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整備手帳  尾崎 剛と北海道の四季とオートバイ

カワサキ650RS W3のスカイブルーは
故郷・四国の夏の空色
いつまでも、19歳の夏を忘れないように

君に心肺蘇生を!キャブレター分解掃除から火入れまで。 ☆650RS W3

2015年05月09日 | カワサキ 650RS W3
不動、書類なし、鍵なし
屋外放置朽ち果て系スクラップ。

部品取り車だけど、
無性に、もう一度、命を吹き込みたくなってしまいました。

火を灯せ!

蘇れ!650RS!

昨日、大変な苦労をして中身を分解掃除したキャブレターを再び組み入れて、
ついに新鮮なガソリンを流し込みました。

まるで点滴です。

エンジンオイルを交換。
オイルパンの底には泥状のものが滞留してました。
オイルパンなどの中に落ち込んだ液体ガスケットのカスを取り除くのに時間と労力を消耗。よく見ると、あちこちに液体ガスケットが使用されています。これから先はカバーなどを外すたびに30年以上前のものらしい残留ガスケットを削り取らなければなりません。(泣)

クラッチオイルを交換。
予想に反して汚れも劣化もない透明で良質なオイルが排出されてきました。
倉庫の奥に眠っていたトヨタディーゼル用10W-30鉱物油が丁度良い粘度でしたのでクラッチオイルに使用しました。(雑)

ポイント接点を水平に、いつもよりも丁寧に磨きました。
なんとブレーカーボックスにガスケットが付いていません!

しかし、中はとても綺麗でした。ガバナーもカッチリしていてゴムの劣化もなく新車みたいでした。

エンジンを始動してみます。

スターティングフルードを、キャブレターを通して燃焼ルームに2秒弱吹き込みます。

半キック2発。
ドゥルン!

あっさり掛かった!

しかし、片肺でした。(しょんぼり)

左は昨日、力強い火花を確認していましたから、新鮮なガソリンさえあればエンジンは復活するだろうと思っていましたが、
右も、たぶん大丈夫だろうとタカをくくってしまい、確認を怠ったのでした。

改めて確認して見ると
やはり、火花が飛んでいません。

プラグコードは割れていましたが、原因はコレじゃないようです。

交換してもダメでした。

あの手この手を試します。
ビビビビッときたらいいんだけど、ビリッともきません。(落)


右エンジンは、コンデンサーか、イグニッションコイルが死んでいるように思います。
イグニッションコイルにテスターを当てると、一応通電しますから、コンデンサーかな?
続きは明日。あらためて原因を探ってみようと思います。

火花さえ飛べば、きっと生き返ります!


それにしても…。

実働車ではなく、
部品取り車の整備に沈没するなんて。

僕はいったい何をやっているんでしょうか…。

続きはまた後日。

☆追記
原因はイグニッションコイルでした。
コンデンサーは左右を入れ替えても元気そのもの。
見た目はショボイのに、40年前の電子部品なかなかやります。