俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。
◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
○方法俳句516・直喩114(ばかりの2)・畠山弘01・2021-01-31(日)
○「すれちがうばかりの雪女でありぬ」(畠山弘01)
○季語(雪女・晩冬)(「『俳人年鑑』2004年版」より引用)【→方法俳句-索引1・索引2・索引3・索引4・索引5 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・か・き・くけこ・さ・し・すせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や・ゆ~)】
【鑑賞】:この「雪女」は「他人」と言い換えることもできそうだ。たとえば乗り換え口から流れる都会の朝の通勤ラッシュの情景。もはや着ぶくれた人間の群れは皆「雪女」だ。ただし丸一年以上前の冬の風景である。
○畠山弘(はたけやまひろし)
○好きな一句「羽の国の酔いどれ舟のしぐれおり」02
○季語(しぐれ・初冬)(引用同上)※「羽の国」:出羽。羽州(羽前・羽後)。山形県・北東部を除く秋田県。
【Profile】:1929年山形県出身。鶴岡市にて俳句雑誌「爐(ろ)」主宰。1986年度高山樗牛賞受賞 。
↓
■Pickup「雪女と諧謔性」5句(2021-01-31)
01「生国で逢いたしと言う雪女」(鈴木光彦)(好きな一句)
02「雪女三人で来る一人で来い」(宮崎斗士)(好きな一句)
03「天敵はあたたかな雨雪女郎」(透次)(挿絵俳句)
04「雪女にはオロナイン○か×か」(塩見恵介)(方法363諧謔2)
05「すれちがうばかりの雪女でありぬ」(畠山弘)(方法516直喩114)↑