーズ」ってのが
まぁ自分でも思わずニヤリなんですがね。エスプレッソが美味いなぁ・・・なんつって
このところほぼ毎日飲んでるんですが、その缶に登場の「Gismonda」⇒今日の写真。
携帯カメラでの接写はキビシイ事実を思い知らされたんですが、まぁ見てやって下さいな。

・・・にしてもね、この100年前に描かれたくせになんと!モダンなこのムード。
何処から降って来たんだ?!ってな発想とセンスと色使い。
しかもこれが世に出る切っ掛けとなった逸話がまた興味深く。
もうミュシャ展は日本の西側へ移ってしまったみたいなんで・・・画集購入を模索中・・・。

いや、まぁ自分の中では100年前なんつーとエラく太古のイメージで、その中での
このミュシャの画風の「モダン振り」に驚嘆なんだけど、ちゃんと美術史を「学んだ」人に
とっては、当時の世相や流行や風俗なんかを考慮すれば
「割と必然的に登場すべくして出現した結果」なのかもなぁ。
なんせド素人なんで。自分(笑)

ココ、良いです☆


◇横尾忠則@季刊プリンツ21。

いやもぉーね、何が恥ずかしいって
「存在を知っていながら何でこれまで素通りして来たんだ?」って言う、後悔の念をも含んだ
「えっ?今さら?」って言う自問の行為があああっ。そう。恥ずかしい。

何気に本屋で見つけた「季刊プリンツ21」/特集:横尾忠則 ですよ。
思い出す限り、氏の作品を初めて観たのって「LOUDNESS」のCDアートワーク(笑)
だったはずなんですが、その時こそスバラシイと単純に感動しつつも、
功績の数々まで追求の欲求は起きなかったんですが、うーん。
今やこれはきっと「出会い」に違いない。いや、勝手にそう呼んでしまおう。

内容としてはまぁ所謂、
Retrospective:回顧的に作品掲載+対談+本人日記+知らなかったんだけど、98年に観劇して以来
虜になってしまった(!)と言う宝塚歌劇団(しかも毎年公演のポスターを手がけ、去年は
舞台美術を演出する程の熱の入れよう!)団員からの「横尾先生へのメッセージ(笑)」と
なかなか興味深いんですが、やはり圧巻は言うまでもなくこのまさに奇天烈尋常ならざる
作品の数々。

何と言うか、一瞬見て圧倒され吸い込まれて、さらに細部を観るにつけ
再度その発想に唸らされると言う二段階の楽しみが可能かと。

さらに言えば、思うのは良くも悪くも「戦争体験が結実した結果」を感じる点。
実際、氏は9歳で終戦を迎えているんですが、戦争と言う
「非日常が日常と化した究極の異常事態」を通過した経験が
表現されているような気が・・・するのです。
まぁ実際ダイレクトに「それ」を表現したものも勿論あるんですが。

・・・体内を何か異形が動き回っているような言葉にならない感情を抱きながら、
この目くるめく存在感にやられているここ何日かですわ。

P.S あああっ。4日も更新が空いてしまいました。忙しい日々だったもので…と言い訳して逃亡。

Now Listening : Genesis Revisited / Steve Hackett

今日の異形の凶獣(達)⇒ALIEN Pile Statue / Repaint Version。

2005年03月25日 07時02分47秒 | art
いやはや。もぅね。惚れ惚れします。圧倒されます。ニヤケます。これね、究極ですYO。何か。

予約しておいた、竹谷隆之氏による造型のALIEN Pile Statue、
入荷が1ケ月程遅れたんですが遂に到着ですよ嗚呼待ちわびましたわ。
まぁ説明なんぞ必要ないんですが、6体のALIENSの頂きにさらに鎮座するこの
究極にリアル&ビューティフルな"Resurrection version"(エイリアン4)のヤツが1体。

ふぅーっ。もうね、アホですわ。カッコ良過ぎ☆信じ難い造形。
全くもって「東洋一のフィギュア造型師」⇒竹谷の名に相応しい出来です。
高さは40cmほど。結構な重さがあります。

ちなみにコイツ、僕の手に入れたのは"Repaint Version"
鎮座する1体はまさに「皮を剥がれた骨格」の様相で。間近で見ると生きてるかの様な妄想さえ浮かびます。
他に本来の色彩である"Classic Version"もあるんですが、個人的にはRepaintで大正解でした。
ただでさえ異形の主がさらにヤヴァい☆☆ことになってるので。
もぉ嬉しすぎるのでクドいまでにアホみたく写真載せます。
あぁ、背景はさほど気にしないでください。掛け軸とか(笑)

まぁ笑ってやってくださいな☆ははっ。

P.S 全くもって唐突に⇒Vodafone、山田優の次は木村カエラですか…
何げに人選のセンスはいいのか…な(笑)。カエラも(さらに)ブレイクするか?!

Now Listening : Come to Daddy [ep] / Aphex Twin

今日の思い出のエロス⇒ルーヴル美術館展。

2005年03月13日 06時07分32秒 | art
あああっ。自分で付けておきながら今日のタイトルですが…ヒドいなぁとか言いつつ
半分狙ってるのは実は告白しておきます。

今でこそ「美にして美以外の何ものでもなく」と思えるこの
「La Grand Odalisque」byジャン=オーギュスト=ドミニク・アングル(1780-1867)ですが、
そりゃあ小学生の分際である日何の前触れもなくふと目にした小学館の美術辞典で出会った日には
そのインパクトたるや釘付け張り付け一体どのくらいそのページを見て見て見惚れてたのか。
まさに目に焼き付いたとはこの事なんですが。

いやまぁ今時の小学生と比べたら良くも悪くも明らかに
「その辺のステキなあんなことこんなこと」の情報量は全然少ない訳で。ましてや僕の実家なぞ
本を一冊買いたいと思ったらそれこそバイクで20分とか言う世界なので…ってそんな辺境自慢は
さておき、この「思い出のエロス」の作者、アングルのこれまたガキんちょ当時鮮烈過ぎた
ディープ・インパクトたる「泉」を含む至宝がフランスから嗚呼やって来る訳です…って
これは事件ですよ!。

ルーヴル美術館展 19世紀フランス絵画 新古典主義からロマン主義へ」
と銘打たれた展覧会が4/9~7/18 横浜美術館で開催です。

アングル、ドラクロワ、ルイ・ダヴィッド、ミレーなど、それこそ美術の教科書を飾っていた
蒼々たる幽玄の美が眼前に登場する訳でこれは是非行きたいなと。

「ダ・ヴィンチ・コードを読んでいないとガイドの仕事にならないのさ!」なんて
ルーヴル美術館のガイドの人がこぼすくらいに、まさにその本を手に持ちながらの美術鑑賞が
普通に見られるようになってしまったらしいんですが、まぁこのブームに言っちゃえば
便乗してるであろうこの展覧会ですが、これほどまでに「ルーヴル」が盛り上がらなければ
開催もされなかった可能性もあるわけだし、ここは深く考えず楽しんでしまえ!と言い聞かせて
ページに穴があくほど見ていたあの「泉」の圧倒的であろう
その本物の威光に触れて来ようと言うところです。

Now Listening : Vision Creation Newsun / BOREDOMS

今日の男のロマン⇒小松崎茂。

2005年02月04日 03時14分07秒 | art
ほとんどですね、トラウマとも言えそうに強烈に残ってる絵があって。
(確か)小学館から出ている「幼稚園」って言う雑誌で、まぁ見たのは4~5歳の頃なんですが、
取りあえず過剰に劇画タッチで容赦なくエグいんですよ(雑誌の対象年齢から見れば)
「東京タワーだけが残った」なんて言う何とも絶望的な見出し…要は東京を超大地震が襲って
壊滅的な状態なんですが、唯一倒れなかったそびえる東京タワーをバックに、
5歳くらいのガキんちょが事もあろうに鼻水とヨダレと頬を伝わる滝のような涙はまだしも、
ぶっちゃけフ○チ○ですよ…って描くなよ!克明に描くなよ!
だからトラウマになっちゃったじゃないか!(笑)

取りあえずそれ以来過剰に地震に怯える人間になってしまったと言う。
その時は子供ながらに、いや、子供だからこそ「うわぁーこの『じしん』っていうのがくると、
ボクもこんな醜態曝して街を闊歩するのかな?」⇒後半誇張。ってな調子で。あーぁ。

そのトラウマが、心の中にだけあったものが再び具現化して僕の目の前に現れたのが、
石野卓球を始めとした一連の「MIX-UPシリーズ」だったんですが、何故ならもしかしたら
あのフ○チ○ガキんちょはご本人が描いてたんじゃないか?ってなくらい似通ったタッチの
アートワークなんですよ…ってことで小松崎茂氏(2001年逝去。享年86歳)です。
大正4年生まれと言うことで、ココなんか観てみると分かるんですがモロに戦争を
体験してらっしゃる世代だけあってやっぱり「戦意昂揚物」の挿絵なんかも描いているんですが、
勿論それだけに留まらず…個人的には氏の描くSF物にもうどう仕様もなく
ワクワクしてしまうんですが。だってありえないですよ。カッコ良すぎて☆
ってかコレらにワクワク出来るのはきっと男子のみです!(ほぼ断言 やや弱気)ってか
例えもし女子がワクワクしても、それはビミョーに違うんです。
だってそれは男のロマン☆だから(笑)

これまた鮮明に覚えている…夢なんですが。
もう10年以上前なんですが、状況は何となく今日掲載した絵に近いんですが、真っ青な空に
白い惑星…まぁ夢の中では何故か木星なんですが、それがこの絵みたく
「こんなに近かったら引力で引き寄せられちゃうだろ?」ってな距離に見えて。
数十人の白装束?を着た人達が空の木星を眺めて言う訳ですよ。
「あ~ぁやはり生き残ったのはクリスチャンだけだったか…」って恐ぇ~!(笑)
理由は定かではないんですが、取りあえず夢の中では彼らは地球最後の人類だったようです。
(まぁ僕的には仏教の思想に共感するんですが。)…ってな事も思い出したこの「地球大脱出」。
どうも小松崎氏の絵は僕の思い出とトラウマ(笑)と共に蘇って来るようです。

それと、コチラOfficialのサイトなんですが、戦記ものSFもののみならず、ホントに
幅広い画才に感服ものです…がコレはどうなんでしょ?ん~ちょっと心配です。
色んな意味で(笑)二号はいたのか?とか「両棲」ならイルカに乗らなくても良いだろ?とか
イルカの眼光怖いぞ!とかまぁフツーに気になります。

取りあえず、今はこちらで本物の
「男のロマン」に触れて来ようと企んでいるトコロです。ほら!名前も「ロマン館」だし!
ビバ!ロマン!(ってそんなシメかよ…)