みんなの僧

24で僧侶になり54で住職になるまで夢や悩みを聞き続けて30年。

駅そば うまし

2012-03-09 16:06:15 | 日記
この前 ブログで ワンコインワイン・チリワイン(フルボトル500円也)で満足し しっかり酔っ払うのは 哀しいと書いたら パドメさんにワンコインをナメンナヨって叱られた(笑)

今日はコレから奈良なう!なんだけど お腹がすいたので 品川駅で駅そばを食べた。

うんまいっ

ワカメ・ミニかきあげ・キツネのアゲの三種盛りを食す。

ツユも美味いし、蕎麦自体も合格点! 品川駅改装以前に食べた駅そばはまずかった。

まずいものを みんなで並んで食べていると ブロイラーのエサの時間みたいで ホントに悲しくなる。

しかし、美味い駅そばだと ブロイラーのエサタイムではなく、我先を争って食べるファースでフードイーターな感じになる。

拙僧の偏見で、エゴで、へりくつだけど

今日の駅そばは美味しかったぁ

おツユも全部飲み干した。
しめて480円なり。

こちらもワンコイン以下そばなり、である。

日本は ホンマに美味しい、美味しい国である。

新幹線はただ今 静岡の掛川あたりかなう。

いや、それにしても 忙しかった。

配信とはいえ、同時にタイプのまったく違うアーティスト二組を世に送り出す訳だから、たいへんでなかろうはずは無い。

仕込みではないが、朝日新聞の取材や 打ち合わせや 変更や 何やらかにやらで連絡も夥しく、打ち合わせは懇切に行うので 頭の芯が疲れきった。

その割に ブログとなると暑苦しくなるのは

性(さが)以外の何者でもない。

上忍の里の 山寺で3月11日から3月18日までの一週間 東日本大震災供養の法要を行う。追悼法要かな。
3月17日は檀家さんが いっぱい集まられて 追悼法要だけでなく、 春の彼岸会法要と前住職(父)の三回忌法要も併せてお勤めする。
ご講師は奈良きっての法話達者の藤井先生。

今からお話しが楽しみだ。
明日はそれらの法要のために 丸1日準備になる。
どんな荘厳、飾り付けにするかなぁ とボンヤリ考える。

天候は不順だが花粉症は大丈夫だ。

明日から一週間は 僧侶三昧、法要三昧である。

山の山奥だから あんまし人は居ないけどね。

おっ!もう名古屋だぎゃあ

宣言 布告

2012-03-09 11:11:15 | 日記

闘いを始める。

誰とだ?

何をだ?

その昔、バブルがはじけて その後、言いようの無い 不満と閉塞感が世の中を覆い始めた。

不満と閉塞感を彼なら、ぶち破ってくれるんじゃあないかと世の中は「小泉劇場」に熱狂した。

小泉純一郎は経済資本主義のトリックスターだった。「自民党をぶっ潰す!」と言って本当に壊してしまった。
良き昭和の産業構造や金銭的価値観もついでにぶっ潰した。そして責任を追及される前に さっさと自ら退場してしまった。

国民はカリスマやスターでもダメならとアメリカからの借り物「二大政党制」にハマってしまった。真偽も確かめもせず、我々は「政権交代」と言う呪文に、催眠術に、集団催眠状態となり、大事な舵取りを またしても誤ってしまった。

寂寥感、諦め、不満、閉塞感はもはや頂点に達し 「もう、政治では ダメなんだ!」と結論めいた厭世観に国家レベルで覆われた。

そんな やり場のないエネルギーが一挙に爆裂するかのように あの日はやって来た。

2011年3月11日

東日本大震災 発災

と同時に戦後の高度成長とアメリカの傀儡自民党政治のトリックを暴くかのように それらの象徴「原子力発電」の欠点と傲慢をもぶっ潰した。そしてメルトダウン。菅直人政権による危機管理もメルトダウンしてしまった。 戦後の利得の倍付けの損害が 我々国民に降りかかってきた。

我々は、この国の神様の本質が「破壊」「再生」「豊穣」の多面的な神様である事を忘れて、個人的欲望の祈願対象になり下げてしまい、人間にとって都合のいい神様にすり替えてしまった。

馬鹿者は、のたまう「こんな目に逢わせるのは神様じゃない!」

いつの間に人間は神より偉くなり、自然を超越し、人間の利得や欲望の為の神様になったんだ?日本の神様はっ!

この地球が始まって以来、いや、宇宙が始まって以来、人間の為に回ったためしなど 一秒も一ミリも 無い。

宇宙も 地球も 日本の神様も 淡々と「豊穣」→「破壊」→「再生」→「豊穣」をそれぞれのリズムで繰り返しているのだ。

豊穣には感謝を! 破壊には畏れと教訓を! 再生には奇跡と感激を!と、賢い先人たちは 身を持って知り、その感謝と畏敬の対象を「神」と呼んだのだ。

しかし、「神」は「申し示す」とある通り ある日前触れもなく 何かを「申し示す」のだ。

医者のインフォームドコンセントのように事前に「何の為に何をするのか?」なんてことを「神」にする義務は無い。

ただひたすらに奇跡と偶然に満ちた物理学的必然を「起こす」に過ぎない。

優しく美しい母が、逞しく包容力に満ちた父が、突然 怒り狂い、猛り狂うと子供たちに なすすべがなくなるように、神が自然が一度 猛り狂うと 我々人類には なすすべなど もともと無いのである。

「理解できない現象」

これを人は「不条理」と呼び、「豊穣」「破壊」「再生」を繰り返す現象を

「無常」と悟った。

つまり、全ては「常ではない。留まるもの無し」と言う真理を発見したのだ。

「真理」と向かい合う「人間」に立ちはだかる「無常」と「不条理」の関係を看破し、その処方箋を「言い遺し」てくださったのが「ゴータマ・シダルッタ」つまり「釈迦」であり「ブッダ」である。
「真理」と「人間」の間に横たわる「不条理」を「真理」として、「真理を完全に理解」をすることを「悟り」とよんだ。

この相関関係を「法」と呼び、「仏」が悟った「法」なので「仏法」と呼ぶ。

今の日本仏教は「悟り」に至る「方便」のみのテクニカルを追求し、大成・熟成したものである。間違いでは無いが、「宗」とか「宗派」は基本的に「排他的」である。

しかし、宗派に属するのが基本的で、真理を追求しようとすれば、宗派から仏法にさかのぼり、源流を辿らなければ、仏法の深淵と真髄に触れる事は無いだろう。

拙僧は「宗派」を疎かにするものではない。しかし、それ以上に「仏法」に帰依するものである。

釈迦は三宝を敬え と仰せになられた。

三宝とは「仏」「法」「僧」

いつの間にか「僧」は「寺」の「住居人」になり、観光地では「観光施設」の「管理人」となり、儲かる観光施設寺院はディズニーに匹敵するほどの利益をあげて、あげくの果てには「坊主」が「資産家」に成り上がっている例は少なくない。

金ピカの建物に金ピカの人生。多少弁が立ち、恰幅がよくて、上手そうな字を書けば「坊主」のさまにはなるが、「釈迦」が敬えと言われた「僧」とは全く違う。
そんな坊主が仏教協会の幹部に居るらしいが、全くもって彼らには「仏罰」しか似合うものは無い。

何をしてるんだ!

さっさと僧を辞めて 不動産か投資家になりゃ良いだろうに。(不動産の方、投資家の方ごめんなさい)

今もって 宗や宗派に甘えることなく 甘んじることなく 「仏法を歩く僧」でなければいけないんだ。

「南無阿弥陀仏」以外に極重悪人の拙僧を救うものは無い。また、それを強く理解するものである。
しかし、それに甘んじてはいけないんだ。

今、世の中は、一昨年までの、あのような閉塞感的なものは無い。あの大震災が閉塞感を木っ端みじんにしたからだ。しかし、日々伝えられる情報は我々日本人のこころを「ある感情」に駆り立てる。

それは「不安」

全国には、漫然として、漠然とした「不安」 東京では「直下型大地震」発災による信憑性の高い「不安」

しかし、こんな「不安」に立ち向かうドン・キホーテが現れた。あながちドン・キホーテではなくナポレオンかも知れないのは「大阪市長・橋下徹」
だが、橋下徹独りの活躍では日本の「不安」は無くならない。残念ながら、維新の会は烏合の衆のごとくで選挙以外は役には立たなさそうだ。

拙僧は12年間の選挙参謀を通じて ハッキリ学んだ。
明治以来、日本は「官僚国家」であることを。

テレビには映らない「官僚たち」が日本を動かしているのだ。

政治家では変わらない「政治」なのは 実際、「政治」をつくり、執行しているのは「官僚たち」なんである。

その「官僚国家」に立ち向かおうとしているのが「橋下徹大阪市長」

しかし拙僧はわかっている。

「官僚たち自身」が「官僚国家・日本」をどう変えないと「日本」が滅びるのかを「考えて」直ぐ「執行」する以外は無いと。

間に合わない。手遅れ。

「橋下徹・大阪市長」が「官僚国家・日本」を変えるのではなく「官僚たち」が「橋下徹大阪市長」の政治エネルギーをどう 自分たちの改革に利用するかどうかなんだ。合気道が敵や相手の「力」を利用するかのように。
思い出す。渡辺美里さんの「マイ・レボリューション」がレコーディングスタジオで出来上がる過程を 目を見開きながら、耳をそばだてながら、静かに拙僧は凝視していた。

担当の天才ディレクターのKさんは早稲田の学生時代、学生運動の闘士だったらしい。渡辺美里さんだけではなく、小室哲哉さんや大江千里さんを世に送り出し、成功に導いた名伯楽である。レコーディングの合間にカフカを読みながら、美里さんにアドバイスをしていた

「世の中変えるより、自分が変わった方が、世の中変わるんちゃうかな……」

彼女が、その会話をどう受け止めたかは知らない。また、歌詞にどう反映したのかは分からない。

しかし、流れ始めたメロディーは歌っていた。

「わかりはじめたマイ・レボリューション

国の幸せを自民党や民主党やカリスマに求めるだけではなく、また、人々の求める「道」や「真理」を宗や宗派に甘え、甘んじることなく、自分自身のこだわりを習性を「壊して」そして「再生」「新生」していくことが いま、一番大切なんで す。それしか。「無い」
読んでますかね「官僚の皆さん」このブログ。あなたたちが、あなたたち自身が変わろうとしないと

日本は 終わって しまいます。

聴いてもらえませんか?もう一度、渡辺美里さんの「マイ・レボリューション」

拙僧も 政治に依頼心を持たず、仏教界や宗や宗派に甘えることなく、甘んじることなく マイ・レボリューションしていきまっさ!

お先に!シツレイーーー

「櫻の花」朝日新聞 記事

2012-03-09 10:03:33 | 日記

昨日、夕方を読みそこねた方やなかなかデジタル記事が見つからないこともあるので、掲載された記事をアップします。
地方によっては若干内容やレイアウトが違います。また使用された写真も違うようです。

基本記事は以下となります。



 阪神大震災で父を亡くし、兄妹3人を育ててくれた母を東日本大震災のボランティア中に亡くした26歳の女性が震災1年の3月11日、歌手デビューする。
 「震災で『ありがとう』や『愛してる』を言えないまま大切な人を亡くした方々がいる。この曲を通して亡き人と心で対話してもらえたらうれしい」という。
 
 北九州市出身の櫻―sakura―(本名・水口真由美)さん=東京都練馬区。
 建設会社社長だった父(当時57)は17年前、神戸で手がけていた建物が崩れ、亡くなった。週末は単身赴任先の大阪から帰り、クリスマスは一家そろって「きよしこの夜」を歌った。母は父の話も震災の映像も避け、生命保険の勧誘や土木の仕事などをかけ持ちし、櫻さんと3歳上の兄、二つ下の妹を育てた。
 櫻さんは歌手を志してカラオケ店で働きながらライブ活動をしていたが、20歳で上京。携帯電話店などで働きながら、作詞作曲して路上やライブハウスで歌ったが、芽が出ない。電話の愚痴に母はいつも励ましてくれた。「あんたが誰かのために歌ってる姿が好き。一番大事なのは歌い続けることよ」

 4年前、母は乳がんに倒れた。地元に戻ろうと思った櫻さんに、母は「東京で夢をかなえてほしい」と止めた。
 一度は快復した病気が再発した昨春、東日本大震災が発生。母は、自分が開設した闘病ブログへの書き込みで知り合った友人に食料を届けようと福島へ。お米を調達に行った新潟で倒れ、53歳で亡くなった。

 母が残したノートには、「歌い続けなさい」と櫻さんへの遺言が書かれていた。母のことを思って「櫻の花」を作り、東京のシャンソンバーで歌った。
 
 独りきりで眠れない夜 あなたの事を想い出す
 記憶の中いつもの様に またむじゃきに笑っている
 あなたの温もり感じたくて 探してるよ 今でもずっと

 「すごい曲を歌う子がいる」。今年2月、大手レコード会社で約20年間新人アーティスト育成に携わったことがある奈良県宇陀市の音楽プロデューサー、槇雄説樹さん(56)が、知人から櫻さんを紹介された。
 寺の住職でもある槇雄さんは震災後、自家用車に阿弥陀像を積み、三陸沿岸の街角や遺体安置所の体育館で10日間読経した。
 1年の節目に何ができるか考えていた時、「大変なことがあっても人生は続いていく。自分が送りたいそんな思いを彼女の歌が代弁している」と感じた。旧知の音楽関係者に働きかけ、デビューが決まった。
 
 「櫻の花」は11日、ネット音楽販売iTunesストアの「bouzuレーベル」から配信される。