12/28 (金)。
松井秀喜、引退会見。。
また、ひとつの時代が終わったなぁ。
喪失感。。
2002年、巨人の春キャンプを見に宮崎に行ったんだけれど
その時、ファンサービスの一環で(だったと思う)
「ランチタイム特打」っていうのがあったのね。
通常はケージひとつで行っているフリーバッティングを
昼食の休憩中に二つ出してきて
同時に二人の選手がフリーバッティングをするの。
ワタシが見ている時に出てきた二人が、なんと
右に清原。 左に松井。
いやー、この特打はほんとに凄かった。
長嶋さん命名「サンマリンスタジアム」の左右の外野席に
ドスン、ドスン、二人でホームランを叩き込んでた。
時間が無くて、ゆっくり最後までは見られなかったのだけれど
あの光景は忘れない。
この二人のフリー打撃見せるだけでお金が取れるな、と思ったね。
宮崎まで来た甲斐があったな、と。
ライトスタンドで見上げる松井のホームランも本当に見事だった。
松井の打球は飛距離が凄いから、「見上げ」ちゃうんだよね。
ライトスタンドの我々巨人ファンの遥か頭上を越えていくホームラン。
伸ばした手の指先の遥か彼方、素人の我々には絶対に届くことのないプロの凄み。
打った瞬間にそれとわかる、正真正銘の「ホームランバッター」のホームラン。
ワタシの中での「G・#55」は、永遠に松井秀喜。
お疲れさまでした。 沢山の夢をありがとう。
どういう進路に進むのかわからないけれど、またユニホーム姿がみられたらいいな。
【長嶋さんのコメント】
大好きな野球を続けたいという本心よりも、ファンの抱く松井像を優先した決断だったように思う。
最後の2、3年は投手と対戦する前に、ひざの故障と戦う毎日で、本人も辛かっただろう。
2000年の日本シリーズ、09年のワールドシリーズでチームを優勝に導いた大きなホームランが目に浮かぶ。
個人的には、2人きりで毎日続けた素振りの音が耳に残っている。
これまでは飛躍を妨げないよう、あえて称賛することを控えてきたつもりだが、
ユニホームを脱いだ今は、 『現代で最高のホームランバッターだった』 という言葉を贈りたい。