●色彩俳句410・うすむらさき1・上野さち子3・2018-12-19(水)
○「天空のうすむらさきを鶴舞へり」(→上野さち子3)
○季語(鶴・三冬)(「名句鑑賞辞典(角川書店2000)」より引用)【→色彩俳句-索引1・索引2・索引3・索引4 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:「薄紫色」。英語ではLilac。ライラックの花の色が由来である。「和の色」で最も近いのは「→浅紫」。掲句は「うすむらさき」に暮れ始めた夕空であろうか。
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■Pickup「鶴(三冬)」8句(20181219)
01「高熱の鶴青空に漂へり」(日野草城 )(『人生の午後』1953)(好きな一句)
02「鶴のこゑ空のまほらにひびくなり」(橋本鶏二)(好きな一句)
03「空といふ自由鶴舞ひやまざるは」(稲畑汀子)(『汀子第二句集』1981)(好きな一句)
04「鶴二百三百五百戦争へ」(曾根毅)(『花修』2015)(方法俳句308数詞効果18)
05「天上に瀧見しことや鶴の鬱」(閒村俊一)(『鶴の鬱』2007)(好きな一句)
06「鶴思ふ背面跳びの頂点で」(石母田星人)(『濫觴』2004)(次元俳句407頂点1)
07「真昼間の平均台を鶴の影」(石母田星人)(好きな一句)
08「天空のうすむらさきを鶴舞へり」(上野さち子)↑
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