俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○五感俳句0324・触覚018=粘り・加藤かな文01・2017-03-27(月)
○「草餅の指何本かねばりをる」(加藤かな文01)
○季語(草餅・春) 「くさもちのゆびなんぼんかねばりをる」(「俳句200704」より引用)【→五感俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:触覚の結果としての粘り気。「何本か」とは、おそらく利き手の親指・人差指・中指の三本の指。粘りとともに草餅の香付き。
●加藤かな文(かとうかなぶん)
○好きな一句「離れゆく満月迅し猫柳」02
○季語(猫柳・春) 「はなれゆくまんげつはやしねこやなぎ」(「俳句201205」より引用)
【Profile】:1961年愛知県出身。1993年、「槐」入会。→岡井省二・→児玉輝代に師事。1997年、第6回槐賞受賞。2001年、「槐」退会、児玉輝代らと「家」を創刊し、編集発行人。2010年、第1句集『家』により第33回俳人協会新人賞受賞。俳人協会会員、日本文藝家協会会員。