俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●方法俳句0216・オノマトペ026・八木三日女01・2015-03-05(木)
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○「しひらしひらクローバよりも白き幸」(『紅茸』1956)(八木三日女01)
季語(クローバ・春) 「しひらしひらくろーばよりもしろきさち」(「高度な抒情・八木三日女の処女句集『紅茸』」より引用http://banyahaiku.at.webry.info/200612/article_11.html)
【鑑賞】:クローバの葉は緑色ですが、白詰草なら白ですね。「しひらしひら」という不思議なオノマトペがいい雰囲気です。白詰草で王冠を作りながら歌いたいような気分。
○八木三日女(やぎみかじょ)(1924~2014)
●好きな一句「赤い地図なお鮮血の絹を裂く」(『赤い地図』1963)02
季語(無季) 「あかいちずなおせんけつのきぬをさく」
【Profile】:大阪市堺市で眼科医を開業。作句を→平畑静塔、→西東三鬼に学ぶ。→鈴木六林男、→金子兜太、→赤尾兜子など句作を通じて交遊関係を持つ。俳誌「花」を主宰。