俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句450・肱6・坂本朱拙01・2019-09-24(火)
○「網打の肱なげちらす月夜かな」(『星会集』1709)(坂本朱拙01)
○季語(月夜・三秋)(「くらしの暦(暦アプリ)」より引用)【→五体俳句-索引1・索引2・索引3 →俳人一覧(あ・い・うえ・お・かき・くけこ・さ・しすせそ・た・ちつてと・な・にぬねの・はひ・ふへほ・ま・みむめも・や~)】
【鑑賞】:実際には「網」を投げ散らすのですが、「肱」を投げ散らすと表現しました。大きな肱の動きが見えるようです。五体の「肱」俳句ですが、見事な「語句すり替え俳句」であります。
●坂本朱拙(さかもとしゅせつ)(1653~1733)
○好きな一句「陽炎の土くさき身も日暮哉」02
○季語(陽炎・三春)(→「坂本朱拙俳人」より引用)
【Profile】:豊後国(大分)生まれ。医者。漢詩もよくしたという。九州を来訪した→広瀬惟然(元禄8年)、→各務支考(元禄11年)、→志太野坡(元禄15年)などの蕉門俳人によって蕉風を知り、九州蕉門の有力者となった。