◇日々是、ジョイトイ。

   思うまま。 望むまま。 本能のまま。

■ Revolver (B) / The Beatles

2007-01-26 | 【音】
◆ Rubber Soul (B) ◆


・Good Day Sunshine
・And Your Bird Can Sing
・For No One
・Dr, Robert
・I Want To Tell You
・Got To Get You Into My Life
・Tomorrow Never Knows


1965/12/5 英国発売 「Rubber Soul」 の 「B面」 です。
しつこいようですが・・。  “Tomorrow Never Knows” です。

Good Day Sunshine L=M
ポールの作品。
なにやらのどかな雰囲気と裏腹に、作りは結構凝っています。 Vo.はポールの多重録音、ドラムも2トラックを重ねています。

ピアノはポールとG・マーティンが仲良く。 度重なる転調も特徴。

『これはジョンの家にいるときに書いた曲なんだ。 太陽がまぶしかった』 by ポール
And Your Bird Can Sing L=M

ジョンの作品。
心地よいツインリードのギターと 「Taxman」 っぽいベースが印象的。
歌詞の内容がシュールだと当時話題になったのだとか。
しかし・・ なんか変わったエンディングだぞ(笑)。

For No One L=M

ポールの作品。
ジョンとジョージは不参加。
フレンチホルンをフューチャーしてポールの一人舞台といったところか。
クラシカルで牧歌的な感じ。 これまた唐突に終わる。

ピアノはポール。 ホルンはAlan Civil。

Dr, Robert L=M
ジョンの作品。
ドラッグの歌です。
N.Yに チャールズ・ロバーツ という医師が実在していて・・。
 
『彼は冗談のような人間さ。 ニューヨークにある男がいるんだけれども、みんなが 「あいつからなら、どんなヤクでも手に入るよ」 と言っているのを聞いたんだ。 あの曲はその男の闇商売の話さ。 でも、誰が何の病気でも、覚醒剤や鎮静剤なんかあれこれを注射して治してしまうっていうジョークでもあるんだ。 彼はニューヨークをハイにしたんだ。 『Doctor Robert』 はそういう歌なんだ。 錠剤だけで全部片づけてしまう医者のね。 内輪のジョークの一つだったんだけど、この曲を聴いた人が自分のケースに当てはめてくれれば単なる内輪だけのジョークじゃなくなるし、 そこが最高なんだ』 by ポール

『これはぼく自身のことなんだ。 はじめの頃はツアーにあらゆるドラッグを持って行っては自分で混ぜてた』 by ジョン
I Want To Tell You Harrison
ジョージの作品。
これは隠れた名曲かも。 フェードインのギターイントロにピアノとベースがブンブンときます。
このベースは、完成テイク録音後に被せられたものだそうです。

ピアノはポール。
Got To Get You Into My Life L=M
ポールの作品。
ブラスサウンドと力強いVol.が華々しい一品。
ブラスを担当したのは 「キャバーン」 時代の旧友ミュージシャンらしい。 ポールの弾くリードGをなぞる様にブラスアレンジ、そしてミックス時にギターの音をカットしたのだとか。 いやはや、手が込んでますな。  ◆♪

『管楽器を使ったのはこれが最初だったと思う』 by ポール

『モータウンから影響を受けた曲だ。 分かるだろ。 周りのことに敏感なのさ。 これも彼の傑作だろう』 by ジョン
Tomorrow Never Knows L=M
ジョンの作品。
COOL!!  サイケ!!  This is  “Revolver”。 

はたしてエフェクトが掛かっていないパートはあるのか(笑)?
ジョンのイメージとしては、ダライ・ラマが山頂から歌っているような感じにしたかったらしく、Vol.をラウドスピーカーに通して回転させているんだとか。 ミックスに加えるサウンドは各自自宅で作って持ち寄り(笑)。 ジョンは、8台のテープレコーダーにそれらのテープをかけて、フェードイン、フェードアウト、逆回転とやりたい放題で感じを出したそうです。 う~ん。 スゲエ。
『Revolver』 のレコーディングはこの曲から始まりました。  ◆♪

これは 「アンソロジー」 からの映像かな??
◆ You Tube : The Beatles explain “Tomorrow Never Knows”

『歌詞はぼくが持っていた 「チベットの死者の書」 から引用した。 タイトルにはリンゴが間違って口にした言葉を使ったんだ。 重苦しい歌詞を軽くするためにね』 by ジョン

『あれはまさしくLSDの歌さ。 おそらくはあの曲だけがね』 by ポール

『時々最初に考えたバックがまるで出来ないことがある。 “Tomorrow Never Knows” では頭の中ではバックに大勢の坊さんが念仏を唱える音を想像していた。 もちろんそれは出来なかったので、違うことをやったんだ。 ぼくはオリジナルのアイディア、坊さんが唱えているという考えに固執すべきだったんだ』 by ジョン


さて。 ビートルズ の変革期がやって来ました。
それは一言でいえば 「成熟」 ということなのでしょう。
そしてそれは 「個性」 が顕著に現れ出したということでもあります。
彼らはライブ活動に幕を降ろし、スタジオで自分の求める音楽への追求を始めます。
今から思えば・・ それは袋小路に歩を進め始めた・・ という事だったのかもしれません。

“ Tomorrow Never Knows・・”
◆Revolver (A)←             →◆Sgt,Pepper's Lonely Hearts Club Band

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