あれから 18
少年
十九歳の偏った少年が 二八には ただの人
友を亡くした悲しみ
「 おい!」
倖せなとき なかったよなあ
苦悩ばかりしてなぁ
人生
生きてゆくのは むつかしいよなあ
楽しいことなんて なかったよなあ
「 でも ・・・ どうして?」
わかるもんかよ 優しさだけじゃ
生きてゆけない 男の苦さ
ばかなやつだよ 背中をむけて
ちょいと人生かくれんぼ
意地をとおして ひとりぽっち
知る
知らないことは 幸せである
でも
知ってしまったからには 仕方がないではないか
知るってことも 幸せなのかも
力
好きなこと やらう
楽しいこと やらう
どうせ
一度の人生なのだから
・・・あれから 19 『 涙 』 に 続く