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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■五感俳句623「氷噛む力残して病みにけり」(斎藤日出於)

2023-06-05 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句623・第六感5力3・斎藤日出於01・2023-06-05(月)
○「氷噛む力残して病みにけり」(斎藤日出於01)
○季語(氷・三夏)(「→澁柿園俳句会-鈴之介日記」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4索引5【→俳人一覧(いいいたうえくけこすせそちつてとにぬねのはひへほみむめもゆ~)】【俳句結社索引

【鑑賞】:「力残して」ということは「力しか残っていない」ともとれる。氷を噛む力しか残っていない病床の症状。しかしそれは治癒へ向けての大きな力でもある。


斎藤日出於(さいとうひでお)(1923-1979)
○好きな一句「勝鶏のまだ眼の険し夕椿」(『夕椿』1981)02
○季語(夕椿・三春)(「→斎藤日出於」より引用)

【Profile】:青森県弘前市出身。1958年頃から句作を始める。闘病に苦しみながら、句誌「草苑」などで活躍し、1975年6月「渋柿(のち渋柿園じゅうしえん)」を創刊し主宰した。

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