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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

■五感俳句513「無音界となりし路地奥雪いちづ」(鈴木飛鳥女)

2021-01-13 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句513・聴覚123無音2・鈴木飛鳥女01・2021-01-13(水)
○「無音界となりし路地奥雪いちづ」(鈴木飛鳥女01)
○季語(雪・晩冬)(「俳句界201303別冊「平成名句大鑑」」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:ただひたすらに降る雪。厚く白色に埋もれた細い路地の奥。すべての音は雪に吸われて無響音の世界となっている。


鈴木飛鳥女(すずきあすかじょ)(1927~2013)
○好きな一句「初東風を躱して嘴太烏まだ翔たず」02
○季語(初東風・新年)(「俳句季語一覧ナビ>ハシブトガラスを使用した俳句」より引用)※「初東風(はつごち)」:新年になってはじめて吹く東風。「躱す(かはす)」:身をひるがえしてさける。「嘴太烏(はしぶとからす)」は「からす」と読ませるか。

【Profile】:愛知県名古屋市出身。夫の薄多久雄創刊の俳句結社「日輪」俳句会の3代目主宰(2代目主宰:→加藤水万)。


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