俳句の箱庭 top

お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

○五感俳句492「ころがりて冬瓜ちよつと重くなる」(山本千代子)

2020-08-17 04:56:00 | 五感俳句

○五感俳句492・質感64重31・山本千代子01・2020-08-17(月)
○「ころがりて冬瓜ちよつと重くなる」(山本千代子01)
○季語(冬瓜・初秋)(「俳句四季201610」より引用)【→五感俳句-索引1索引2索引3索引4 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのふへむめも)】

【鑑賞】:「ころがりて」は、動きではなく状態に方に意味の重点が置かれている。動きを失って静止した冬瓜が質量を増したように感じたのである。


山本千代子(やまもとちよこ)
○好きな一句「裏窓にひねり出しある干布団」02
○季語(干布団・晩冬)(引用同上)

【Profile】:1939年福井県出身。1983年「」「寒雷」に入会して→田川飛旅子、→加藤楸邨に師事。1999年「陸」編集長。2002年第2回陸賞受賞。2004年第24回現代俳句評論賞受賞。2008年「雲云」創刊。2013年全国俳誌協会第4回編集賞特別賞受賞。

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