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お気入俳人の俳句鑑賞します。
多側面から俳句を分類します。
俳句付きイラストを描きます。

俳句の箱庭

「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次) ◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。 ◯各俳人の情報は書籍・ネット他で一般に公開されたものから得ています。各俳人の情報は最新でない場合があります。各俳人の敬称略させていただきます。Tweet句については作者の承諾を得ていませんが、営利目的の要素はありませんのでご了承ください。 ◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次

●方法俳句429・不明27・岩永佐保1・2019-05-01(水)

2019-05-01 04:56:00 | 方法俳句

●方法俳句429・不明27・岩永佐保1・2019-05-01(水)
○「紐の端持たされてをり新社員」(岩永佐保1)
○季語(新社員・晩春)(「俳句201402」より引用)【→方法俳句-索引1索引2索引3索引4 →俳人一覧(うえかきくけこしすせそちつてとにぬねのはひふへほみむめもや~)】

【鑑賞】:何の紐であるか、何のための紐であるかは不明である。不器用ではあるが初々しい新社員。ともあれ令和最初の新入社員の初仕事である。

 

●岩永佐保(いわながさほ)
○好きな一句「かひやぐら犬の頸輪が砂にある」(『海響』1991)2
○季語(かひやぐら・晩春)(「俳句201705」より引用)※貝櫓(カイヤグラ):蜃気楼(しんきろう)のこと。貝楼。

【Profile】:1941年福岡県出身、神奈川県在住。→藤田湘子の「」に拠る。

■Pickup「紐」の俳句8句(20190501)

01花衣ぬぐやまつはるいろいろ」(杉田久女)(『杉田久女句集』1952)(花衣・晩春)(好きな一句)
02独楽飛ぶや棒のごとくに走り」(河野南畦)(『試走車』1983)(独楽・新年)(好きな一句)
03歳晩や栞のの鬱金色」(井上康明)(『四方』2000)(歳晩・暮)(色彩俳句207鬱金色1)
04靴の締むるにうつぼ草群るる」(浦野芳南)(うつぼ草・仲夏)(好きな一句)
05布団まで垂らす引き消灯す」(塚原哲 )(布団・晩冬)(好きな一句)
06蝌蚪のくらりくらりと影もちて」(清水和代)(『風の律』2014)(蝌蚪・晩春)(好きな一句)
07一年をで括りて大掃除」( 田丸千種)(『ブルーノート』2017)(大掃除・暮)(方法俳句411語句すり替え3)
08「の端持たされてをり新社員」(岩永佐保)(新社員・晩春)↑

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