◇日々是、ジョイトイ。

   思うまま。 望むまま。 本能のまま。

■ Rubber Soul (A) / The Beatles

2007-01-05 | 【音】
◆ Rubber Soul (A) ◆


・Drive My Car
・Norwegian Wood
・You Won't See Me
・Nowhere Man
・Think For Yourself
・The Word
・Michelle

1965/12/5 英国発売 「Rubber Soul」 の 「A面」 です。

このアルバムでは 「Help!」 で兆しを見せ始めた 「音楽性」 への拘りが更に進みます。 彼らは束縛だらけのツアーに拒否反応を見せ始め、唯一自由になれる場所、スタジオへとその活動拠点を求めるのです。 「リバプール・サウンド」 は影を潜め、実験的な音作りがこのアルバムから本格的にスタートします。 と同時にジョンの詞の世界は深みを増しはじめ、そしてクスリの影もチラホラと・・。

アルバム収録曲の中で、コンサートで演奏されたのは 「Nowhere Man」・「If I Needed Someone」 の2曲だけで、シングルリリースも無し。 アルバムタイトルもそれまでの 「収録曲」や「Beatles」 とは無縁の独自のものが起用されました。 やはり 「トータル・アルバム」 への拘りでしょうか? ちなみにタイトル 「ラバーソウル」 はポールの発案だとか。
多くの曲が 「録音」-「リメイク」-「オーバーダビング」 と、手を加えられています。

初登場1位。13週TOP1キープ(英)

『はじめの頃は与えられた音をそのまま受け取るしかなかった。 どうすればもっと低音を出せるか何てことは分からなかったからね。 「Rubber Soul」 で僕らはテクニックを学んだ。 そしてアルバム作りに熟練したんだ』 by ジョン

『「Rubber Soul」 は新生ビートルズを世間に示した最初のアルバムだと思う。 それまではアルバムはシングルの寄せ集めのようなものだったけど、このアルバムからビートルズ自身のアート、自分たち自身を表現するものとしてアルバムを考えるようになった』 by G・マーティン

Drive My Car L=M
ポールの作品。
モータウン系R&Bをビートルズ風に。 カッコ良いです。
カウベルはリンゴ。 ピアノはG・マーティン。

『お尻の軽い女の子のことを歌った曲って事は、変わらなかったけど、おかげでメインの歌詞が少し良くなった』 by ポール

これは、最初 "You Can Give Me Golden Rings" という歌詞だったのを
ジョンと相談して "You Can Drive My Car" に直した、というコトを言っています。  ◆♪
Norwegian Wood L=M

ジョンの作品。
ゆったりとした不思議な魅力のある曲。 シタールも良くマッチしていると思います。
この歌詞に関しては様々な解釈があるようです。 実は "Norwegian Wood" という言葉は元々 "Knowing She Would" だったという説があって・・ (興味がある方は歌詞を変えて訳してみて下さい)。 レコード会社が 「これでは出せない」 というのでジョンが即興で語呂合せをしたという話しです。 あり得マス(笑)。 タンバリンはリンゴ。 シタールはもちろんジョージ。

もしかすると・・ 村上春樹の小説 「ノルウェイの森」 の方が有名だったりして・・(涙)。

『僕らはこの曲をいろいろなヴァージョンでやってみたんだけど、ぴったりこなくてだんだん頭にきた。 みんなが 「やりたいようにやってみなよ」 って言うから 「こんな風にやりたいんだ」 って言った。 それで、ギターをでかい音でかき鳴らして歌った。 そして、ジョージがシタールを持っていたんで彼にあの部分、dee diddley dee diddly deeのところできるかって聞いたんだ。 シタールをやって間もない彼はできるかどうか自信がないと言ったけど、とにかくやりたいと練習した。 それで、習得して後でダビングしたんだ。 幾つかに分けてやったと思うな』 by ジョン

 『この曲の中で家を燃やしてしまおうと決めたのは僕だ。 大して意味のあることじゃないけど』 by ポール

 『ロンドンで薄汚いシタールを買って、持っていったんだ。 それでこの曲のパートをしたのさ』 by ジョージ  
◆♪

You Won't See Me L=M

ポールの作品。
なんとも爽やかなVo .& コーラス。 ベース&ドラムのリズム隊 がこの曲を引っ張る感じ。

ジョンはタンバリンのみ。 ピアノはポール(ロード・マネのマルカム・エヴァンス?)

Nowhere Man L=M
ジョンの作品。
イントロ無しで3声コーラスのスタート。 カッコE。
明るい曲調と裏腹に、ジョンがパラノイア状態の自分自身について書いた歌だとか。
個人的には・・ 中学時代に 「ギター部」 で演って大失敗したことのある、思い入れたっぷりの一曲です。

『ある朝5時間もかけて、すごく意味があって申し分のない歌詞を書こうとしたんだけれど、結局あきらめて寝ころんでしまった。 そしたら、歌詞も曲もいっぺんに浮かんできてこの曲が出来たんだ』 By ジョン

『あの頃ジョンは自分の生き方、つまりこれから自分がどこへ向かうのかを模索していたんだと思う』 by ポール
Think For Yourself Harrison
ジョージの作品。
ポール多重録音のファズ・ベースが特徴的。 フェンダーの6弦ベースだそうです。
作風が今までのジョージと違って、ジョン風な一曲。
エレピはジョン。 リンゴはマラカス・タンバリンも。

『これは特定の誰かを歌ったんだけど、今となっては誰のことか忘れてしまった』 by ジョージ
The Word L=M
いかにもジョンらしい歌詞。
ベースが唄っている感じの小気味良い一品。 ピアノはポール。 ハーモニウムはG・マーティン。

『これはポールと一緒に書いた曲だけど、メインは僕だ。 結局言いたいのはもっと利口になれってことさ。 マリファナ時代の曲さ。 愛と平和』 by ジョン

『一つの音だけで、いい曲を書くのは難しいんだ。 時折僕らがやろうとしてたことなんだけどね。 これもそれに近いよ』 by ポール
Michelle L=M
ポールの作品。
名作バラード。 アコギもポール。
"Michelle ma bell Sont das mots qui von fres ~♪" 部分のフランス語歌詞は、ジョン&ポールの友人、アイヴァンヴォーン氏の夫人(フランス語教師)に相談したとか。
 
『パーティーとかのためにちょっとしたシャレのつもりで書いた曲なんだ。 でもしばらくして結構いい曲じゃないかと思い始めて、本気で歌詞を付けたんだ』 by ポール  ◆♪


このブログの文字制限は 10,000文字でして・・
いろいろ言い回しを変えたり、文節丸ごと削ったりしてみたのですが、どうにも文字制限がクリアできないので 「A面」・「B面」 の 
2部に分ける コトにしました。 
面倒くさくてスミマセン。 m(__)m

“ Nowhere Man Can You See Me At All ?”
◆Help!←                         →◆Rubber Soul (B)

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ■ Rubber Soul (B) / The B... | トップ | ■ 桑田真澄 八尾後援会 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

【音】」カテゴリの最新記事