●さあて、「三丁目......」を見るか。「しあわせ.....」を見るかで、ちょっと迷ったんですが、早めに打ち切りになる可能性が高いのは、こちらかな....ということで、「しあわせのパン」にいたしました。
●私、好きです。この映画。
全体が、リネンとオーガニックコットンの手触り。.....格好をつけて、一言でいうなら、こんなカンジの映画。「かもめ食堂」「めがね」あたりのテイストがお好きな方は、“CAFE ・ MANI”のたたずまいだけで、うれしくなってしまうはずです。
●原田知世のあの透明感のある美しさは、なんなんでしょうね。
寡黙な夫役の大泉洋 が、（意外にも）......良いんだあ。
おもしろい事を言わない、洋ちゃん。セリフが少ないと、妙な小芝居をしてしまいがちだった洋ちゃんが、この作品では、ただ、ボッと立っていたりする。
彼、自信が出て来たのかなあ.....。バラエティの人気者が、いよいよ役者さんになってきたな。...な～んてね。ファンの身びいき？ ちょっと、偉そうでした！
（私は、探偵より、パン焼いてる彼の方が、好きかな。）
●細かいことは、公式のサイトをご覧になってくださいませ。
●とても気持ちが暖かくなって、良い意味で、肩の力が抜けてくる映画でしたね。
劇中に、とてもシンボリックに出てくるシーン。ひとつのパンをふたつにちぎって、そばにいる人に手渡す。
しあわせのパンって、とどのつまり、こういうこと.....？？.....って思わせてくれます。
●それと、（大鹿村騒動記でも感じたことですが、）ベテラン俳優さんたちのお芝居がスゴイ。
老夫婦役の、中村賀津夫、渡辺美佐子、ふたりの演技には、圧倒されました。特に、渡辺美佐子さん。日々、年寄りを見ておりますので、良く分かります。 まさに、あのカンジ。....スゴイ。
●冒頭、絵本を読むシーンから始まります。心にしみるお話です。
そして、この映画自体が、違った形の絵本のようにも思えて......。
●あのきれいな風景や、お月様を眺めるシーンや、ちょっと異次元にも思える食事のシーンの生活感の無さや.....。 
●最後に........余計なことながら。
女性はおしなべてウットリしちゃう..だろう、劇中の食事...ですが、男性はどうなんでしょうかね。
「いくら美味いパンでも、一日３回食べたら、飽きるだろう！」「やっとごはんが出てきたと思ったら、横にあるのが、ポトフ....だあ？ ごはんの横にはみそ汁だろう！北海道なんだから、シャケを焼け、シャケを。」....などという声が聞こえてこなくもない.....ス！
夫が、脱サラするならパン屋さんがいいって言ってましたが、コーヒー入れるのは上手ですが、焼き物はだめでしょう・・・・（笑）
北海道にどーんと土地を買ってのんびり暮らすのも（冬は雪に埋もれて陸の孤島になってネット生活するんです^^）いいな、なんて思いますが、夢でしかありません。
病院のことで軽口のようなコメントしてすみませんでした。地域格差もありますよね。病院不審になるお気持ちもわかります。でもでも、北海道の田舎でも祖母は痴呆になっても胃瘻を造られてもなんとか入院生活していたようです。母がおかずを届けたりはしていましたが、泊まり込むことはありませんでした。
この映画を見ると、誰しも、北海道に土地を買って、パンを焼きたくなりますよ。(笑)
冬の厳しさや、たまにしか来ない客の落としてゆくお金で生活が成り立って行くのだろうか…とか、そんなことは、どうでもよくなってしまっている。
だから、……絵本！ (笑)
昨日頂いたコメントは、ジャスミンさんのやさしさだと思いましたよ。案ずるより、なんとやら…。今から、思い悩んだところで、仕方のないことですものね。
何とかなる。…信じていれば、きっと、そうなる。思いがあれば、体が動くはず。ケセラ、セラ……!
深刻になり過ぎちゃったかなあ、って、ちょっと反省。
ご飯と 甘長とうがらしを添えた鰆の西京漬けに、ポトフでした (^^;)
これ、もうずーっと以前から見る気満々の映画です。
私、監督は『かもめ食堂』とか『トイレット』の荻上直子さんが好きだな...
（『めがね』は未見です）と思っていて、最近 似たテイストだったり
スタッフは同じだけど... みたいな作品も多いんだけど、これは
ちょっと外せないだろうと踏んでいます。
来週辺り。
mayumiさんちのごはんって、オシャレですもんねえ。
お店で食べるメニューと、自宅で食べる食卓の差がほとんど無いお宅、というイメージがありますもの。
ああ、鰆の西京漬……！ 美味しそうダア~~!
しあわせのパン。
気持ちがカサついた時、こんな映画を見ると、気持ちがホッコリとあったかくなりますね。
見て、見て～～～～！