俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句088・味覚010・河野南畦・2012-07-30
○「顔ふつて水のうまさの山清水」(河野南畦01)
季語(山清水・夏)
「味覚」第10弾は水の味。山の清水を手で掬って飲みました。顏を振って驚くほどの水の美味しさでした。ついでに声を出して唸っているかも知れません。
○河野南畦(こうのなんけい)(1913~1995)
代表句「独楽飛ぶや棒のごとくに紐走り」02
季語(独楽・新年)
東京品川出身。原籍は鹿児島。南畦の号は西郷南洲に因む。1935年、→大須賀乙字系の「獺祭」入会、吉田冬葉に師事した。1946年、「あざみ」創刊主宰。浪漫俳句を標榜、硬質・高度の抒情を主唱した。→大須賀乙字研究家としても知られる。没後「あざみ」は→河野多希女が主宰。
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河野南畦掲載句
2013/01/21 03大寒の船笛聴きし地下酒場(大寒・冬)〈五感・聴覚〉