ふりかけ/B定食

基本は日記。思いつくまま、気のむくまま。ふたを取るまで中身が見えないから、定食というより、“どんぶり”ですかね。

春は旅立ちの時。別れもあるサ。

2007-04-12 10:22:07 | Weblog
●昨日、ついにあの無愛想な美容院に、見切りをつけました。
な~んか、ふいに、そんな気分になっちまいました。

●前髪をつまんで、「伸びたなあ~。」
お昼を済ませて、家を出ました。
お店には、先客がひとり。...トリートメントの最中でした。

●入り口近くのソファに座って、雑誌を見ながら、いつもの通りに待ちました。
......10分くらい待ちましたかねえ。

●その時、ふとした想いが、頭をよぎったんです。
私は「こんにちわ~。」って、入って行きます。でも、「いらっしゃいませ。」の声もない。
“先客あり”だから、待つのは当然だけど、「お待たせして...」の言葉も無い。

●やおらして、先客の作業は一段落したらしくて、彼女の姿は、ふいとその場から消えました。
トイレかな.....? いや、ちょっと時間が長いな、食事でもしてるのかな?
5分...。10分....。時間が過ぎて行きます。

●私は、引っ越して来て、お向かいの奥さんにこの美容室を教えて貰って以来、黙々と通い続けてきました。ビックリすることの連続だったんですが、結構それを面白がってきた所もあって...。第一、信じられないくらい値段が安い。今どき、カットが2000円だもの。

●ずっとこんな案配だったから、決して腹が立った訳じゃないんですよ。ホントに。
彼女にとっては、これが、(こういう客あつかいが)普通なんでしょう。でも、この日、私は、ふと思ってしまったんです。むだ話しは無くて良い。でも....「これは違う。」

●雑誌をぱたりと閉じて、お店を出ました。
もう、あのドアを開けることはないでしょうね。



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4 コメント

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気づいちゃったのね (チュウちゃん)
2007-04-12 18:36:05
しかし、客商売をやっててそれはないよね。きっと忘れられたんだわ。
その人は元々変わり者なんでしょう。じゃなければお客とよほど嫌な目にあったとかね。

そんなお店はさっさと忘れて新しい所を探しましょう。美容院なんて腐るほどあるんだからさ。

私も話しかけられるのは好きじゃないからずーっと雑誌をみてるな。「話しかけるな!」って感じでね。
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Unknown (ふりかけ屋)
2007-04-12 20:52:15
チュウちゃん。

ええ、ええ。すでに、その足で、別の美容院へ行きましたもん。&すごく満足して帰ってきました~~。

とはいえ、足掛け8年も通った訳だから、あの美容師さんのことは、それなりに見てきました。がんばり屋さんには違いないのです。ただ....。
どういういきさつで、あの店の、やとわれ店長になったかは知らないのですが、見習い時代に叩き込まれるはずの、おじぎの仕方だの、挨拶の仕方だの、電話での対応の仕方だの.....、そういうものがまるで欠如しているんですよね。

あの時も、私の存在を忘れたとは、思えません。
ちゃんと意識をしていたはずです。だって美容院ですもの。鏡だらけなんですもの。こちらを見ることがなくても、そこに私の姿は写っているはずなんです。

彼女は、私が黙って“ひたすら待っているはずだ”とたかをくくったんでしょうね。だって、確かに8年弱も通ったことは事実ですもの。(笑)文句ひとつ言わずにね。

私は良い客だったはずです。
それゆえに、彼女は、あぐらをかいちゃったんですよ。

もういい頃合でしょ。サヨナラ~~~~!
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しんじられな~~い! (こきりこ)
2007-04-13 23:34:38
いまどきそんなお店があるなんて!
昔から職人肌って言いますよね。それでそんな態度なんでしょうか・
現在私もサービス業で毎日カウンターで接客をしていますが「顧客満足」ということからすればお話になりませんね。
どんなときでも笑顔で・・心がけているつもりですが・・・
8年間も辛抱強く付き合ったふりかけ屋さんってえらい!
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Unknown (ふりかけ屋)
2007-04-14 15:59:23
こきりこさん。

>8年間も辛抱強く付き合ったふりかけ屋さんってえらい!

えらくなんかないんですけど。
私ね、どこかの神経が、たるんでるのか、抜けてるのか、とにかく、スコンと鈍感でいられる部分があるみたいです。

でも、やっぱりね。
あれではいけません。
彼女が笑っている顏って、ほとんど記憶にないんですから。

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