俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五体俳句0218・肘02・貴志沾洲01・2015-03-17(火)
【→五体俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「梅が香や南吹く夜の肘枕」(『絵具皿』1735)(貴志沾洲01)
季語(梅・春) 「うめがかやみなみふくよのひじまくら」(「日本名句集成(學燈社1991)」より引用)
【鑑賞】:しばらくは寒の戻りが続いておりましたが、今日は暖かい南風が吹く一日になりました。畳の上で肱枕で寝転んでいると夜風に乗って梅の香が漂ってきます。風流でございます。
○貴志沾洲(きしせんしゅう)(1671~1741)
●好きな一句「梅咲いて朝寝の家となりにけり」(『友あぐら』1735)02
季語(梅・春) 「うめさいてあさねのいえとなりにけり」
【Profile】:近江膳所の人か。1696(元禄9)年、沾徳に入門。→其角没後の江戸俳壇の諸派を沾徳傘下に糾合し、師没後は自らその地位を継承、江戸の点者組合を組織。(引用同上)