田舎暮らしの日々是好日

山羊とともにのんびりと農家生活をしながら日頃の憂さ晴らしをつぶやきます。

原稿の下書き

2016-01-19 05:02:14 | 日記
島を知ることで人が輝く社会教育のあり方を目指して
1 はじめに
 教育関係月刊誌「青少年」を通りがかりに手にした。
「知る」ことは「感じる」ことの半分も重要ではない。美しいものを美しいと感じる感覚、新しいもの未知なるものにふれたときの感激、思い遣り、哀れみ、驚嘆や愛情のさまざまなかたちの感情を呼び覚ましてあげることが、次なる知りたいと思う感情につながり、もっと知りたくなる好奇心になり、しっかりとした知識に導いていく・・・・。
奄美復帰30年記念を前にしての頃であった。
その本を手にして、社会教育の原点に出会った気がした。
役場を早期退職した私は、肩書きと活動の場所を得るために、環境に関すること、まちづくりに関することの二つを目的に平成19年にNPO法人を立ち上げヨロンマラソン完走記念植樹とオオゴマダラ蝶の再生に取り組んできた。
やっと形が現れてきたと感じている昨今である。
2 取り組みの概要
 (1)ヨロンマラソン完走記念植樹
 ヨロンマラソンは今年で第25回を迎えることになるが、第16回大会から参加者に呼びかけて完走の記念樹を植えてもらうことを提案してゴールに近い与論港コースタルリゾート沿道で実施してきた。台風や潮風の被害で植栽が難しい場所をあえて選んだのは、適した樹種を実証してみたかった。
在来のものを使えばいいことは、植物生態学を学んだので承知していたので、最初はアダンやリュウゼツラン、クサトベラを植えて防風効果ができるのを待った。
そしてやっと、近年になって」ハイビスカスやクロトンなどを植えることが出来、当初の目論見が達成できたと思っている。
(2)オオゴマダラ蝶の再生と緑化の啓蒙
渡りをする蝶、アサギマダラの羽にマーキングを発見したことから蝶の権威の先生に出会えて、鹿県昆虫同好会の仲間入りが出来ていた。
度重なる台風の襲来と、農業基盤整備やらで島の緑が少なくなっていくのを気にした仲間の一人が、与論島の海岸植生の絵を描いて、「昔はこのあたりに美しい蝶が舞っていた」と言ったことがきっかけで、オオゴマダラ蝶の再生と緑の啓蒙を目的に、自然保護ボランティアファンドの助成金を頂くことができた。
海岸植生を復活、再生させようということで、世界サンゴ記念大会にあわせて、オオゴマダラ蝶の再生をかけて島の緑の再生に取り組んだのが「みんなのみどり」「みんなでみどり」
の呼びかけであった。
 オオゴマダラ蝶は鹿児島県では喜界島と与論島にしか生息が確認されていないとされていて、喜界島では保護条例も制定され捕獲が禁止されている。
本町では、そこまではして欲しくなかったが、オオゴマダラ蝶をまったく見かけなくなった時期があった。
沖縄から蛹を30頭購入し飼育して自然交配させて放蝶した。
成功したかに見えたが三連続して襲来した台風のあとからは次第に少なくなり、ついには見かけることが出来なくなっている。
 蝶を増やすためには食事となる餌、食草のホウライカガミを植えることは必要だと思って、有志に働きかけて庭に植えてもらうほか大金久の保安林内にも大きく育っている。
が、どうも食草だけではなく、天敵によるのかもしれない。
最近は保安林のモクマオウが枯れているので隠れ場所を」失ったせいかもとも思っている。
数年前から沖縄に調査に行って、沖縄本島においてもその数が激減していること知った。
先月、うるま市の蝶の友の会員に入会してオオゴマダラの成虫(7頭)と幼虫を分けてもらって仲間が現在飼育を始めている。
(3)赤佐公園の緑化にむけて

全国花フェアの事業記念に仕事をもらった。


3 おはりに
 一日の計は 樹を植え
 十年の計は 樹を育て
 百年の計は 林にして
 千年の計は 森にする
これが植樹教育だろう。

誰がやるだろうか
誰にさせようか
そんなこと考える前に
自分でやってみましょう。
言って聞かせてさせてみて やって見せねば人は動きません。

カメレオン語録より

 
  
コメント (1)
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