●甥っこが、「仕事がすんだら、もう一度泊まりに来るから」と言ったもので、それからの母の頭の中は、そのことでいっぱいになりました。(見たわけじゃありませんが。)
どうせ、遅い時間になるからと言われていたので、食事の心配はありませんが、ビールはあるか、つまみはあるか、布団の支度はどうかと、一日中、聞きつづけました。
そんな気遣いは無用だよと言っても、しゃにむに銀行でお金をおろして、子供たちのおみやげに持たせるんだと張り切っています。
いつもの時間に寝かせましたが、少したった頃、“ちょっと来ておくれ”と呼ばれました。
「私、今日、お金を下ろしてきたよね。」
「うん、下ろしてきたよ。おさいふの中に入ってるよ。」
「それが、入ってないんだよ。」
見ると確かに、入っているお金が少し足りません。捜しましたら、こたつの上の雑多なものの中に挟まっていました。
“いつ渡そう。”“どんな風に渡そう。”“すぐに渡せるように、ここに出しておこう。”
母は、きっとそんなことを考えて、ワクワクしていたのでしょう。そして、そのことをすっかり忘れてしまって、慌ててしまって.....。
お勝手のことや、送り迎えのことや、もう自分は何にもできないから、せめて、わずかな金額でも、奴さんの手に握らせて帰したい。そんな風に思うんでしょうかね。
●でも、実は“そんなこんな”のちょっと前に、奴さんから電話が入っておりました。
「用事が済まないで、まだ横須賀にいる。悪いけど、どうも今回は行けそうもない。」
............仕方がありません。母にも、その旨報告しました。
●今朝、起きて行くと、母は、泣いていました。
ほとんど寝て無いと言いました。血圧が高くなっていました。
●罪作りな.....。まあ、悪気があってのことでなし、誰に文句が言えることでもないんだけれど....。
だけど、今日一日、おそらく食事をとろうとしない母、ふたこと目には、「死にたい。」と連呼するだろう母を、なだめるのは、私の仕事でありまして.....。
どうせ、遅い時間になるからと言われていたので、食事の心配はありませんが、ビールはあるか、つまみはあるか、布団の支度はどうかと、一日中、聞きつづけました。
そんな気遣いは無用だよと言っても、しゃにむに銀行でお金をおろして、子供たちのおみやげに持たせるんだと張り切っています。
いつもの時間に寝かせましたが、少したった頃、“ちょっと来ておくれ”と呼ばれました。
「私、今日、お金を下ろしてきたよね。」
「うん、下ろしてきたよ。おさいふの中に入ってるよ。」
「それが、入ってないんだよ。」
見ると確かに、入っているお金が少し足りません。捜しましたら、こたつの上の雑多なものの中に挟まっていました。
“いつ渡そう。”“どんな風に渡そう。”“すぐに渡せるように、ここに出しておこう。”
母は、きっとそんなことを考えて、ワクワクしていたのでしょう。そして、そのことをすっかり忘れてしまって、慌ててしまって.....。
お勝手のことや、送り迎えのことや、もう自分は何にもできないから、せめて、わずかな金額でも、奴さんの手に握らせて帰したい。そんな風に思うんでしょうかね。
●でも、実は“そんなこんな”のちょっと前に、奴さんから電話が入っておりました。
「用事が済まないで、まだ横須賀にいる。悪いけど、どうも今回は行けそうもない。」
............仕方がありません。母にも、その旨報告しました。
●今朝、起きて行くと、母は、泣いていました。
ほとんど寝て無いと言いました。血圧が高くなっていました。
●罪作りな.....。まあ、悪気があってのことでなし、誰に文句が言えることでもないんだけれど....。
だけど、今日一日、おそらく食事をとろうとしない母、ふたこと目には、「死にたい。」と連呼するだろう母を、なだめるのは、私の仕事でありまして.....。
気持ちが大変楽になりました。ありがとうございます。
ところでイラスト大変粋ですね。
これからちょくちょくのぞかせていただきます。
ようこそ、いらっしゃいました。
アドバイスだなんて、.....何のことはなくて、私自身、お仲間がほしいんですよ、きっと。『お仲間ひとりめ~~っけ。』....で、良いですか?
どうぞ、ちょくちょくお寄りください。たまに絵が出てくる以外は、何の特徴もないブログですが、これからも宜しくお付き合いくださいませ。
我が家でも甥っ子達がくる時は、私含めて大騒ぎして支度しています。(二夜も楽しみなので・・・)
だから急に「行けなくなった」と言う時はとてもガッカリです。
気が抜けてその日は何もする気が起きません。
ふりかけ屋さんもご心配でしょうが、お母様の気持ちを守り立ててあげてくださいね。
写真で拝見していますが、シッカリした表情の美しい方だと思いましたよ!
お母さんが心遣いしなければ、ふりかけ屋さん自身が同じ事をするのかも知れませんね。
鶴の表情がとてもよくそれを表しています。
どの絵も感心して拝見していますが、これは感動ものです。
文章に加えてこうしたイラストを見せられると、目が見えて良かったと思います。このツルは文部科学大臣賞!
ありがとうございます。
近くに親類縁者がまるでいなくて、普段どうしても孤立してしまいがちな母。遠方に済む孫たちとも、何年かに一度、会えれば良い方なんですね。ましてや90才。“今回が最後かもしれない”.....なんて。思いがつのってしまうんですね。
一日、落ち込んだり、癇癪を起したり、大荒れの様子でしたが、夕方近くに、帰宅した奴さんからあやまりの電話が入ったりして、少しは気分が収まったようです。
>このツルは文部科学大臣賞!
キャ! また賞をもらっちゃった。ウレシイ。