俳句の箱庭
「箱庭へ風の粒子の粗く吹く」(透次)
◯浮かんだときが作るとき。作ることに無理はしないように。
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◯「俳句の箱庭」ヽ(^ι_^)ゞノ♪透次
●五感俳句0217・嗅覚040・永瀬十悟01・2015-03-11(水)
【→五感俳句-索引 →俳人一覧(あ・か・さ・た・な・は・ま・や)】
○「大なゐの後の春泥生臭し」(『ふくしま』50句)(永瀬十悟01)
季語(春泥) 「おおなゐののちのしゅんでいなまぐさし」(「俳句」201201)
【黙祷】:「地震なゐ」は春の季語に数えられているようですが、この国の地震には季など無関係。4年前の春泥の生臭い記憶はまだ消えることはありません。
○永瀬十悟(ながせとうご)
●好きな一句「牛虻よ牛の泪を知つてゐるか」(『同上』)02
季語(牛虻・春) 「うしあぶようしのなみだをしつてゐるか」
【Profile】:1953年福島県須賀川市出身。20代から俳句を始め、1988年より俳句同人誌「桔槹」(きっこう・森川光郎代表)同人。2003年第56回福島県文学賞正賞、2004年第10回桔槹賞、「ふくしま」により第57回角川俳句賞受賞。「桔槹」所属。俳人協会会員。