○五感俳句534・嗅覚111・漣波瑠斗01・2021-06-07(月)
○「茴香の細々として芳しく」(漣波瑠斗01)
○季語(茴香・仲夏)(「俳句201906」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:芳しい芳香を放つ茴香(ういきょう)の花。その強い香りは料理のみならず芳香剤にも使われるという。なにしろ「香」という文字をその名に含んでいる花だ。そんな季語を発掘して見事な一物俳句を仕立てた。
○漣波瑠斗(さざなみはると)
○好きな一句「手水舎の小さき雪の落ちにけり」02
○季語(雪・晩冬)(「俳句201906」より引用)※手水舎(ちょうずや・ちょうずしゃ・てみずや・てみずしゃ):参拝者が身を浄めるために手水を使う施設のこと。水盤舎(すいばんしゃ)、御水屋(おみずや)とも呼ばれる。
【Profile】:1992年生まれ。鹿児島県の「天日」へ投句し俳句を始める。2018年「童子(どうじ)」(→辻桃子主宰)に入会。東北の若手による俳句雑誌「むじな」に2017年の創刊以来参加。
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