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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●五体俳句425・小指2・中山奈々1・2019-04-02(火)

2019-04-02 04:56:00 | 五体俳句

○五体俳句425・小指2・中山奈々1・2019-04-02(火)
○「黄砂降る小指に情けほどの爪」(中山奈々1)
○季語(黄砂降る・三春)(「俳句201706」より引用)【→五体俳句-索引1索引2索引3 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:この小指とは、おそらく手ではなく足の小指であろう。手の小指の爪も十分に小さいが、足の小指の爪はもはや退化寸前である。ここまで長い時間、纏足によっていじめられて来た。澱んだ空の下で、お情けでかろうじて残った爪を切っている。

 

○中山奈々(なかやまなな)
○好きな一句「恋猫や逢ふ前日に投函す」2
○季語(恋猫・仲春)(引用同上)

【Profile】:1986年大阪府出身。俳句甲子園をきっかけに高2より作句。2003年「百鳥」(→大串章主宰)入会、2011年同人。2013年「」(→島田牙城代表)入会、同人。


中山奈々掲載句
03ががんぼや大正といふ時代あり(ががんぼ・三夏)〈特集623・元号俳句1-7大正1〉2023/6/9

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