俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五体俳句519・指20・福神規子03・2021-02-23(火)
○「蕗の薹摘みたる指を雪で拭き」(『人は旅人』2014)(→福神規子04)
○季語(蕗の薹・初春)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:雪間から顔を出した蕗の薹を摘んで土に汚れた手指。その土の汚れを雪で落とす。
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■Pickup「春の指俳句」11句(2021-02-23)
01「春昼の指とどまれば琴も止む」(野澤節子)(五体35指3)
02「指組めば指が湿りぬ桜草」(鈴木鷹夫)(五感75湿感2)
03「春の闇指で突いて入るべし」(関根誠子)(方法215抽象の物質化6)
04「穀雨なる決断の指開きつつ」(松田ひろむ)(五体223指11)
05「中指をくわえて少女かぎろえり」(九堂夜想)(五体271中指1)
06「草餅の指何本かねばりをる」(加藤かな文)(五感324触覚18)
07「スイッチを探す指先春の闇」(鈴木淑子)(五体325指先2)
08「火を焚きて指さびしがる春祭」(十亀わら)(五体367指15)
09「春塵の机上に指の恨み言」(山本鬼之介)(特集376家具俳句)
10「黄砂降る小指に情けほどの爪」(中山奈々)(五体425小指2)
11「蕗の薹摘みたる指を雪で拭き」(福神規子)↑