●特集俳句346・傾く俳句5・戸川克巳1・2017-9-1(金)
○「いづれにも命傾く九月かな」(『雁仰ぐ』1988)(戸川克巳1)
○季語(九月・秋)【→特集俳句-索引1・索引2・検索3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「いづれにも」とは、どの方向にもという意味でしょうか。現生にも来世にも命はたやすく傾きます。今回の「好きな一句」も傾く俳句です。
●戸川克巳(とがわかつみ)
○好きな一句「いぬふぐり天水甕の水斜め」2
○季語(いぬふぐり・春)(「俳句201406」より引用)
【Profile】:1938年、岐阜県出身、広島県在住。「梟」(→矢島渚男主宰)同人。
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