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◇日々是、ジョイトイ。

   思うまま。 望むまま。 本能のまま。

■ ブルーグラスナイト / 銀座・ロッキートップ

2008-11-05 | 【音】


11/4(火)。

同級生の 西海孝くん が ブルーグラスでバンジョー弾きまくる ということで
【銀座・ロッキートップ】 へ。

ここは ジョン・デンバー なんかも演奏した カントリー系の 有名ライブハウス です。



【テキーラサーキット】 のコンビ SHIMEさんと西海孝くん の息もピッタリ。
茂泉次郎さんがフィドル&マンドリン。 手島昭英さんがウッドベース。



弦楽器 の魅力満載。  アンプラグド の 音色 と コーラス が心地よい。
せっかくの ブルーグラス ということで、お酒も久しぶりに バーボン を。



「日本で三本の指に入る」 とも言われる 西海くんのバンジョー。
やっぱり 上手いなー。
気負うことなく。 肩肘張らず。 心地よく演奏を楽しめました。

ライブが終わって携帯をいじると、G友から 「G勝利!」 の祝電(笑)が届いてた。
えっへっへ。  今宵は楽しいひと時でした。
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■ 西海孝 LIVE / BACK IN TOWN

2008-06-12 | 【音】


6/11(水)。

【西海孝くん】 の LIVE を聴きに 【曙橋・バックインタウン】 まで。

 



  ↓ 本職のバンジョー。  日本で3本の指に入ります。




  ↓ 【小山りえさん】 の フィドル は アイリッシュ。




  ↓ ショートスケールの面白いギター。
    西海くんのお気に入りだとか。  アコギっぽい音で味があったなぁー。




  ↓ 【楽器】 は見ているだけも、楽しいのだ。




僕らの年代には、汗とは無縁の LIVE も良いもんだ。
今回も 【リビング・ミュージック】 が心地良い。。

フィドル。  アコーディオン。  そして、西海くんのギターやバンジョー。
ちょっと “情熱大陸” っぽいアレンジの、楽しい楽曲たちも。。

とにかく、音がいい。
ひとつひとつ、しっかりと弾け飛ぶ音たち。  ゴマカシのない演奏。  

今宵もいっぱい聴いて、呑んで、楽しんで。
記念のスナップをパチパチ撮って、自宅に帰り着いたのは午前様。。

 
  

↑ アコーディオン の 【宇戸俊秀さん】 は高校の1年先輩です。 西海くん は、中学の同級生。

西海くんは、昨年の紅白歌合戦に 【馬場俊英 氏】 のバックで出演。
最近は 【森山直太朗 氏】 のツアーでギターを弾いていた。

その他にも、あちこちから引っ張りだこの実力派ミュージシャン。
これからも、ますますのご活躍を期待です!  また、聴きに行きましょう。

---------------

◆ 西海孝 関連

■ 西海孝 in コブクロ / 5296

■ 西海孝@YOKOHAMA

■ 西海孝@BACK IN TOWN
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■ 藤井フミヤ@武道館

2007-12-31 | 【音】



何年ぶりの 「タマネギ」 なんだろう・・

10年振り?
そんなもんじゃききゃしない。。

20年??
どうだろう??

本当に久方振りに訪れた 「武道館」 は
驚くくらい狭くて・・


いや、正確に言うと、自分の記憶の中の 「武道館」 は・・
もっともっと。  ずっとずっと。  すごく広い場所だった筈なんだ。。

それだけ 「自分が小さい時に訪れて以来・・」 ってコトなんだろうか。。




武道館のスタンドの眺めに、なにやら 「時=歳」 を感じてしまった、2007。 冬。

---------------

本日(12/30)は
“乙女” の年末の風物詩。  年中行事。
【藤井フミヤLIVE@武道館】 にお供。  招待していただいた。


いや、スゴイよ。  聞いてはいたけど、婦女子のパワー(驚愕)。
踊る、踊る。  揺れる、揺れる。
おじさんは、もう、あっけなく降参です。  はい。

(笑)。

フミヤくんの体力もスゴイ。
見習わなくちゃ。

そんなこんなで、良く遊んだ2007年も遊び収め。
楽しかった。  ありがとう。

それでは皆様、また来年。  良いお年をお迎えください。m(__)m
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■ 西海孝 in コブクロ / 5296

2007-12-22 | 【音】


先日発売になった 【コブクロ】 のニューアルバム 【5296】

クレジットに 【西海孝くん】 の名前が。



9曲目の 【風の中を】 という楽曲で
マンドリン ・ バンジョー ・ ドブロギター を弾いています。

西海くんは、今年紅白にも出場が決まった 【馬場俊英さん】 のサポートで
ツアーも回っているんだけれど、この馬場俊英さんのブレイクのきっかけの一つが
馬場さんの楽曲 “BOYS ON THE RUN” を コブクロ がカバーしたことなんだそうだ。

そんな関係で 西海くんとコブクロ の繋がり生まれたんだろうか??
いや、適当な推測です(笑)。 今度機会があったら訊いてみよう。

◆ 風の中を / コブクロ  (・9.5MB 320kbps.MP3 ・4分9秒)

---------------

では、みなさま、良いクリスマスを。。

ワタシは、桑田真澄情報を気にしつつ・・ ちょっと遠出してまいります。
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■ 西海孝@YOKOHAMA

2007-11-28 | 【音】



もう先週のコトになってしまったけれど
横浜のイベントで 【西海孝くん】 が演奏をした。
【馬場俊英さん】 をギターでサポート。

短い時間のライブだったけれど
お天気も良くて、楽しめた。

で・・

男女8人。
ライブ後に呑んだくれ。 9時間は呑んでたなぁ。
8人しかいないのに、最初の注文は
「とりあえずビール10杯」。

3人ぐらいグラスが空くと
「ビール追加で5杯」。

カラオケでは
「ひとまずピッチャー2つ!」。
「いや、やっぱり3つ!」。



楽しかったなぁ~。

   

あくる日。
二日酔い気味のワタシとは裏腹に、西海くんは朝から長崎へライブに旅立った。

お昼時。
これから長崎中華街で 「ちゃんぽん」 食べる と写メールが。
タフだなぁ。 やっぱり体が資本だ。 元気が一番。

そうそう。
中学時代アコギ少年達はみな 【風】 に憧れていたのだけれど。。

あの頃、勿論 【風】 をコピーしまくっていた西海くん。
今年、その 【かぐや姫-風】 の 【伊勢正三氏】 に見込まれて、
正やんのライブにギターとして参加していたそうだ!

『もう涙がこぼれそうなくらい感動した。。』 とのコト。
だよなぁ~~。 正やんのバックで 【海風】 とか弾くんだもんな~!
もしもその場にいれたなら、オレが真っ先に泣いてたな。  くすっ。

また近間のライブの時には聴きに行く。  また楽しもう。  また、呑んだくれよう。
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■ 西海孝@BACK IN TOWN

2007-11-08 | 【音】



中学時代の同級生でミュージシャンの
【西海孝くん】 がソロライブをやるということで、曙橋のライブハウス 【BACK IN TOWN】 に行ってきた。
西海くんとは、中学時代に 「ギター部」 で共にアコギを掻き鳴らしていた仲なんだ。

プロになった西海くんは、太田裕美・鬼束ちひろ・元ちとせ・遊佐未森・小坂一也・マイク真木なんかのサポートをこなし、スタジオミュージシャンとして、『バンジョー弾かせたら日本で5本の指に入る』なんてコトも言われてる。


彼は中学時代から 「カントリー」 や 「ブルーグラス」 に興味を示し、
既にバンジョーやマンドリンも弾いていた。
当時から、楽曲を数回聴くとそのまま楽譜無しでコピーできてしまう良い耳と、
決してリズムを狂わせない正確なギターテクも持っていた。
彼がプロミュージシャンになったと聞いた時 「さもありなん」 って思ったもんだ。

まあ、要するに 『栴檀は双葉より芳し』 っていうコトだ。

   

   

今回のライブでも彼はアコギ・バンジョー・マンドリンを弾き 【リビング・ミュージック】 と名付けた、スタンダードカントリー(例えばフォスターなんかの)にオルジナルの日本語歌詞をのせた穏やかで癒しのある歌を、味わいのあるボーカルで唄いこなした。

3時間あまりのライブはあっという間。
楽しかった。 ほんとうに。

ライブが終わった後、中学3年生の時に 「ギター部」 として体育館で演ったライブのカセット音源を、西海くん自身がCDに焼き直したものをプレゼントしてくれた。
現在プロである彼が、中学時代のあの音源を残して持っていてくれたコトに驚いた。
15歳のあの時以来、実に数十年ぶりに、ギター部でアコギを掻き鳴らしていた3人で写真も撮れた。

いったい・・ あれから、あの当時のオレ達何人分の時間を生きたんだ(笑)?

ギター。 バンジョー。 マンドリン。
楽器を弾くコトが大好きだった西海くんは、今もあの時の西海くんのままだ。

今日数十年ぶりに再会した “アシくん” は、去年アコギを買いなおしてまた練習を始めたそうだ。

いいなぁ~、お前ら(笑)。
オレも押入れの中のアコギ、引っ張り出したくなっちまった。

いつか。 今度。 “アシくん” の店で 「ギター部再結成ライブ」 でも演ろうじゃないか。

うむ・・  そうさ。  そうだよ。  悪くない。
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■ Revolver (A) / The Beatles

2007-01-26 | 【音】
◆ Revolver (A) ◆


・Taxman
・Eleanor Rigby
・I'm Only Sleeping
・Love You To
・Here,There And Everywhere
・Yellow Submarine
・She Said She Said

1966/8/5 英国発売 「Revolver」 の 「A面」 です。

タイトルは元々 「Abracadabra」 と呼ばれていたようですが既に誰か他のアルバムで使われていたため 「Beatles On Safari」・「Bubble And Squeak」 など数点が候補に。 結局はビートルズの日本公演に際して警備の警察官が携帯していたピストルの名前 “Revolver”  からポールが思いつきそれを採用。 なにしろ東京から電報を打った、ということらしいので、よほどインスピレーションが湧いたのでありましょう。

インド音楽との融合。 凝ったコード進行。 テープループや逆回転。
ブラスの起用や様々な効果音。 まさに 「スタジオ・ワーク」 真っ盛りです。 アルバム発売直後のツアーではとうとう1曲も演奏されることは無く、8月29日を最後に彼らはツアーそのものから撤退してしまいます。 『アイドル・グループ ビートルズ』 の終焉です。 このアルバムではトレードマークだった “リッケンバッカー” のギターも “ギブソン” に持ち替えられています。

初登場1位・7週TOP1キープ(英)

ツアー撤退による 「沈黙の時期」 に入った ビートルズ はその副産物として 「プロモーション・フィルム」 というアイデアを披露する事になります。
なにげに、こんなとこでも先駆者だったワケです。
 

B面の “Tomorrow Never Knows” は必聴です。  できれば 「大音響で」 ね(笑)。

Taxman Harrison
ジョージの作品。
ベースもドラムもギターも、歯切れが良くてみんな カッコE。
後半ギターがベースに被ってくるドライブ感もいかしてる。 歌詞に出てくるヒースとウィルソンは、当時のイギリスの保守党と労働党の党首。 "There's one for you,nineteen for me" というのは当時 20シリング=1ポンド だったところからきています。 95%は税金で持って行かれるという皮肉です。 リードギターはポール。  ◆♪

『“Taxman” はいくら僕たちが稼げるようになっても、そのほとんどが税金で持ってかれるという、当時も今も変わらない状況を初めて意識して書いたものなんだ』 by ジョージ 
Eleanor Rigby L=M

ポールの作品。(Yellow submarineと両A面)
ストリングスをバックにポール一人でレコーディング。
“Yesterday”のパターンです。 ちなみにこの曲では ビートルズ  は楽器演奏はしていません。
歌詞が素晴らしい。 これもまた、逸品。

『この曲はピアノで出だしのメロディを思いつき、言葉を付けて弾いてみたのが始まりだった。 元々のタイトルは 「Miss Daisy Hawkins」 だったと思う。 結婚式のあと教会で米を拾うのは彼女だったんだ。 本や新聞から思いついた最初の一行から始めるのが僕らみんなのやり方だったんだ。 最初は Miss Daisy Hawkins は Annabel Lee みたいに若い女性、だけどセクシーじゃない女性だった。 だけど、彼女は教会でお米を拾っているって言っちゃっているんだから、彼女は掃除婦でなくてはダメだと思った。 結婚式に間に合わなくて突然寂しくなったんだ。 実際彼女は全てうまくいかないオールド・ミスタイプなんだ。 ジェーン(ポールの元恋人) がブリストルで公演をしていて僕は彼女が終わるのを待って通りを歩いていたんだ。 本当は Daisy Miss Howkins と言う名前が好きじゃなくてもっとリアルな名前が欲しかった。 その時 『Eleanor Rigby picks up the rice and lives in a dream』 という考えが浮かんだ。 そして彼女が誕生したんだ。 次が Father Mackensie だ。 Father McCartney にする予定だったんだけど、こんな寂しい歌に父さんを持ち出すのも抵抗があって。 だから、電話帳を探したんだ。 ランダムにやるやり方って、自分の頭で考えるより完全なものが出てくるんだ。 とにかく、 Father MacKensie がいて、彼は僕が想像した通り、孤独で靴下を縫っているんだ』 by ポール

I'm Only Sleeping L=M

ジョンの作品。
まさに夢の途中といった気だるい曲調。 怪しげなギターの音はテープの逆回転。 ジョンのVol.もテープ速度を操作してあるらしい。 絶対にシングルにはならないけれど、ある意味後期の ビートルズ の方向性を示すマスト・ソング。  ◆♪

『まずコード進行を譜面にとり、それを逆の順番にひっくり返す。 それからそのコード進行に従って演奏するんだけど、再生するまで分からない。 何回かやってみて気に入ったのがあれば取っておくわけさ』 by G・マーティン

Love To You Harrison
ジョージの作品。
シタール用のインド音楽です(笑)。 なかなか良い感じ。
末っ子扱いのジョージも大人になった。 まさにジョージの 「個」 が確立されつつある一曲。

タブラはインドのミュージシャン、Anil Bhagwat。 シタールはもちろんジョージ。 

『これはぼくがシタールのために初めて書いた曲の一つ。 「Norwegian Wood」 はシタールのパートに関してはあくまでも偶然で、ぼくが初めて意識的の書いたのはこれなんだ』 by ジョージ
Here,There And Everywhere L=M
ポールの作品。
メロディーラインが美しい、いかにもポール的なバラード。
コーラスが優しい気持ちにしてくれます。
以前作っていた ビートルズ・コンテンツ は、この曲から名前を取って
 「Here,There And Everywhere」 と付けていました。
そのくらい、好きな曲。  ◆♪

『これはジョンの家のプールサイドで1日で書き上げた曲だ』 by ポール

『ビートルズの曲の中でもぼくのお気に入りの一つだよ』 by ジョン
Yellow Submarine L=M
リンゴの為に書かれたポールの作品。(Eleanor Rigbyと両A面)
ポールはコップの水をストローでブクブクと・・ ジョージはバケツの水を引っかきまわし・・ ジョンは乗務員の台詞をライブで。
あとはもうスタジオにいた人全員参加の大コーラス。

良いなァ、こういうの。 遊び心満載で。 それもこれもリンゴいればこそ。
本当に。 リンゴがいればこその ビートルズ なんだよ。 僕はそう思います。
 
『タンクの中でブクブクいう水の音や、鎖がカチャカチャいう音、そういった色々な音が聞き取れるだろう。 私たちは実際そういった音をスタジオで出したんだ。 ジョンは小型のハンドマイクを自分のアンプに差し込んでそこから話せるようにした。 だから、 “full stream ahead” と言うセリフはメイン・ヴォーカルが歌っている最中にライブで録音されたのさ。 みんな笑っていたよ』 by G・マーティン
She Said She Said L=M
ジョンの作品。
LSD体験を唄った作品と言われています。
曲中で 「彼女」 が語る 「死が何であるかを知っている」 という台詞はピーター・フォンダがトリップの最中にずーっとジョンの耳元で囁き続けていた台詞なんだそうです(笑)。


このブログの文字制限は 10,000文字でして・・
いろいろ言い回しを変えたり、文節丸ごと削ったりしてみたのですが、どうにも文字制限がクリアできないので 「A面」・「B面」 の 
2部に分ける コトにしました。 
面倒くさくてスミマセン。 m(__)m

“ Tomorrow Never Knows・・”
◆Rubber Soul(A)←                         →◆Revolver (B)
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■ Revolver (B) / The Beatles

2007-01-26 | 【音】
◆ Rubber Soul (B) ◆


・Good Day Sunshine
・And Your Bird Can Sing
・For No One
・Dr, Robert
・I Want To Tell You
・Got To Get You Into My Life
・Tomorrow Never Knows


1965/12/5 英国発売 「Rubber Soul」 の 「B面」 です。
しつこいようですが・・。  “Tomorrow Never Knows” です。

Good Day Sunshine L=M
ポールの作品。
なにやらのどかな雰囲気と裏腹に、作りは結構凝っています。 Vo.はポールの多重録音、ドラムも2トラックを重ねています。

ピアノはポールとG・マーティンが仲良く。 度重なる転調も特徴。

『これはジョンの家にいるときに書いた曲なんだ。 太陽がまぶしかった』 by ポール
And Your Bird Can Sing L=M

ジョンの作品。
心地よいツインリードのギターと 「Taxman」 っぽいベースが印象的。
歌詞の内容がシュールだと当時話題になったのだとか。
しかし・・ なんか変わったエンディングだぞ(笑)。

For No One L=M

ポールの作品。
ジョンとジョージは不参加。
フレンチホルンをフューチャーしてポールの一人舞台といったところか。
クラシカルで牧歌的な感じ。 これまた唐突に終わる。

ピアノはポール。 ホルンはAlan Civil。

Dr, Robert L=M
ジョンの作品。
ドラッグの歌です。
N.Yに チャールズ・ロバーツ という医師が実在していて・・。
 
『彼は冗談のような人間さ。 ニューヨークにある男がいるんだけれども、みんなが 「あいつからなら、どんなヤクでも手に入るよ」 と言っているのを聞いたんだ。 あの曲はその男の闇商売の話さ。 でも、誰が何の病気でも、覚醒剤や鎮静剤なんかあれこれを注射して治してしまうっていうジョークでもあるんだ。 彼はニューヨークをハイにしたんだ。 『Doctor Robert』 はそういう歌なんだ。 錠剤だけで全部片づけてしまう医者のね。 内輪のジョークの一つだったんだけど、この曲を聴いた人が自分のケースに当てはめてくれれば単なる内輪だけのジョークじゃなくなるし、 そこが最高なんだ』 by ポール

『これはぼく自身のことなんだ。 はじめの頃はツアーにあらゆるドラッグを持って行っては自分で混ぜてた』 by ジョン
I Want To Tell You Harrison
ジョージの作品。
これは隠れた名曲かも。 フェードインのギターイントロにピアノとベースがブンブンときます。
このベースは、完成テイク録音後に被せられたものだそうです。

ピアノはポール。
Got To Get You Into My Life L=M
ポールの作品。
ブラスサウンドと力強いVol.が華々しい一品。
ブラスを担当したのは 「キャバーン」 時代の旧友ミュージシャンらしい。 ポールの弾くリードGをなぞる様にブラスアレンジ、そしてミックス時にギターの音をカットしたのだとか。 いやはや、手が込んでますな。  ◆♪

『管楽器を使ったのはこれが最初だったと思う』 by ポール

『モータウンから影響を受けた曲だ。 分かるだろ。 周りのことに敏感なのさ。 これも彼の傑作だろう』 by ジョン
Tomorrow Never Knows L=M
ジョンの作品。
COOL!!  サイケ!!  This is  “Revolver”。 

はたしてエフェクトが掛かっていないパートはあるのか(笑)?
ジョンのイメージとしては、ダライ・ラマが山頂から歌っているような感じにしたかったらしく、Vol.をラウドスピーカーに通して回転させているんだとか。 ミックスに加えるサウンドは各自自宅で作って持ち寄り(笑)。 ジョンは、8台のテープレコーダーにそれらのテープをかけて、フェードイン、フェードアウト、逆回転とやりたい放題で感じを出したそうです。 う~ん。 スゲエ。
『Revolver』 のレコーディングはこの曲から始まりました。  ◆♪

これは 「アンソロジー」 からの映像かな??
◆ You Tube : The Beatles explain “Tomorrow Never Knows”

『歌詞はぼくが持っていた 「チベットの死者の書」 から引用した。 タイトルにはリンゴが間違って口にした言葉を使ったんだ。 重苦しい歌詞を軽くするためにね』 by ジョン

『あれはまさしくLSDの歌さ。 おそらくはあの曲だけがね』 by ポール

『時々最初に考えたバックがまるで出来ないことがある。 “Tomorrow Never Knows” では頭の中ではバックに大勢の坊さんが念仏を唱える音を想像していた。 もちろんそれは出来なかったので、違うことをやったんだ。 ぼくはオリジナルのアイディア、坊さんが唱えているという考えに固執すべきだったんだ』 by ジョン


さて。 ビートルズ の変革期がやって来ました。
それは一言でいえば 「成熟」 ということなのでしょう。
そしてそれは 「個性」 が顕著に現れ出したということでもあります。
彼らはライブ活動に幕を降ろし、スタジオで自分の求める音楽への追求を始めます。
今から思えば・・ それは袋小路に歩を進め始めた・・ という事だったのかもしれません。

“ Tomorrow Never Knows・・”
◆Revolver (A)←             →◆Sgt,Pepper's Lonely Hearts Club Band
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■ James Brown / Dance Lessons

2007-01-21 | 【音】


先日亡くなった “ファンクの帝王・ジェームス・ブラウン”
自らが様々なステップを披露、解説している

【James Brown,Dance Lessons】

ちょっと珍しい映像なのでは??

さすが 「帝王」! ファンキーですね。
上手いのかどうか良くワカリマセンが(笑) スゲー ってコトは良くワカリマス。
動きなんかキレキレだし。 幾つぐらいの時の映像なんだろう??

“Soul Train!”



◆ DevilDucky :James Brown Dance Lessons

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■ Stevie Wonder / Superstition@Sesami Street

2007-01-16 | 【音】



Stevie Wonder の “Superstition”
1973年のライブパフォーマンス。

文句無く カッコE んですが、さらにスゴイのが・・
“Sesami Street” でのパフォーマンスだっていうところ。

【Superstition@Sesami Street】

キメキメの中、Stevie も “♪ Sesami Street~”
と即興で唄ってます。


そりゃ、KIDS もノリノリです(笑)。

「本物」 は決して己の本分で 「手抜き」「インチキ」 をしない。

例えそれが 「余興」 であっても。




◆ You Tube : Sesame Street Superstition


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■ Rubber Soul (A) / The Beatles

2007-01-05 | 【音】
◆ Rubber Soul (A) ◆


・Drive My Car
・Norwegian Wood
・You Won't See Me
・Nowhere Man
・Think For Yourself
・The Word
・Michelle

1965/12/5 英国発売 「Rubber Soul」 の 「A面」 です。

このアルバムでは 「Help!」 で兆しを見せ始めた 「音楽性」 への拘りが更に進みます。 彼らは束縛だらけのツアーに拒否反応を見せ始め、唯一自由になれる場所、スタジオへとその活動拠点を求めるのです。 「リバプール・サウンド」 は影を潜め、実験的な音作りがこのアルバムから本格的にスタートします。 と同時にジョンの詞の世界は深みを増しはじめ、そしてクスリの影もチラホラと・・。

アルバム収録曲の中で、コンサートで演奏されたのは 「Nowhere Man」・「If I Needed Someone」 の2曲だけで、シングルリリースも無し。 アルバムタイトルもそれまでの 「収録曲」や「Beatles」 とは無縁の独自のものが起用されました。 やはり 「トータル・アルバム」 への拘りでしょうか? ちなみにタイトル 「ラバーソウル」 はポールの発案だとか。
多くの曲が 「録音」-「リメイク」-「オーバーダビング」 と、手を加えられています。

初登場1位。13週TOP1キープ(英)

『はじめの頃は与えられた音をそのまま受け取るしかなかった。 どうすればもっと低音を出せるか何てことは分からなかったからね。 「Rubber Soul」 で僕らはテクニックを学んだ。 そしてアルバム作りに熟練したんだ』 by ジョン

『「Rubber Soul」 は新生ビートルズを世間に示した最初のアルバムだと思う。 それまではアルバムはシングルの寄せ集めのようなものだったけど、このアルバムからビートルズ自身のアート、自分たち自身を表現するものとしてアルバムを考えるようになった』 by G・マーティン

Drive My Car L=M
ポールの作品。
モータウン系R&Bをビートルズ風に。 カッコ良いです。
カウベルはリンゴ。 ピアノはG・マーティン。

『お尻の軽い女の子のことを歌った曲って事は、変わらなかったけど、おかげでメインの歌詞が少し良くなった』 by ポール

これは、最初 "You Can Give Me Golden Rings" という歌詞だったのを
ジョンと相談して "You Can Drive My Car" に直した、というコトを言っています。  ◆♪
Norwegian Wood L=M

ジョンの作品。
ゆったりとした不思議な魅力のある曲。 シタールも良くマッチしていると思います。
この歌詞に関しては様々な解釈があるようです。 実は "Norwegian Wood" という言葉は元々 "Knowing She Would" だったという説があって・・ (興味がある方は歌詞を変えて訳してみて下さい)。 レコード会社が 「これでは出せない」 というのでジョンが即興で語呂合せをしたという話しです。 あり得マス(笑)。 タンバリンはリンゴ。 シタールはもちろんジョージ。

もしかすると・・ 村上春樹の小説 「ノルウェイの森」 の方が有名だったりして・・(涙)。

『僕らはこの曲をいろいろなヴァージョンでやってみたんだけど、ぴったりこなくてだんだん頭にきた。 みんなが 「やりたいようにやってみなよ」 って言うから 「こんな風にやりたいんだ」 って言った。 それで、ギターをでかい音でかき鳴らして歌った。 そして、ジョージがシタールを持っていたんで彼にあの部分、dee diddley dee diddly deeのところできるかって聞いたんだ。 シタールをやって間もない彼はできるかどうか自信がないと言ったけど、とにかくやりたいと練習した。 それで、習得して後でダビングしたんだ。 幾つかに分けてやったと思うな』 by ジョン

 『この曲の中で家を燃やしてしまおうと決めたのは僕だ。 大して意味のあることじゃないけど』 by ポール

 『ロンドンで薄汚いシタールを買って、持っていったんだ。 それでこの曲のパートをしたのさ』 by ジョージ  
◆♪

You Won't See Me L=M

ポールの作品。
なんとも爽やかなVo .& コーラス。 ベース&ドラムのリズム隊 がこの曲を引っ張る感じ。

ジョンはタンバリンのみ。 ピアノはポール(ロード・マネのマルカム・エヴァンス?)

Nowhere Man L=M
ジョンの作品。
イントロ無しで3声コーラスのスタート。 カッコE。
明るい曲調と裏腹に、ジョンがパラノイア状態の自分自身について書いた歌だとか。
個人的には・・ 中学時代に 「ギター部」 で演って大失敗したことのある、思い入れたっぷりの一曲です。

『ある朝5時間もかけて、すごく意味があって申し分のない歌詞を書こうとしたんだけれど、結局あきらめて寝ころんでしまった。 そしたら、歌詞も曲もいっぺんに浮かんできてこの曲が出来たんだ』 By ジョン

『あの頃ジョンは自分の生き方、つまりこれから自分がどこへ向かうのかを模索していたんだと思う』 by ポール
Think For Yourself Harrison
ジョージの作品。
ポール多重録音のファズ・ベースが特徴的。 フェンダーの6弦ベースだそうです。
作風が今までのジョージと違って、ジョン風な一曲。
エレピはジョン。 リンゴはマラカス・タンバリンも。

『これは特定の誰かを歌ったんだけど、今となっては誰のことか忘れてしまった』 by ジョージ
The Word L=M
いかにもジョンらしい歌詞。
ベースが唄っている感じの小気味良い一品。 ピアノはポール。 ハーモニウムはG・マーティン。

『これはポールと一緒に書いた曲だけど、メインは僕だ。 結局言いたいのはもっと利口になれってことさ。 マリファナ時代の曲さ。 愛と平和』 by ジョン

『一つの音だけで、いい曲を書くのは難しいんだ。 時折僕らがやろうとしてたことなんだけどね。 これもそれに近いよ』 by ポール
Michelle L=M
ポールの作品。
名作バラード。 アコギもポール。
"Michelle ma bell Sont das mots qui von fres ~♪" 部分のフランス語歌詞は、ジョン&ポールの友人、アイヴァンヴォーン氏の夫人(フランス語教師)に相談したとか。
 
『パーティーとかのためにちょっとしたシャレのつもりで書いた曲なんだ。 でもしばらくして結構いい曲じゃないかと思い始めて、本気で歌詞を付けたんだ』 by ポール  ◆♪


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“ Nowhere Man Can You See Me At All ?”
◆Help!←                         →◆Rubber Soul (B)
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■ Rubber Soul (B) / The Beatles

2007-01-05 | 【音】
◆ Rubber Soul (B) ◆


・What Goes On

・Girl
・I'm Looking Through You
・In My Life
・Wait
・If I Needed Someone
・Run For Your Life

「Rubber Soul」 の 「B面」 です。

What Gose On L=M&Starkey
リンゴが初のクレジット。
いかにもリンゴVol.っぽいC&W風。 原曲はクオリーメン時代のモノという話しも。

『ずっとみんなのように曲を書きたいと思っていたけど出来なかった。 歌詞はまあまあのが出来るんだけど、メロディを考えてみんなに聞かせると 「どっかで聞いた感じ」 って言われるんだ。 だけどある曲で作曲のパートを担当したんだ。 それがこの曲さ』 by リンゴ
Girl L=M
ジョンの作品。
曲自体は甘いアコースティックなバラード。 ジョージの12弦も良い感じ。
歌詞は 「キリスト教関係の本」 に影響を受けたとか。
この曲には色々と話題が尽きません。 あえて述べはしないけど。  "tit tit tit・・"

『これは理想の少女のことを書いたものなんだ。 ・・この歌詞は気に入っている。 ベストの一つだ』 by ジョン

『エンジニアに高音を強調してくれと頼んだんだ。 だからジョンの息継ぎの音が大きくなって、パーカションか何かみたいに聞こえるだろ』 by ポール  
◆♪
I'm Lookig Through You L=M
ポールの作品。
ケンカ中だった恋人、ジェーン・アッシャーに向けた曲だとか。

アコースティック・サウンドかと思いきや、突如ワイルドなエレキでアクセントが。 ハンドクラップ風に響いている音は、手で太ももを叩いている音なんだそうです。 う~ん、サスガかも。 
In My Life L=M
ジョンの傑作のひとつ。 逸品。
ビートルズで一曲 と問われたら、ワタシは迷わずこの曲を選びます。 泣ける。

ジョンの友人でもあり、デビュー前にビートルズのメンバーで、この当時亡くなっていた スチュワート・サトクリフ や長年の友人である ピート・ショットン について書かれたとも言われる作品。

印象的なG・マーティンのバロック調のピアノは、テープ速度を半分に落して録音。 再生時に倍速にするという手法を用いています。

『これは、僕の本当の意味で傑作と言える最初の作品だと思う。 それまでは単に言葉を並べた、どうってことのない内容のものがほとんどだったけれど、 これは僕が初めて歌詞の中に意識して自分が持っている文学的要素を取り込んだものなんだ』 by ジョン  ◆♪
Wait L=M
あれ? 若々しい音だぞ?
それもその筈 「Help!」 のセッション時に録音。 Vol.のみ 「ラバー・ソウル」 のセッションの最後にオーバーダビングされたのだそうです。 「懐かしさ」 さえ感じさせるところが、今回のアルバムでの彼らの変貌を物語ります。

タンバリン・マラカスはリンゴ。
If I Needed Someone Harrison
ジョージの作品。
涼しげな12弦が心地良いです。 曲全体に透明感がある感じ。
コーラスもたっぷりで、ライブでも演奏されました。 ジョージの代表作のひとつです。  ◆♪
Run For Your Life L=M
ジョンの作品。
エルビス・プレスリーの 「ベイビー・レッツ・プレイ・ハウス」 の歌詞を一部引用しているらしい。 なにやら 「単に一曲必要だから」 書いたとか(笑)。

『これは僕のゴミみたいな曲の一つで、何も深い考えなどありはしない』 by ジョン

模索を始めた彼らには1ヶ月弱のレコーディング期間では短かったようで、最後はちょいと不完全燃焼か? このアルバム制作の経験は次作 「Revolver」 で昇華され、さらにスタジオワークに没頭していくのです。

“ Nowhere Man Can You See Me At All ?”
◆Rubber Soul (A)←                         →◆Revolver
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■ Beatles For Sale / The Beatles

2006-12-26 | 【音】
◆ Beatles For Sale 


1964/12/4 英国発売

1964/9/21 に米公演から帰国した彼らを待っていたのは 「クリスマス商戦用」 のアルバム録音。 しかも 10/9 からは1ヶ月間の国内ツアーも組まれていた。 さて、ドースル ビートルズ?

では彼らの怒涛の64年スケジュールを・・
・年頭にフランス公演 ・2月米訪問 ・3~4月 「A Hard Day's Night」 の撮影及び録音 ・6月デンマーク、オランダ、香港、オーストラリア、ニュージーランドを巡る初のワールドツアー ・7月スウェーデン公演 ・8/19~9/20初の米ツアー ・「Beatles For Sale」 の録音開始 ・10/9~11/10国内ツアー
公演の合間にはTV・ラジオ出演・・。 ふぅ~。こりゃ、大変だ。

ということで、ある意味半歩後退。 前作 「A Hard Day's Night」 が初の全編オリジナル曲であったのに対し、再度、カバー6曲の入ったアルバム編成に逆戻りとなっています。 もう、どうにも曲作りが追いつかなかったらしい・・。

初登場1位・9週連続TOP1のち再び6週連続TOP1(英)

『“Beatles For Sale”の頃は彼らは疲れていた。 何しろ63年から64年の1年間めちゃくちゃにこき使われていたからね。 ・・このアルバムは私にはあまりピンとこないね』 by G・マーティン

No Reply L=M
ジョンの作品。 イントロ無しでアルバムスタート。
ボサノバ風の小粋な一品。 歌詞もなかなか。 でも、今だったらストーカーと言われるかも・・。
ピアノはG・マーティン。  ◆♪
I'm A Loser L=M
ジョンの作品。
イントロ無しの 「フォーク・ロック」調(?) ジョージのソロはカントリーテイスト。 サビのポール(ベース)がカッコE。 「I Fell Fine」 が書き上がるまでのシングル候補は、この曲。

『ディランに傾倒していた時に作ったんじゃないかな。 僕は心のどこかで自分を負け犬なんじゃないかと思っているけど、またある部分では全能の神だと思っている』 by ジョン
Baby's In Black L=M

全編コーラスで唄い通している曲。
お気に入りの作品だったらしく、65~66年のツアーで必ず演奏。 後半伴奏がドラムだけになる部分のキックの8分刻みは、さすがのアレンジ感覚。

Rock And Roll Music Berry
オリジナルは 「チャック・ベリー」 の57年の作品。
日本公演のオープニングナンバー。 前座はドリフね(笑)。
ワタシは中学の時、この日本公演パンフの “レプリカ” を持ってました。 で、バシバシ切り抜いてクリアファイルの下敷きに。

ジョンは、もう唄いっぱなし。
なにしろ ・イントロ「チャチャチャチャ!」 ・間奏「なし」 ・エンディング「チャチャチャン!」 なワケですから。 "Go get to here them play a tango~♪" からの盛り上がりが楽しい。

ジョン、ポール、G・マーティンが1台のピアノを弾いてます。
I'll Follow The Sun L=M

ポールの作品。
「フォーク・バラード」(?) アコギに乗せて、美しいメロディーを奏でます。
えっと、作ったのはポールが16歳の頃・・。 
何してました? 16歳の頃。 僕はね・・ ふぅ・・ 虚しいからやめましょう。

『ポールの初期の作でビートルズが結成される前に書いてたんじゃないかな。 あいつはたくさん書きためてたからな』 by ジョン

Mr, Moonlight Johnson
オリジナルは 「ドクター・フィールグッド&インターンズ」 の62年の作品。
誰もが知っているジョンのシャウトでスタート! この曲、かなり トロピカル。

ハモンドオルガンはポール。 ジョージがアフリカンドラム。 “ドン!”
Kansas City/Hey,Hey,Hey,Hey K:Lieber=Stoller H:Penniman
オリジナルは・・ 前半部は 「リトル・ウィリー・リトルフィールド」 が52年に “K.C.Loving” としてリリース。 それを 「リトル・リチャード」 が自作の “Hey,Hey,~” とメドレーにして59年にアルバム収録。 ビートルズはこの 「リトル・リチャード」 バージョンをカバー。

ライブ向きのシャッフル系ブルース(?) ポールのVo.がカッコ良し。
 
『ジョンはいつも僕をそそのかしたよ。 「ポール、Kansas City をやっつけようぜ!」 って』 by ポール
Eight Days A Week L=M
タイトルはまたまたリンゴの独り言から。 リンゴ、ホントに疲れてたんだなぁ。
フェードインがカッコE! ハンドクラップもいかしてる。 実はこの手拍子 「途中で誰かが間違えている」 と言われています。 じっくり聴いて、探してみて下さい。

『リンゴはまるで働き過ぎの運転手みたいな口振りで言ったんだ。 “eight days a week” ってね。 これを聞いて僕らは 「何だって? それだ!」 って言ったんだ』 by ポール

『“Eight Days A Week” は決していい曲とは言えない。 なんとかこいつをいっぱしの曲にしようとした。 最初に手を着けたのはポールだったけど、二人で書いた曲だと思う。 確かじゃないけど。 でもやっぱり、出来損ないだよ』 by ジョン  ◆♪
Wors Of Love Holly

オリジナルは 「バディ・ホリー」 の57年の作品。
う~ん、なんとなく通り過ぎてしまった感じの印象。 ごめんなさい。

Honey Don't Perkins

オリジナルは 「カール・パーキンス」 の56年の作品。
もともとピート・ベストの持ち歌。 ジョンが引き継ぎ、レコーディングではリンゴ。
さすがにお疲れのリンゴ "Ahhh~!" ってワケにはいきませんが、絶妙のアドリブ台詞をかましている様です。

Every Little Thing L=M
Aメロはジョン、サビをポール。
録音時にジョージが遅刻。 リードを弾いたのは、ジョンかジョージか両説あります。
綺麗な曲。 好き。 "Every little thing she does♪"  「ド、ドーン!」 良い。良い。

ティンパニーはリンゴ。  ◆♪
I Don't Want To Spoil The Party L=M
ジョンの作品。
Vo.はジョンのダブルトラックでハーモニーも。 カントリー風の軽快な一品です。

『僕の個人的な経験を歌った曲なんだ』 by ジョン
What You're Doing L=M

ポールの作品。 ピアノはポール。
イントロ&エンディングのドラムがキマッてる!
ジョージの12弦はひたすらリフを繰り返します。 「Ticket To Ride」 な感じね。

Everybody's Trying To Be My Baby Perkins
オリジナルは再び 「カール・パーキンス」 の58年の作品。
ジョージのハンブルグ時代からの愛唱歌。 エンディングのドラムとギターの絡みがCool!

個々の作品としては好きな曲があるものの、G・マーティンの言葉通りアルバムとしてはちょっとピンと来ない感じも・・。 もう、とにかく疲れていたんだろうなぁ~、という感じ。
次作の 「Help!」 はそんな彼らの叫びだったのか? そんなワケないか・・。

“ Eight days a week is not enough to show you I care !”
◆A Hard Day's Night←                         →◆Help!
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■ Help! / The Beatles

2006-12-26 | 【音】
◆ Help! ◆


1965/8/5 英国発売

2作目の主演映画とタイアップ。 『4人はアイドル』 ・・ 相変わらずの邦題です。 でも撮影終了直前まで 『Eight Arms To Hold You(貴方を抱きしめる8本の腕)』 というタイトルだったそうですから、どっちもどっちと言えますか?
このジャケ写、手旗信号で 「HELP」 だと言われていた記憶があるのですが、これでは 「HELP」 にならないとか。

A面 『Ticket To Ride』 までが映画用で、B面が新曲の構成。 『Help!』 と 『Yesterday』 ばかり注目されがちですが、ワタシなんてむしろこの2曲が入ってなければ良かったのに、とすら思います。 たとえこの2曲が入っていなかったとしても、このアルバムが好きなことに変わりは無いでしょう。 単調な曲が多いという定説ですが、アレンジが良いのですよ。 アレンジが。
少なくとも、ワタシはそう思います。

初登場1位。15週TOP1キープ(英)

“アイドル・ビートルズ” の最後のアルバムと言っても良いのかも。 機会があったら、もう一度このアルバムを聴き返してみて下さい。

Help! L=M
ジョンの作品。(B: I'm Down)
もはや拙い解説、戯言などいりますまい。 「アイドル・ビートルズ」  からの切実なるメッセージ。

『後になって、僕は助けを求めて本当に大きな声で叫んでいたことが分かった。 ・・とっても、不安定で完全に自分を見失っていた』 by ジョン
The Night Before L=M

ポールの作品。
ポールの潰れた感じのVo.に味がある、軽快なロックナンバー。
コーラスがポイントね。 ギターのオクターブユニゾンも。

You've Got To Hide Your Love Away L=M

ジョンの作品。
ゆったりとした曲調の 「フォーク・ロック」 ディランです。 ドラムは使用せず、リンゴはタンバリン。 エンディングのフルートは彼らの意思で外部奏者を起用。

『僕がディランに凝ってた時に作った。 僕ってカメレオンみたいなところがあってね。 なんでも周りのものに影響されちゃうんだ』 by ジョン

I Need You Harrison
恋人パティに捧げたジョージの作品。
「Don't Bother Me」 で楽になったのか、バイオリン奏法を使って丸い仕上がり。
カウベルはリンゴ。  ◆♪
Another Girl L=M

ポールの作品。
イントロ無しでスッと入ってくるVo.。 リードGはポールが弾いてます。 ブルージー。 スパイスが効いている、という感じ。

You're Going To Lose That Girl L=M
ジョンの作品。
ジョンのVo.と ポール&ジョージの爽やかコーラス!
もしこの歌唄わせてくれたら、迷わずコーラスを志願。 とても楽しそう。
ピアノはポール。 リンゴはボンゴも。  ◆♪
Ticket To Ride L=M
ジョンの作品。(B: Yes It Is)
メリハリの効いた気持ちの良いナンバー。 この曲のリードもポールが弾いてます。 "She don't Care" ・・「doesn't」 では?? (笑)

『ヘヴィ・メタル風に仕上げた初期の作品。
ドラムのパターンはポールのアイデア』 by ジョン
Act Naturally Morrison=Russell
オリジナルは 「バック・オーエンス」 の63年の作品。
リンゴ用に選曲し、レコーディングの最後に録音されたとか。
ということは、この曲が 他アーティストのカバーをアルバム録音した最後の曲 になる筈です。
It's Only Love L=M

ジョンの作品。
淡々としたフォーク調の一品。 ジョンはこの曲をひどく嫌っているようです。

『自分で作った中でも本当に嫌いな曲の一つだ。 歌詞が最低』 by ジョン

You Like Me Too Much Harrison
ジョージの作品。
ジョージの曲の割りにはギターが目立たず、ピアノが楽しげ。 「恋心」 が溢れている感じ。
ピアノはポール&G・マーティン。 エレピはジョン。
Tell Me What You See L=M
ポールの作品。
"Tell me what you see~♪" の後のエレピとタイトなドラムが好き。
タンバリンとギロが隠し味。 エレピはポール。 ギロはリンゴ。 タンバリンはジョージ。
I Just Seen A Face L=M
ポールの作品。
ドキッとするイントロが終わると、アコギをかき鳴らしてC&W風にスピード感溢れるノリの良いナンバーが。 好きなんです、この曲。 思わず足を踏み鳴らしたくなるほど。 ウイングスのライブ盤で聴いた時は 「イエスタデイ」 より感激しました。
多分このアルバムで1番好きな曲。  ◆♪
Yesterday L=M

参加メンバーはポールのみ。 ポールのポールによるポールの為の作品。
弦楽四重奏をバックに奏でる珠玉の逸品には、最初 「Scrambled Eggs」 という仮題がついていたとか。 シンプルで美しい。 そして実験的でもある作品。 

あえて断言しますが、この曲はライブには不向き。 絶対にこのテイクを越えられないもの。 弦楽四重奏のない 「イエスタデイ」 はやはり貧弱に聴こえます。

『ヒット曲って言うのは当たると思えないのが当たるんだよ。 たとえば ”Yesterday” は、ヒットするとは思えなかったけど、ヒットした。 僕はリリースしたくなかった。 イギリスではシングルは出さなかったし、出したのはアメリカだけだった。 そんなに良い考えだとは思えなかったからさ。 こんなになるとはホント信じられないよ』 by ポール

『これはポールの曲で、ポールの赤ん坊みたいなものだよ。 良くできている』 by ジョン

『たしかに “Yesterday” が一つの転機になっている。 ・・“Yesterday” に加えたのは単なる弦楽四重奏だったけど、当時のポップス界にとってとても大きな一歩だった。 私たちがただ4つの楽器を演奏する事から抜け出したのもこの頃からだ。 そしてもっと実験的なものへと進んでいった』 by ジョージ・マーティン

Dizzy Miss Lizzy Williams

オリジナルは 「ラリー・ウイリアムズ」 の58年の作品。
敢えてラストナンバーに? 
アルバムでカバー曲を演るのはこれで最後。 ジョンのシャウトが印象的。 オルガンはジョン。


ジョージとシタールの出逢い。 自発的な他奏者の起用。 カバー曲の終焉。
このアルバムはやはり彼らの叫びであり、アーティスト志向への変貌の過程で産み出された 「アイドル・ビートルズ」 への置き土産だったのかもしれません。

“ Help me if you can ,I'm feelin' down・・”
◆Beatles For Sale←                         →◆Rubber Soul
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■ A Hard Day's Night / The Beatles

2006-12-08 | 【音】
- 1980/12/8 -

夕刻のニュースで流れた 「ジョンレノン死亡」 の訃報は、生涯忘れることは無いでしょう。
他人の 「死」 にあれほどショックを受けたのは初めてのことでした。  - 合掌 -

◆ A Hard Day's Night ◆


1964/7/10 英国発売

初主演映画とタイアップ。
『ビートルズがやって来るヤア!ヤア!ヤア!』 です。
実はこの邦題 『ビートルズ・カム・トゥ・タウン』 という別のニュース映画と間違えて付けられたものです。 そりゃそうです。 どう訳したって、こんな邦題にはなりません。

全編 L=M オリジナルで占められた記念すべきアルバムも、米では82年まで独自のサウンドトラック盤しか発売されておらず、英・オリジナル盤収録曲のうち 「ア・ハード・デイズ・ナイト」、「恋する二人(I Shouid Have Known Better)」、「キャント・バイ・ミー・ラヴ」 の3曲は未収録。
 
録音は2月の終わりから3月にサントラの為にまず数曲を。 残りは映画撮影終了後の6月に再び録音。 とはいえ、録音に費やされた時間は延べ10日程だったとか。 タイトルの 『A Hard Day's Night』 はリンゴが漏らしたつぶやきから。 ちなみにリンゴはレコーディング終了直後、過労の為、入院しています。

初登場1位、21週TOP1をキープ(英)

『ビートル・マニア』 の凄さを知りたければどーぞこの映画をご覧下さい。
ワタシが小6か中1の時に見に行った 「フィルム・コンサート」会場 はまさにこの状態。 ミニ・スカートのおねぃさん達が髪を振り乱し泣き叫ぶのです。 そうです、スクリーンに向って、です!
さすがに失神者まではいなかったと思いますが、とにかく怖かったデス。 はい。
 
あっ。 そうそう。 コレはジョージとパティが出逢った映画でもあります。

A Hard Day's Night L=M

ジョンの作品。(B: Things We Said Today)
ドーパミンを刺激するギターのイントロはあまりにも有名。
このコードに関してはいろいろな説があるようですが、12弦ギターに加えて別テイクのギター、さらにピアノも入っているようでなかなか複雑。 ちなみにエンディングでもアルペジオで
登場します。

Vol.はジョンも、サビの "when I home~holding me tight,tight!" の部分はポール。
『高音が出せなかった』 by ジョン

ピアノはG・マーティン。 リンゴはボンゴも。

『"a hard day' night" はリンゴが何気なく口にした言葉だよ。 間違った語法って言うか、リンゴ語だね。 それで、リチャード・レスターからこのフレーズを映画のタイトルに使うと聴かされた次の日に僕は曲を書いたのさ。 と言うのもその時僕とポールの間にちょっとした競争があったんだ。 どっちがたくさんA面をものにするかってね』 by ジョン

I Should Have Known Better L=M
ジョンの作品。 ハモニカ&アコギで小粋な感じ。
イントロのハモニカは4小節息吸いっぱなし。 そして唄い出しの "I~♪" を1小節半。
ライブではジョンは大変だったことでしょう。 ん・・ ライブではやっていないのか?
If I Fell L=M

ジョンの作品。
レコーディングでは1本のマイクをはさんで唄ったという、ジョンとポールのハーモニーが美しいソフトなバラード。 ゆったりと聴き入りましょう。

『これは初めてバラードらしいバラードを書こうとした曲だ。 “In My Life” の原型だよ。 コード進行も似ている』 by ジョン

ワタシには 「Here, There And Everywhere」 をも想起させます。   ◆♪

I'm Happy Just Dance With You L=M
ジョンの作品。
ジョージのために作られたノリのよい正統的な(?)ポップ・ソング。

『これは、ジョージにも活動の場を与えてやりたくて書いた曲だ。 ・・自分じゃ歌う気になれなかった』 by ジョン
And I Love Her L=M

ポールの作品。 傑作。
みんなアコギで弾いたでしょ? くしくもポールの語る通り 「And・・」 で始まるタイトルというのが新鮮で美しかった。 クラベス&ボンゴはリンゴ。

『ただのラブソング。 特定の誰かに向けた曲じゃない。 文の途中から始まるタイトルというのが、なかなかのアイデアに思えたんだ』 by ポール

Tell Me Why L=M
ジョンの作品。
映画の為に急いで書き上げた曲の一つ。 コーラスも全部ジョンの多重録音。

『もう一曲アップテンポの曲が欲しいと言うんで、その場ででっち上げた曲』 by ジョン
Can't Buy Me Love L=M
ポールの作品。(B: You Can't Do That)
イントロ無しでコーラスから。 意識的に70%程度に抑えて唄っているような印象で、そこがまた好きです。

6枚目のシングルで、210万枚という予約枚数の最高記録を樹立した1964年最大のヒット曲。 この曲がビルボードで1位を獲得した4/4のチャートを見ると・・ 1位・『Can't Buy Me Love』、 2位・『Twist And Shout』、 3位・『 She Loves You』、 4位 ・『 I Want To Hold Your Hand 』、 5位・『 Please Please Me 』 もう、どうにでもして、という感じ。
Any Time At All L=M
ジョンの作品。
"any time at all!♪"×3 の2回目(高音)のみポール。 ピアノはジョン。

『これは “It Won't Be Long” と同じように書こうとした曲なんだ。 CからAm、またCからAmそして僕のシャウトをいれる・・ もう2度とこんなやり方じゃ書けないけど、やろうとしたらできるかもしれないな』 by ジョン
I'll Cry Instead L=M

ジョンの作品。
映画用に作ったらしいが、未使用。 軽快なカントリーといった感じの一品。

『映画用に書いたんだけど リチャード・レスター は欲しそうな素振りすら見せなかった。 彼は “Can't Buy Me Love” を引っぱり出してきた。 でも、気に入ってるよ』 by ジョン

Things We Said Today L=M
ポールの作品。 ピアノはジョン。
マイナー系の進行でダブルトラックのポールが淡々と唄う。 ハーモニーがデリケート。
When I Get Home L=M
ジョンの作品。
イントロ無しでジョン多重の3声コーラスから始まるヘビーな一品。 ウィルソン・ピケット風を試みたのだとか。
You Can't Do That L=M
ジョンの作品。
正統的(?)ながら、ノリが良く、ワイルドな仕上がり。
ジョージが12弦でレコーディングした最初の曲。 カウベルはポール。
I'll Be Back L=M

ジョンの作品。
ジョンのダブルトラックVol.と ジョン&ジョージ のアコギのからみが感傷的な、
とてもムードのある曲。 実はコレ、1964年に父フレッドと17年ぶりに再会したジョンが、父親に向けて作った曲なのだとか。 個人的に、かなり涙腺に来る逸曲。。

『ぼくの初期のお気に入りの曲の一つ』 by ジョン  ◆♪


初めて全編オリジナル&ラストがアコースティックサウンドで終了というアルバム構成。
彼らは疲れてもうクタクタ・・ リンゴはついにぶっ倒れてしまった。
しかし、勿論彼らに休息など与えられるワケもなく、アルバム発売2ヶ月後には年末商戦を睨んだ次回作のレコーディングに駆り出されるのでありました。 まさに・・

“ A Hard Day's Night !!”
◆With The Beatles←                         →◆Beatles For Sale
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