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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
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俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

■次元俳句525「花落つる池の流れをせきとめて」(「愛宕百韻」)(里村紹巴)

2021-04-04 04:56:00 | 次元俳句

○次元俳句525・落下(空間)4・里村紹巴01・2021-04-04(日)
○「花落つる池の流れをせきとめて」(「愛宕百韻」)(里村紹巴01)
○季語(花・晩春)(「→Wikipedia」より引用)※天正10年(1582年)5月、明智光秀が山城国愛宕山威徳院で巻いた連歌百韻。直後に本能寺の変が起こる。【→次元俳句-索引1索引2索引3索引4索引5 →俳人一覧(うえくけこすせそてとにぬねのはひふへほみむめもゆ~)】

【鑑賞】:安土桃山時代の連歌師の句。明智光秀が巻いた連歌「愛宕百韻」中の句。光秀の発句「ときは今あめが下しる五月かな」を受けた句であるという。句意の背景は別に置く。花筏が流れを堰き止めるほどに落花が極まっている情景。440年を経ても桜の景色は変わらない。現代では弘前公園外濠の桜の絨毯が有名である。


里村紹巴(さとむらじょうは)(1525~1602)
○好きな一句「たたく戸の答へ程ふる袖の露」(同上)02
○季語(露・三秋)(「→愛宕百韻全文」より引用)

【Profile】:安土桃山時代の連歌師。連歌界の第一人者となり多数の武将とも交流を持つ。明智光秀が行った「愛宕百韻」に参加したことは有名。文禄4(1595)年、豊臣秀次の事件に連座、のちに許されたが失意のうちに没した。

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