俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■次元俳句524「後ろより水のささやき座禪草」(堤高嶺)

2021-04-02 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句524・背後(空間)14・堤高嶺01・2021-04-02(金)
○「後ろより水のささやき座禪草」(堤高嶺01)
○季語(座禪草・晩春)(「→現代俳句データベース」より引用)【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:次元の「背後」第14弾。そもそも「次元・背後」に注目したのは「→とつぷりと後暮れゐし焚火かな」(松本たかし)あたりからだった。「背後」をはじめとして「後ろ」「背を向ける」「振り向く」などの語句が入る。掲句は春水の流れる音がともなう背後である。


堤高嶺(つつみたかね)(1929~2014)
○好きな一句「猫の鳴く物かげの雪寒に入る」02
○季語(寒に入る・晩冬)(「『俳人年鑑』2004年版」より引用)

【Profile】:山梨県出身。甲府市にて「裸子」を主宰した。毎日新聞山梨面「文園」前俳句選者。

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