●方法俳句0283・比喩(直喩)=やうに07・鴇田智哉01・2016-06-16(木)
○「目を洗ふやうに水母を洗ふなり」(鴇田智哉01)
○季語(水母・夏) 「めをあらふやうにくらげをあらふなり」【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえお・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:くらげのように半透明な生物を洗うときは、自らのまなこを洗うように(もっとよく見えるようにぱしゃぱしゃと)洗います。「やうに」という比喩がそのまま俳句の方法となっています。
●鴇田智哉(ときたともや)
○好きな一句「雷の来さうな石を拾ふなり」02
○季語(雷・夏) 「かみなりのきさうないしをひろふなり」(「俳句研究200511」より引用)
【Profile】:1969年、千葉県木更津出身。上智大学文学部哲学科卒業後、東洋大学大学院仏教学博士前期修了。1991年「魚座」入会。今井杏太郎に師事。1998年「魚座」新人賞。2001年第16回俳句研究賞、「こゑふたつ」にて2005年第29回俳人協会新人賞受賞。「凧と円柱」にて第6回→田中裕明賞受賞。「魚座」終刊後、2007年「雲」入会。編集長。後、無所属。「オルガン」同人。
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